田中稔彦

俳優をやっています。 時々、映画の監督もやります。 気ままに書いてゆきます。

田中稔彦

俳優をやっています。 時々、映画の監督もやります。 気ままに書いてゆきます。

最近の記事

FOLLOWING。

クリストファーノーラン監督のデビュー作 『FOLLOWING』 を鑑賞。 実は同じくノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』を観る予定が、チケット売り切れで急遽『FOLLOWING』に変更。むしろこっちで良かった。 この『FOLLOWING』は25年前にロッテルダム国際映画祭でタイガーアワードを受賞しました。 つまり、ノーラン監督とデビュー作が同じロッテルダム国際映画祭のグランプリ。というところが恐ろしいよね。 僕はノーラン監督の『インターステラー』という映画の大

    • カッコ良く生きる。

      何そのカッコいい写真!! はこちらです。 僕の2冊目となる写真集のカメラマン、『三浦太輔』さんの写真展がこの度、写真の町・東川町で開催される運びとなりました。 『莉の対』で始まった僕と東川町とのご縁ですが、映画だけにとどまらず、また新たな機会を与えて下さいました。 写真集の撮影ロケ地となった東川町。この町で太輔さんと写真展を開催させて頂くことになりました。 太輔さんがさらに東川町の自然を撮り下ろしたカットも追加され、豊かな写真展になると僕は感じています。写真のセレク

      • おおらかに、元気に。

        24時間のフライトから帰って来てからほぼ寝ずに2日間仕事し続けた自分をドロドロに褒めてあげたい。 やっと今、やらねばならぬことを全部終わらせたぞー!やったー!わっしょーい!どんぶらこーい! 寝るぞーーー!!! なのに無駄に目が冴えてnote書いてる始末 笑 ちょっと前の話だけど。 コロンビアに出発する朝、彰夫に空港まで送迎してもらいました🚗 したら、制作部の二人がその辺りでヒッチハイクしてて。 サプライズでお見送りに来てくれました。 この人らアホやなーと思いな

        • 珍道中。

          今日のnoteはただの珍道記なので、読まなくても良いです! 最後に、僕のラスパルマスでの飯のラインナップを載せておくので、活字に弱い方はそれだけご覧ください! さて。帰りの航路は冷や汗と普通の汗のオンパレードでしたよ。 パスポート紛失事件から、掲示板にmyフライト情報ないやないか!事件に見舞われつつ ラスパルマス→マドリード→ドーハ→羽田 という、長旅… いや、これしりとりになっとるやないか!! らすぱるま まどりーど どーは はねだ 謎は全て解けたぜ!! チ

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 最終日

          『莉の対』 賞を獲ることができませんでした!!!! 期待して下さっていた日本の皆さん、クルーのみんな、本当にごめんなさい!!! 会場で一人、滝のように涙を流していました!! でも、受賞者の皆さん、本当におめでとうございました!素晴らしい作品ばかりで、そこに並んで莉の対も仲間入りできて、これは本当に光栄でした。 全ての作品を観たわけではないですが、グランプリは僕が先日観た、 『MATT AND MARA』というカナダの映画が受賞しました。 これは誰もが納得する受賞

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 最終日

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 5日目

          ラスパルマスは、ビーチがやっぱり人気だと思いますが、僕は綺麗に整備され掃除が行き届いている場所よりも、 旧市街や民家、現地の人の生活空間のようなものにもっと心が惹かれます。 整ってなかったり、壊れていたり ガタガタしてたり、剥き出しになっていたり。 僕はそういう場所が好きだし そこに物語を感じるし 美しいと感じるようです。 かつて三船敏郎さんとスタッフの皆さんがここで映画を撮ったように この土地で作品撮りをしてみたいなと思いました。 今日はね、沢山写真を撮ろうと思っ

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 5日目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 4日目

          今日はタイトルとあんまり関係ない内容です笑 ラスパルマスタイム朝5時から、Tokyoタイム13時の制作部の皆さんとミーティングがありました。 4人で朝から夢のある話をして、2時間ほどたっぷり過ごしました。 その後は旧市街に行って、今回お世話になっているスペイン語通訳さんがいらっしゃるんですが、その方に市街をご案内して頂きました。 今、田中人生において、第二期の大航海時代が訪れています。 旧市街にあったコロンブス博物館。 これはコロンブスがアメリカ大陸への最初の航海

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 4日目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 3日目

          終わったーーー!!! 今日はラスパルマスに来て一番忙しい一日でした。 朝一からホテルで猛烈に仕事をして、筋トレして、映画館の近くでプレスカンファレンス行って、フォトセッションがあって、そのあと一旦ホテルに帰ってきて仕事して、再び映画館に戻り同じ部門にノミネートされている最注目映画を観て、夜に『莉の対』上映とQ&Aがありました。 実は朝から莉の対のプレミア上映があったのですが、僕はプレスカンファレンスがあって見に行けず。 夜の部を楽しみにしていました。 この旅で二度目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 3日目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 2日目

