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身近な事例から考える最近はやりの「ESG」についてーその1

こんばんわ。読んで頂きありがとうございます。

最近「ESG」というワードについてニュースやネット等で聞く機会が非常に増えていませんでしょうか。「E」:Environment(環境)、「S」:Society(社会)、「G」:Governance(統治)ですね。私は「E」の「環境にやさしい」再生可能エネルギー投資を仕事にしていました。

でもそれより身近に「S」の事例が実体験としてあり、「なるほど、これがESGの大切さか」と感じられましたのでご紹介できればと思います。

私が住んでいる場所の周りでは、特に去年、最近再開発やビルの立て直し等が非常に多くありました。

私の住んでいるマンションから直線距離で50M程度の距離にあった学生寮の解体及び、その後の賃貸マンションの新築計画もその例の1つでした。

「ガガガガガガ!!!!!!!!!!!」

去年の7月頃から解体工事が始まりました、平日の8時~17時及び土曜日の同じ時間、コンクリートを砕く巨大な音がひたすら響き渡ります。

まぁ、うるさいのなんの。私も御多分に漏れずコロナ禍で在宅勤務の割合も高かったので、一日中騒音を浴びつづけることになりました。

平日だけならまだいいのですが、これが土曜日もというのもつらく、土曜日に少しゆっくり寝ていたい時にも解体音で叩き起こされました。なので、ずっと耳栓をしながら生活していました。

でも、それはそれでしょうがありません。解体しないと立て直しもできませんし、コンクリートを壊せば大きな音が出るのもやむを得ないと思います。

私が理解できなかったのは、

「騒音がでるのは分かるけど、なんでルールを守ってやってくれないのか」

ということでした。私も自分で調べたのですが、解体工事というのは、「特定建設工事」というものに該当し、「騒音規制法」というルールで出していい騒音と振動の基準値が定めています。具体的には騒音は解体工事を行う事業地の境目で測定し「85db未満」というのが基準です。

実際に工事現場では計測値がみんなに見えるようになっていて、上の基準を超過すると、パトカーのように回転灯が点滅するようになっていました。休憩がてらベランダから見ていると、回転灯の点滅は1度や2度ではなく、ひどい時には1-2時間ずっと点滅し続けていることもありました。

更に理解できなかったのは、自分で「8時ー17時のみに限定して作業します」と宣言(近隣住民のポストに投函されていたビラに記載されていました。)しておきながら、朝8時前であったり、17時半ぐらいまでずっと騒音が続いていたり、明らかに自分で解体業者(以下「A社」とします)が近隣住民に約束したことを全然守っていませんでした。

A社の担当者の電話番号は工事現場の看板に乗っていたので電話し、苦情を入れると、「すいません、現場のものには良く注意しておきますので。」と言われるものの、全く状況は変わらず、むしろ解体工事が進捗すればするほど騒音は大きくなっていきました。平日は会社に行けばいいですが、土曜日までなぜ自分の家から追い出されなければならないのか。。。。A社の不誠実な対応とともに不満は募る一方でした。

(続く)


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