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2023年10月から11月のトレードと米国市場まとめ。そして2024年の米国株相場の未来について

■まずは10月から11月の私のトレードについてお話したいと思います。

10月はハマスとイスラエルの戦争が起きました。私はウクライナ戦争の時に過去の戦争の相場について学んでいた為、反射的にゴールドに目をつけました。
そして給料全額を投入し、購入しました。
小競り合いは以前からありましたがまだゴールドが割安な範囲でしたので購入し利益を上げました。

売却のタイミングとしてイスラエルがガザ地区に進行遅延が起こり、いつ進行するか不透明になった事とロイター通信(アメリカのニュース記事)でイスラエル戦争の記事が減り、世界中の関心が薄れたと思い10月25日に売却。その後TMFを買い増ししました。



■10月~11月の米国市場まとめ

現在、アメリカは大きな債務を抱えています。
そして財政赤字を解消する為に借金を多く発行(米国債)していることで国債の希薄化が起こっています。

結果、米国債が売られることで長期金利(米国10年債)が上昇しました。

これらの理由で、10月は株価が下落しました。

下落前に予想を立てたましたが空振りでもなかったように感じます。

https://note.com/wwfhtr/n/n96e72c516103?sub_rt=share_b

11月になり下落相場から上昇に転換した起点となるニュースは
こちらになります。

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/NJA2VJA4DVOB7ENNSKVJG5I6TU-2023-11-01/

このニュース記事を簡単にまとめると

長期債の増額は小幅なものとなり、市場には安心感が広がった。
 
この出来事がきっかけで長期金利は下落しました。
 
さらに米国の失業率の増加と米CPI下落により利上げ中止の思惑が市場参加者の間では確定しました。これはドットプロットを見れば確認できます。
 
今まで長期金利の急上昇で米国株が下落していたので緩和の兆しが見えた事から個人投資家はあらゆる資産を購入しました。結果S&P500は前回の高値にチャレンジすることになりました。
 

■S&P500の今後について

2024年前半には間違いなく2022年1月の最高値を更新すると思う。
*下記はS&P500のチャートになります。


理由はいくつかありますがインフレと失業率の相互採用により長期金利の下落が加速すると思うからです。

失業率は過去のデータを見ると一度上昇すると景気後退を起こすまで下落しない為、このまま上昇して行くと思います。その結果FRBは利下げを必ずしなければいけなくなります。

*灰色の縦線は景気後退を起こした日になります。


失業率が上がれば消費が落ち込むため、インフレ率も下落していきます。
*オレンジ:失業率 
*青:コアCPI

つまり2022年の1月に起きたインフレと利上げ、長期金利の問題が解決することで2024年前半にS&P500は最高値を更新していくということです。

また米国の実質民間国内総投資のグラフも上昇トレンドを形成しているのも良い材料だと思います。


現在、米国債の入札が良好でないことから長期金利の鈍化は見られ多少の下落はあると思いますが今回は投資家の期待値が高い為、結果的には高値を超えると考えています。

次に米国市場の後半ですが私はソフトランディングはせずに派手に暴落すると思っています。

理由は沢山ありますが数個いうなれば、ソフトランディングの予想基盤となるものが米国の個人消費は落ち込まず、GDPも大幅に下落しないというのがあります。

しかし過去歴史からみれば、失業率の上昇と個人消費は比例していると思います。

下記グラフは米国の貯蓄率になるのですが貯金が減っている状態で個人消費は増えないと思うからです。


次の要因としは歴史的に見て、逆イールドの解消とエヌビディア暴落によるAIブームの終焉、そしてFRBの0.5%以上の利下げがきっかけになると思います。

エヌビディアの暴落についてはコングロマリットブーム、リートブームなどの記事を書いた時に説明しようと思います。

その他の説明も話が長くなるのでまた次回、気持ちが乗った時に書きたいと思います。

今回の話はこれで以上になります。

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