          やっちまいました。 寝過ごしました 笑 あまりにも波の音が気持ちよくて。 あまりにも気温が気持ちよくて。 で、起きたらめちゃくちゃ日本からの連絡があって一気に仕事モード。 朝から旧市街の方に外出しようと思っていましたが、もう諦めました! 夕方までできる限り作業をして、そこで切り上げて映画を一本観に行きました。 『PARADAISE』というスリランカの映画です。 同じオフィシャルセレクションに選ばれている作品で、英語の字幕が速すぎたので7割くらいしか理解できませ

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 2日目

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 1日目

          まだ月が出ているうちにマドリードの宿を出発した僕の向かう先は この旅の終着点・グランカナリア島🏝️ ラスパルマスはスペインのグランカナリア島にある最も栄えている街です。 てかまず、ラスパルマスてどこ!?ググるとビーチの画像出てくるから海岸線だよね?と思いながらスペインの地図を拡大して海外線をずっと探したんだけど全っ然出てこなくて。 ついに諦めて住所を入れてみると表示された場所がまさかの そこ!?!? いやもうアフリカやん!!! ゴビ砂漠やん!! て思いましたね

          ラスパルマス・デ・グランカナリア国際映画祭 1日目

          再び、マドリード。

          あい。 マドリードなうです。 今日はびっくりするくらい何もないです笑 カルタヘナから直行便でマドリードまで来れたわけですが、 マジ、2秒で着きました笑 再び最高クラスの座席をご用意して頂いてですね。 フルフラットにできる魔法の椅子はもうほぼホテルで寝てるのと同じか、なんならそれ以上に気持ちいい。 夜23時出発だったし、この日はかなり疲れていたので秒でドリーミン。 機内食すら食べなかったもんね。 この椅子とサービスだったら地球2周分くらい連続で飛行機に乗ってら

          再び、マドリード。

          カルタヘナ国際映画祭 最終日

          昨夜、プレミア上映を迎えたばかりだと言うのに 僕のカルタヘナでの生活は間も無く終わろとしています。 歩き慣れたこの街とももうバイバイかと思うと、本当に寂しさを感じるんですよね。 僕はこの街が好きでした。 カルタヘナの人も、映画祭の人も みんな僕に優しかった。 動物もみんな可愛くて 建物は美しくて いつもどこかで音楽が流れていて 食べ物は色とりどりで美味しくて 活気に溢れている海街でした。 最終日。 本当はのんびり過ごす予定だったけど、結局朝7時に起きて

          カルタヘナ国際映画祭 最終日

          カルタヘナ国際映画祭 4日目後半 コロンビアプレミア

          そして、夜。 いよいよやってきました。 『莉の対』コロンビアプレミア🇨🇴 審査員の仕事もあるけれど、この映画をコロンビアに届けることが僕の仕事なのです!! っていうか、夜の20時からの上映でお客さんは来るの!?と一抹の不安を抱えながら会場に行ってみると 「Toshi、チケットほぼ完売だよ!!」 って教えてくれました。 完売ちゃうんかい!!とも思いましたけど、オランダの時のようにメインコンペに入っているわけでもないですから、全然上々だよ!! そして、開幕。 上

          カルタヘナ国際映画祭 4日目後半 コロンビアプレミア

          カルタヘナ国際映画祭 4日目

          審査員として映画を観るのも今日が最終日となりました。 最終日はアルゼンチンの実験的映画でした。 これもなかなか日本で観ることがないタイプの映画でしたね。 終わった後のみんなでのフィードバックセッションはなかなかです 笑 監督やプロデューサーはスペイン語しか話せなくて、ドイツ人のドロシーと日本人の僕は英語しか話せなくて、コロンビア人のホルヘはどっちも喋れる。 僕が英語で説明して、ホルヘがスペイン語に通訳して監督が僕に話す。めちゃめちゃ真っ直ぐに僕の瞳を見つめながら丁寧

          カルタヘナ国際映画祭 4日目

          カルタヘナ国際映画祭 3日目

          審査員二日目はアルゼンチンの映画でした。 こちらも内容には触れられませんが、とても素晴らしい作品でした。 出席したプロデューサーさんの話を聞くと、アルゼンチンの現在の世情や過去の経済危機の話、その頃の生活の話など、日本にいるときっと情報としては流れてきているのだろうけど、体に入ってこなかったようなものがビビッドに感じられました。 そういうバックグラウンドとなるものが分かっているのとそうでないのとでは映画の見方が随分と変わるものですね。 日本という、ある種世界と断絶され

          カルタヘナ国際映画祭 3日目

          カルタヘナ国際映画祭 2日目。

          いよいよ今日から本格的に審査員の仕事が始まりました。 僕のことも公式HPで紹介して頂いていますが、僕は今回、WORK IN PROGRESSセクションの審査員を務めさせて頂きます。 work in progressとは、現在進行中の、ということで、まだ未完成で編集段階の映画という事です。 こういう未完の映画が映画祭に提出され、そういう部門があるということもロッテルダムで初めて知りました。映画祭で評価を受けることで、資金面や配給、様々なメリットを享受できるということです。

          カルタヘナ国際映画祭 2日目。