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汗と手垢。





ありがたいことに、

色んなお仕事を頂けるようになりました。




表現したい事、やってみたい事、ジャンル、媒体

目の前が広がっているような気がします。

だけど、一個一個。丁寧にやっていこうと思います。




今日は稽古が休みだったので、よし撮影に行こう!と思っていたのですが、雨だったし、何より、先日の映画の撮影でまだ全然機材を片付けられてもいなかったので、どう考えても無理ゲーでした。






なので、まずは機材や制作グッズの片付けからする事にしました。





夏の撮影は、想像を絶するくらい汗だくになりました。

撮影部もドロドロになりながら撮影してくれました。

そして機材達も、汗や手垢にまみれていました。





一つ一つ

全ての部品を分解して

全部ウェットティッシュと除菌シートで綺麗に拭いてあげました。

緩んだネジを締めて、壊れた部品を取り替えて、コードを綺麗に巻いて。



照明機材も録音機材も別に沢山あるというのに

今回の映画撮影で使用したカメラ機材だけでも並べてみると、こんなにもありましたね。(三脚とかレンタル機材は除く)



一度の撮影で、機材は簡単に汚れるし、傷つくし、ネジは緩むし、部品は無くなるし、ボロボロになる。


でもね。

可愛いんだよねー。


機材を買って、家でちょこっと触って、全然使ってあげられてなくてホコリをかぶっているのを見て切なくなった経験がある身としては、こうやって一つ一つの機材達が現場に出てそれぞれの機能を果たしている事がとても愛おしいのです。



整備するのに何時間もかかっちゃうけど

この仕事はずっと僕の仕事のようです。




可愛いなぁ。









映画

とりあえず、

全部繋ぎました。






総尺







15分50秒。











50秒オーバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




くそぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!






今回は15分以内の作品にまとめる必要があり、

脚本の段階でも、長くならないように気をつけていたんですが

50秒オーバーしてしまったい!!!!



元々2時間の作品とかであれば、50秒くらいなんとかなりそうですが、1秒たりとも無駄にできない短編の中で1分削るのはなかなか至難の技なのです。



『莉の対』の時はなんならもう長けりゃ長いほど良いと思ってたくらいなので 笑

今回は尺内に収めるというチャレンジがあったわけです。




演劇をやっていると、尺感への感度が高くなります。

テンポ、間、総尺。




お客様が飽きないよう

そして、劇場の椅子の感じや閉塞感

人間の集中力の限界

なんかを計算して作品を作ったりするんだと思います。

僕は演出をしたことがないけど、もしするようなことがあれば、そこまで考えると思います。



僕の初めての長編映画作りは、そういうのを全部無視して作りました。

そしたら3時間を超えるであろう脚本が完成しました。

脚本の段階で、3時間超えるかもなぁと思っていたら、出来上がりは3時間10分になりました。


だけど、「3時間超えるかもなぁ」もめちゃくちゃ適当なんですよね。僕の脚本の書き方は小説みたいなところがあるから、「1ページ大体何分」という計算の仕方ができないんです。脚本読んだだけでどのくらいの長さになるなんて全然予測できない。

今回も、なんとなく書いてみたけど、もしかしたら25分くらいになるかも!?と思っていた事もあり

とりあえず15分代に収まっていることに一旦驚いている俺です。





編集しまくって早く完成形が見たいんだけど、他にも仕事が溜まっていてこればっかりやってられないので、体が二個欲しいです。






よし。


まずは、明日の稽古に向けてセリフを覚えようと思います。


一個一個ですね!






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