クチコミ @病院選び
行きつけの病院のweb予約をとるために検索しただけなのに、ページの右側にGoogleマップの検索結果が表示されて、そこにはなぜか「Googleのクチコミ」というメニューがついている。メニューが出てきた以上はやはり覗いてみたくなってつい覗いてしまう。ポジティブなコメントはともかく、すごくネガティブなコメントまでも目にすることになる。
長年通院しているので先生のことはよくわかっているから生々しい。
先生も人間なので、お疲れっぽいときにはちょっとぐらいは言葉や態度も粗雑になることがある。診察が終わるまでにちょっとだけムッとさせられたことぐらいはある。生身の人間なんだから。仕事とはいえ1日に何十人もの人と向き合わなくてはならないことのストレスは十分に想像できる。
そのクリニックのGoogle上での評価は3.2だった。
いや、評価が4以上あってもいいぐらいにいい先生だと思っている。
中にはひどい医師もいるけどね
いやな思いをしたことは何度かある。
そもそも、医師という方たちとの意思疎通はあまり得意でないんだ。
40歳後半ぐらいのときだか、いやな頭痛に見舞われたのでネットで調べて高性能の脳MRIが自慢だという病院に行ったことがある。
検査前の回にはいろいろ書かなければならなかった(強い磁場の中に晒される関係で、金属の歯の詰め物とかイレズミとかが問題になるってことは、この検査のときにはじめて知ったっけ。私には金歯もイレズミもない)。
育ちと仕事のストレスのせいで、頓服の抗不安剤に長年助けてもらっている。閉所恐怖症の人がパニックを起こす可能性があるという話があったので、閉所恐怖症ではないのだけど一応抗不安剤を服用していることを申告した。
検査時に奥のほうで(おそらくスタッフとの間のやりとりだったのだろうけれど)医師が私のことを〝精神の人〟と呼んでいるのが聞こえた。
最初は意味がわからなかったが、三度ぐらい〝精神の人〟と連呼しながら検査手順をパーテーションのむこうで打ち合わせていたので、彼の言っている患者が私のことだと確信した。
〝精神の人〟には幸い異常は認められず、頭痛のほうも痛み止めをときどき飲んでいるうちに治った。まあ二度と行かないだろうな。ものすご〜くイヤな気分になったし。
Google上の評価は、奇遇にも最初に書いた病院と同じ3.2だった。
以上はあくまで経験した例のひとつにすぎない。もっとイヤな経験をしたり、変ないいがかりをつけられたり。明らかにヤブ医者って人にも遭遇している。
まあそれはそれとして…政治家と医師、この2つの職種に携わる方々には
キレたり粗雑な言葉を使わないでいただきたいと切にお願いしたい。
かえって新しい病院に行きづらくなってしまった
最近、こういうニュースを目にした。
まあそうだろうな。反論するとなるとその口コミを書いた患者を特定し、さらにはグーグルに開示しなければならなくなる。プライバシーの問題もあるだろう。
その一方で悪い口コミを流しているのが「半分以上は同業者」という説もあるみたい(リンクはAbemaニュースという動画です)。薄々そうだろうなとは思ってたけど、いやもう何を信じればいいのだか(苦笑)。
あくまで個人的な感想なのだけど、私がおおむね〝かかりつけ医〟として利用している病院の評価は3.0をほんのちょっと上回るぐらいだと思う。以下はあくまで私の場合にすぎないので、そこんとこだけはよろしく。
耳鼻咽喉科 3.2(クチコミ約20件)
糖尿外来 3.4(クチコミ約20件)
心療内科 3.2(クチコミ約40件)
歯科 4.9(クチコミ10件未満)
整形外科 3.4(クチコミ約20件)
歯科はかなり昔からやっている先生。いまや歯科は、近所には雨後の筍のように乱立してしまっているのだが、私は越してきたときからずっとここの先生。無口で口下手っぽいけれど、ここで作ったブリッジは十年ほどにわたって何の異常も出ていない(実家の母親がかつて、ブリッジの不具合が絶えなくて愚痴ってばかりいたから心配していたのだ)。
口コミが少ないのはやはり、古い病院ゆえ常連がご年配中心だからだろう。
歯科以外の4つの病院は、いずれも10年以内に新規開業された病院だ。
ライバルにあたる病院が近隣に点在している中だけど、私としては信頼できる先生ばかりだ。耳鼻科は最初通ってたところから同じ市内で変えた。心療内科は市内の病院予約がとれなかったりでけっこう探したが、5年以上にわたってお世話になっている。整形外科と糖尿外来は近所だからという理由で行ってみて、良かったからそのままお願いしている。心療内科以外はコロナ禍以後ご無沙汰してるけど。
少々興味深かったのは、老舗の病院の口コミが極端に少なくて、新しい病院ほど口コミが多かったこと。私の地域では、特に歯科に関してその傾向が強かった。
ちょっと心配している歯科問題。コロナ前以来長らく診ていただいておらず、かつ先生もそれなりにご高齢になりつつある。行き場を失ったらどうすればいいのだろうかと。歯科と散髪だけは行きつけ以外なかなか行きづらい。
「同業者」が足を引っ張った結果も織り込まれている
Googleだったら多くの人は、複数のアカウントを持っていることだろう。
裏垢(裏アカウント)で営業妨害なんて考えたくもないんだけど、Twitter(現X)のやりとりなどから察するに、そういうことを平気でやりそうな人はかなりいるように思えてしまう。とりわけ近隣に極端な口コミを擁する同業があれば、何かあるんじゃないかなと勘繰ってしまう。
それでもどうしても、不意に病院にかからなければならなくなったときには情報収集が必要になる。眼科に関しては、これまで行ってみた3件ほどがいまだしっくりこず、まだ探している最中といったところ。
私は医師ではないけれど、ことあるごとにお節介にも私の評判を下げてくれるのは、相手にしている〝お客さん〟ではなく横並びの同僚だったりする。
もし私が現在の本業から離れるまでnote上にいられたら、こっち系のネタには本当に事欠かない。でも現在お世話になっている会社だけは、何がなんでも円満にお別れしたい(立場は正社員ではないのだけど)という気持ちでやっているので、まだしばらくは本業界隈の話はできない。すまない。
口コミに関しては…それがよほど極端な数字でなければ大丈夫だろうと。
あとは相性だね。こればかりは感じ方も一人ひとり違うだろうから。
まあ…主治医は持っておいたほうがいいかな。私のように50歳を超えたものとしては、なおさら避けて通れないところがあると思う。
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