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最近みた映画の感想3つ

 SF大作『DUNE』、ホラー映画『キャンディマン』、マーベル新作『エターナルズ』を観たので感想を置く。以下、ネタばれを含む。イヤな人は、そっ閉じしてどうぞ。

DUNE

 タイトルだけは知っており、原作も映像も見たことのない作品だった。予告からは大作の予感。正直にいって、そこまで期待ふくらむ監督でもなかったが、今回の作品をみてドゥニ・ヴィルヌーブ監督のファンになった。感想は、まさしく「そう、これ!これよ!オレらが映画館でみたい映画はこれなんだよ!」に尽きる。

 圧倒的な迫力と映像美によって一大叙事詩を描く様子は、最高of最高だった。それにしても、この作品が「元ネタ」の作品は数知れないのだと理解した。もともとIMAXで観ようと思っていたが、タイミングの問題でDolbyで観た。最高の音響環境たるドルビー劇場で見れたのは良かった。続編にも期待大である。

キャンディマン

 「キャンディマン」は劇場CMのみの情報でホラーということしか知らずに劇場へ。

 さて「キャンディマン」の内容であるが、要約すれば「黒人俳優による和製ホラーからポリコレ・ダークヒーロー爆誕」だった。映像の感覚は、非常に和製ホラーな感じで、これがハリウッドで作られたものとは思えないほどだ。ただポリコレ教訓風味とラストのアメコミ感は、さすがハリウッドといった感じ。エンドクレジットも美しく素晴らしい。過去作品の正統後継作品らしいので、過去作品をきちんと見てみたい。たとえば、最近話題になった『ミッドサマー』よりは遥かにきちんとホラーしていたし、映像も良かった。

エターナルズ

 マーベル「アベンジャーズ」続編ということで、とりあえず視聴。前情報は予告のみだったが、なるほど、そういう意味だったかとのお気持ち。要約すれば「ポリコレ・アベンジャーズによる仏教化ドラゴンボール」である。畏友によれば、キリスト教モチーフも入ってると言われて、たしかに思い起こせばそうだったなと。どうにもキリスト教に関しては、一般の人々と解像度が違うのでパッと見では気付かないことが多い。

 しかし中国を取り込みながら、中国と対決していくマーベル多次元宇宙=ディズニー・フランチャイズの構図、この作品で明確になったと思うが、そのあたり、どうなっていくのか。

 冒頭から「メソポタミア」と書きながら海岸線を描くあたりに失笑したり、その他、雑な設定が目立ったりと気になるところはあるが、とにかく、あのスケールで映像を見せてくれるのは流石マーベルの一言に尽きる。次回作も期待である。

 以上、最近みた映画の話。人口1億を超える国では、現在、日本が一番ワクチン接種率が進んでいるという。また現場の冷温管理の良さが、ワクチン効果を伸ばしているのではないか、という声もある。もしそうだとしたら現場の粘りが、ぼくらの生活を救ってくれたことになる。なれば、救われた一般人の仕事は経済回復だ。そんなわけで、今後も劇場に足を運び、映画を観たい。映画館でしか得られない映像体験があるからだ。

 公開中/公開を控えているものだと以下の作品などは興味深い。

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