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improvisation

木内です。本日11月29日は、久々のwwfesリサーチミーティングで各自のテーマの延長上でいま考えていることを話し合ったわけですが、非常に面白かったので、ミーティングホストの七里さんのレポートとは別に走り書きを取り急ぎ。

端的にいって、いまの社会の中で我々ができることはimprovisationではないかというのが今日の議論の大筋だったと読み換えられるのではというのが私の見立て。かつ非常に示唆的だったのが、いま取りうべきimprovisationのあり方にはおそらくいくつかのキーポイントがあるという補助線が引かれたように感じられたこと。それを一つずつ振り返ってみる。

まず、improvisationは本来我々に備わっているhigher self(未奈さんの霊気のリサーチで行き当たった、霊気のプラクティスでは言及される概念)へのアクセスを取り戻すようなふるまいとして、実践されうるという話。社会が硬直してどうリアクションしていいかわからないような状態にあるからこそ、社会的な習性によってブロックされているものを取り払っていった先でオートポイエティックに生成されるふるまいこそが、取りうべき反射的なアプローチになるのではというように聞こえる下りが多々あった。

この話は、さらに村社さんの当初設定していたリサーチトピックを横滑りさせ、自らモチベーションをもってやれることを探す必要があったという話にも接続する。考えるより先に手を動かせる回路を見つけられれば、それがhigher self的なimprovisationになっていくというのが私の所感。ひたすらDIYをするということが村社さんのいまの状況に対するimprovisationになっているという話。

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期間:2020年4月〜2021年3月末(1年間) 掲載物1:リサーチの予告と記録(年間約30本) 掲載物2:ミーティングの予告と記録(月1回) リサーチャー:aokid、木内俊克、七里圭、西村未奈、福留麻里、村社祐太朗、山川陸、山崎広太 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京

ウェネバーウェアエバーフェスの2020年度の活動指針は「リサーチ」になりました。リサーチャー8名が各自テーマを設定し年4回ずつリサーチを敢…

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