シュマリ。
始まりの二人。
昨夜の打ち上げから一夜明け、制作部のあお兄と若奈、そしてキャストのタカラさん勝又さんを朝一で空港まで送り届け
またいつもの二人に戻りました。
相方、彰夫とたった二人。
始まりはいつもこいつとやるのが機動力があっていい。
僕達が向かった先は
『朱鞠内湖』
今日から僕たちは、長編映画『朱鞠』に向けて本格始動なのです。
北上するにつれ一気に雨模様となり、山々には濃霧が立ち込めてきました。
とても、とても、『朱鞠』っぽい空模様。
これぞ『朱鞠』って感じがして、僕的には
「待ってたぞ」
と言われている気がしてならなかった。
今日という日は、『朱鞠』において、
「最も重要な一日」
と言っても過言ではない日でした。
朱鞠内湖がある、北海道『幌加内町』の町長と役場の方々との面談の日だったのです。
『莉の対』と違って、『朱鞠』は、タイトルに思いっきり固有名詞が入り込んでいる。そして、町の許可無くしては撮影が不可能な作品だ。
そんな事もあり、町との面談はとてもとても重要で
勢いだけではだめで、僕はずっと機を熟すのを待っていました。
奇跡は連続するもので、『莉の対』でお世話になった『占冠村』の村長に幌加内町長をご紹介して頂き、面談が決まりました。
お二人は繋がりの深い仲だったそうで、とんとん拍子にお目通が叶いました。
どんなことを話そうか、と彰夫と二人で車で待機しながら話していると
なんと
雨に濡れながら、キツネが僕たちの目の前までやってきました。
『シュマリ』はアイヌ語で『キツネ』を意味します。
「待ってたよ」
と言わんばかりの顔で迎えにきてくれたんだと、僕はそう思っています🦊
キツネに迎え入れられて馬鹿みたいにテンション上がった僕達は
その勢いで、いざ幌加内町役場へ!!!
熱い想いは100%
だけど、想いだけではなく、現実的なリスクも含め、包み隠す事なくお伝えすることにしました。
いつも通り、直球勝負。
これで断られたら仕方ない。『朱鞠』の案は全て捨てよう。
そのくらいの覚悟でのぞみました。
すると、町長含め、役場の方々も快く僕たちの存在を受け入れて下さり
町の素敵なところや、宿泊ポイント、町の現状など色々とご紹介下さり
映画がこの町にとって受け入れられるものであり、さまざまなサポートの提案までして下さいました。
シナリオを読んで頂くのはまだこれからで、全ての課題はクリアになったわけではありませんが、
初手として、僕たちにとっては200点の大成果となりました!!!
快く町長が写真を撮って下さいました!
初めてお会いするのでビビっていたのですが、めちゃくちゃ優しくて、ユーモアがあって、素敵な町長さんでした。
早速幌加内町でも数箇所ロケハンを済ませ、使用許可も頂くことができ、
前途多難の『朱鞠』が、ようやく扉を開いてくれた気がしました。
今日1日で100段くらい階段を登った気分です。
てなことを書いていたら、ちょうど今フランスの仲間から連絡が入りました。(ロッテルダムで出会った方ね!)
これは、、、、
予感がするよね。
いけるど 笑
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