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供給網デジタル化を支援

 調達業務のデジタル化を後押しするスタートアップのサービスが相次ぐ、安定的なサプライチェーン(供給網)の構築に苦心する製造業を支援、主要顧客として完成車メーカーやティア1(1次下請け)を想定

 ティア2以下には製造設備や1分あたり生産量などを登録してもらう仕組みも検討、材料高の影響を緩和するため、加工方法の変更や生産工程の見直しといったカイゼン活動に共同で取り組めるようにする
(日本経済新聞より)

 こういうシステムは、発注側企業の利便性が優先され、それで管理される下請け企業が割りを食うことになる。下請け企業にとってシステムに対応するのはたいへんで、「共同でのカイゼン活動でwin-win」までには、超えなければならないハードルがたくさんある。このシステムに対応できない下請け企業とは取引しない、とか言い出しそうだし。

 これまで日本の製造業を支えてきたのは町工場であり、今でもその技術力には目を見張るものがある。加工方法や生産工程は、コアコンピタンスだからね。

 システムを買ってくれるのは発注側企業だけれど、下請け企業もシステムを使用する顧客だということを忘れずに、システムを開発していただきたいものだ。


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