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Slackの謎絵文字「ほっこり棒」は、愛に満ち溢れた存在だった

おはようございます。

朝活の師匠から伝授された、TIPS「朝、起きたらすぐに一杯の水を飲もう。」

いつの間にか、流れるように水を飲んでいる自分に気づきました。

習慣は、平均66日の繰り返しによって作られるのだそう。

noteの発信もこのペースで続けていけるかなあ。

今日は、前2回に引き続き、第三弾の完結編、Slackの絵文字について書いてみようと思います。

①Slackの絵文字機能、どのように使っていますか?

Slackでは、メッセージの表現を豊かにするための絵文字が多数用意されています。メッセージで絵文字を入力するには、ボックス右端のアイコンをクリックします。すると、絵文字の選択画面が表示されるので、ここから任意の絵文字を選択してメッセージに入力します。


例えば、メッセージ見ました「いいね」、共感します「ハート」、完了しました「スマイル」、など、ある程度ルールを決めて使う。

あるいは、絵文字を使ったアンケートを取ることも可能です。(例:今日のランチアンケート!タイ料理を食べたい人は「炎」、インドカレーは「象」、ラーメンは「ラーメン」を12:30まで入力してね♪)

②Slackの絵文字はオリジナルを作ってこそ世界観を楽しめる

ワークスペースのカスタマイズ(Slackウェブサイト)から、任意の絵文字を追加することもできます。

手順は以下。

カスタム絵文字を追加するーSlack

追加する絵文字は、ネットから拾ってくるだけでなく、オリジナルの絵文字を作成し、自由に登録できます。

メンバーの名前や、コミュニティ内の合言葉などを絵文字にしている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

だんだんオリジナル絵文字が多くなっていき、その分コミュニティ内の親交も深まっていく。この人に対しては、いつもこの絵文字を使う。

本文では真面目でも、絵文字だけをスラングのようにしてお遊び要素を取り入れることで、少ないスペースでもコミュニティの世界観が現れてくることになります。

A:絵文字ジェネレーター

私が一番多用している絵文字作成ツールです。

絵文字、というよりも文字画像、というほうが適切かもしれませんが、本当に便利です。

B:MEGAMOJI

画像を絵文字にするなら、絶対に外せません。

C:Slack Emoji Generator

フォントを比較してダウンロードできるのでこちらも便利。

③Dusty stickの存在が気になって仕方がない・・・

カスタム絵文字を眺めていると、明らかに私が追加していない絵文字が並んでいるのに気づきました。

中でも際立つのが「dusty_stick」。

日本語では「毛ハタキ」と書かれています。

以下、カスタム絵文字に仕様で追加されている絵文字です。

気になりすぎて調べていたら、VICEの記事(The 'Dusty Stick' Is the Best Slack Emoji That Nobody Uses)にたどり着きました。

The dusty stick was borne out of Glitch, a browser-based game Slack built when it was still known as Tiny Speck. The stick was an item you could use in this game. 
Namely: A special gift to commemorate the Great Item Loss of early 2012. Build up the power of your stick throughout the day. When ready, release it in order to spread happiness to all those around you.(引用元

dusty_stickは、まだTiny Speckと呼ばれていた頃にSlackが作ったブラウザゲーム「Glitch」から生まれたのだそうです。このゲーム内で使えるアイテムがその名も「ほっこり棒」(毛ハタキ)。

「2012年初頭の大アイテムロスを記念した特別なプレゼント。1日を通してスティックの力を蓄えよう。準備ができたらスティックを放って、周りの人に幸せを広めよう。」

絵文字に並んでいるポップな色づかいの絵文字たちに比べて、埃っぽい掃除道具が並んでいます。なんてシュール。

でも、これがブラウザゲームのアイテムの一つだったのだとしたら、腑に落ちます。

それにしても、蓄えられたスティックの力を開放するとき、どのようなことが起こったのでしょうか。謎に満ちています。

④「ほっこり棒」の使い方

No; the dusty stick is not positive. But it's not entirely negative, either. It is a loving, affectionate way to tell someone that you have registered the intentionally idiotic joke they have just made, and you shake your fist at it. You do this out of secondhand shame, but also out of jovial bemusement. It is not the same as the tomato—which is a less-ironic way of telling someone they are being a troll—because there is an element of support attached to it. The dusty stick says to your colleague: "I see what you have done here, you goofball. I acknowledge that it is funny, but it is over-the-top, and it cannot be fully condoned or encouraged. I wag my finger at you, like a grandmother at a mischievous child, and I clear the way for conversation to continue."(引用元

VICEの記事によると、このdusty_stickは完全にネガティブなものでもないようです。

これは、相手が今言った意図的に馬鹿げたジョークに自分が気付いたことを伝えるための愛情と愛情のこもった方法であり、それに向かって拳を振りかざすのです。
これは恥ずかしさから行うのではなく、陽気な愉快さからも行うのです。
これはトマトとは違います(トマトは、相手が荒らしをしていることを皮肉った言い方です)。

「あなたがここで何をしたかわかったよ。私はそれが面白いことは認めるが、それは大げさであり、完全に容認したり奨励したりすることはできない。」

そして、Slackはそんな時に使うための絵文字dusty_stickを用意している。という見解です。

The dusty stick is, apparently, the least-used emoji in Slack's canon; and yet it is the best emoji in that canon. Its convoluted, cryptic history, its tendency to polarize, and—when used correctly—its highly specific ability to signal disdain, support, amusement, and "woof," all at the same time, can be found nowhere else in the emoji lexicon. It is a thing of true, unparalleled beauty.(引用元

dusty_stickは、明らかに、Slackの辞書の中で最も使われていない絵文字です。

それでも、正しく使われた場合には、軽蔑、支持、娯楽、そして「ウーッ」という低いうなり声を同時に表すことができる非常に特殊な語彙は、類まれなる絵文字でしょう。

そこには美しささえ見出されています。

以前、主催者のアンチ層との向き合い方についてまとめたことがありました。

そこでは、中層心理ではつながっているアンチ層が、このままではいけないと忠告をする愛について書きました。

「このままではいけないよ」という意識を持った時、その主張をつらつらと述べるために時間を割く代わりに、dusty_stickをお見舞いするというのが、私からの提案です。

これは、愛のなせる仕打ち。

おわりに

deepl翻訳を使っていたら、突如として現れた「ほっこり棒」という表記が気に入って、dusty_stickのことを「毛ハタキ」ではなく、敢えて「ほっこり棒」と呼んでみることにしました。

朝焼けの時間です。

今日も一日が始まります。

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