『自閉症スペクトラムと親友にうちあけたら縁を切られた話』
親友
私には大学に通っていた時に寮生活で初めて親友ができた。
その子とは、毎日いつも一緒にいた。
家族よりも素でいられて、一緒にいるだけで楽しかった。
おばあちゃんになってもずっと一緒にいたいそう思える友達だった。
大学を中退
私はいろいろあって、大学を中退した。
その後、その親友と会う機会は減った。
でも、二人で遊んだり、私の一人暮らしの家に泊まりに来たりしていた。
付き合いが減ってからだんだんと親友の態度が変わった。
自閉症スペクトラムと告白した
学校を辞め、精神科に行った私は自閉症スペクトラムと診断された。
私は、親友にその事を話した。
多分この時にはもう、親友は少し私から気持ちが離れていたのだと思う。
自閉症スペクトラムの話をしたその日から、友達の態度が一変した。
急に私との関わりが減っていった。
連絡しても返ってこない事が増えた。
親友との別れ
親友は困った時にだけ連絡してくるようになった。
食事を奢ったり、物を代わりに買ったりした。
ある日、親友が一人暮らしの頭金が払えないと相談してきた。
私は、親友がとても大切だった。
だから頭金の分のお金を貸した。
その日から親友との関係は切れた。
連絡はもうとっていない。
お金の切れ目は縁の切れ目
私は、お金なんてどうでもよかった。
返せないならそれでもいい。
あげたってよかった。
それくらい親友には価値があった。
いつまでも一緒に仲良く笑いあっていたかったな。
学校を相談せず中退した事、お金を借りてお互いに気まずくなった事。
いろいろうまくいかなかった事が多かったんだろうなと思う。
今更何が悪かったか考えても戻れない。
だけど、たまに思い出してしまうくらい親友は私にとって大切な存在だったなと思う。
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