軸。
「6月30日までに一本脚本を書くど!」
と思っておったのだが、6月の俺を背負い投げして湖に放り投げたい。
北海道と大阪滞在中に執筆に割ける時間など微塵もなく、ずるずると7月というマンスに飲み込まれておりました。
『集中力』という力を朱鞠内湖に投げ捨ててたのかな?と思うくらい何も集中できず、変なYouTuberの変な旅番組を20時間ほど連続して観るなど、集中力とは?という概念に溺れ自堕落な生活を送っておりました。
この数日間は「書くぞ!書くぞ!」などと意気込んでみたものの、マジで何一つ発想が生まれてこん。
「俺の頭は空っぽかいな?」
一回頭を割って中身を確認しようかと思いましたが、血が苦手なのでやめました。なので反復横跳びなどをしながら体をブンブン振って脳を揺らしてみたけど、何も音が鳴らなかったのでやっぱり僕の頭はKU-DO、何も入っていなかったようである。ぐすん。
今日はね、舞台の稽古に行って参りました。
今日は初稽古で、早速の立ち稽古でした。
台詞はもう全部覚えちゃったので初回の合わせから台本を持たずにトライしてみました。
正直なところ、舞台は3月ぶり?なので僕の中でものすごいブランクな感じがしてドキドキしていました。
うん。
僕の稽古時間は短かかったけど、その中でも小さなトライがあったし、稽古してみて初めて生まれるものがあったりしてやっぱり芝居は楽しかった。寝ていた細胞が動いた感じです。
稽古が終わるとなんか脳が活性化されたのか、一気に脚本のアウトラインが見えてきました。
曖昧模糊だったパズルのピースが、一つずつ形を持ち始めた感じです。
パズルを嵌める作業は得意だと思っているので、一つずつのピースを描いて形を整える事がここからの大仕事です。
役者やってないと自分は空っぽになるんだなぁと思ってしまいました。
作家としても監督としても、まだそれ一本では立てないんだと思います。
「役者」という軸がないと。
短編映画を撮ります。
『朱鞠』でカンヌに行くために。
カンヌへの足掛かりとなりますように。
早く脚本書きなさい。