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【愛媛・大洲市】この週末は行きたいところへ。緑かがやく伊予の小京都で癒しの旅

いつか行きたいと思っていた愛媛県大洲市に、思い立って訪れてみました。
大洲城が有名だと聞いていましたが、調べてみると色々な観光名所があって、春に必ず行きたい!と思っていた場所のひとつです。

「週末、この日に行こう」と決めて、いざ出発。
松山市からJRに乗って伊予大洲駅へ向かいます。

特急に乗り伊予大洲へ!

いざ伊予大洲へ🚆

各駅停車ならば1時間半以上はかかるところですが、「特急宇和海」に乗り予讃線〜内子線を走ると、約35分で伊予大洲駅に到着します。伊予市や内子を抜けていきながら、街から緑へと移り変わる景色を眺めているとあっという間に到着しました。「たったの30分で松山市から大洲へこれたんだ…。」と、これまで重い腰を上げてこなかったことを少し反省しました(笑)。

臥龍山荘へ向かう

駅周辺は人の行き来も少なく、猫がお昼寝をしてるくらい落ち着いています。

木の看板が趣ある駅の玄関

伊予大洲駅につき、私はまず、旅の目的としていた「臥龍山荘」へ向かいました。バスに乗って近くで降りて、そこから歩いて目指すことにします。

バスに揺られながら数分後、橋を渡りながら右手に大洲城を発見!
「お~。」と、お城を横目にテンションも上がり、ますますワクワクしてきます。

左奥にたたずむ大洲城と肱川

古き町並みの残る通り

大洲は伊予の小京都とよばれているくらい、古くからの町並みや建物で有名です。
さっそく歩きながら町を見てみると、全体的に静かな雰囲気だったり、しっとりとした小道があったり、その雰囲気に癒されました。

お店やカフェが並ぶ通り

道中で訪れた「おおず赤煉瓦舘」には、昭和時代に銀行として建てられた記録が展示されていました。
昭和〜大正時代にかけて、海外の文化も取り入れながら発展していった和洋折衷な、当時のなごりを感じることができます。

明治の雰囲気を思わせる赤煉瓦

そしてしばらく道を散策していると…フルーツサンドで有名な「うみとカモメ」さんのお店を発見!

お店の目じるしになっているカモメ

「カモメかわいい〜」とお店に寄ってみると…なんと映画「すずめの戸締まり」に出てくるすずめの椅子が!

大きさも見た目もそっくり!

「え、すごいリアル!」と思わず写真を撮りましたが、「なぜ大洲に?」と思い調べてみると、劇中で大洲とみられる場所が描かれていたそう。
映画は見ましたが、てっきり愛媛県八幡浜市の聖地の印象が強かったため、思いがけず出会えて感動しました🌿

お店の方いわく周辺のお店には、愛媛県の企業からすずめの椅子がプレゼントされて設置してあるとのこと。
ならば、「せっかくだし椅子を探して歩くのも楽しそう!」と思い、探してみることに!

ちなみに店内では、食べたかったいちごサンドも買えました🍓
甘すぎないクリームと、大きないちごがふわふわのパンに挟まれたサンド、美味しかったー!

いちごがぎっしりなフルーツサンド

新緑にあふれる臥龍山荘

緑と突き出た茶室が美しい

さて、しっかり町を巡った先に、目的地の臥龍山荘に到着。

中はひんやりとしていて、目の前の川の景色と広大な山の景色に癒されました。
そして外に出て、石の道を辿りながらさらに奥へ進むと、茶室が現れます。
実際に抹茶や和菓子も頂けるらしく、景色を見ながらお茶を楽しむ人もいました。

大きな肱川を正面にして、窓際に座ります。
頬にスーッと風があたり、深く深呼吸できる感覚が心地よかったです。ぼーっと何も考えずに休憩できる、ゆったりとした時間を味わうことができました。

さいごは歩いて大洲城へ

名残惜しいですが臥龍山荘をあとにして、さいごは歩いて大洲城へ向かいます。
雲行きが怪しくなってきましたが、坂の上にそびえ建つお城を下から眺めると見ごたえがありました。

大洲を目下に見渡せるお城

町を見下ろすと、自然に囲まれて大きな川が流れ、遠くには電車が走っている線路も見えます。
古くからずっと続いていているような、そんな時間と景色の移り変わりが溶け合っている場所で、とても素敵でした。

大洲城は鎌倉末期に作られましたが、明治時代に一度失われた天守を平成16年に木造で復元して、建てられたそうです。

現在では大洲市のシンボルとなるだけではなく、文化体験やお城に泊まれる「キャッスルステイ」なども開催されています。(城泊は日本初!)
古い文化残しながら、時代に合わせて変わっていく姿も素敵です。

また訪れたい大洲

帰りの列車に乗る時、ふと駅のホームみると一両列車が。
「どこかで見たことあるなー。」と思い調べてみると、駅も映画「すずめの戸締り」の聖地として話題になっていたよう。
映画で登場するネコのキャラクターと一緒に写っていた列車にそっくりなので、よかったら見くらべてみてください!

水色と白の車体かわいい!

気づいたらプチ聖地巡礼のような旅になっていましたが、「聖地めぐりも楽しいかも!」と思ったので、私が好きなアニメやドラマの舞台を旅することもしてみたいです。

「自分の時間をゆるめる」こと。

大洲市は今回はじめて訪れましたが、古くから今に残る建物や、町の景色がとて好きな場所でした。はじめて行った場所なのに、どこか懐かしいような、「一度来たことある?」と思わせるような体験でした。

私は年明けから就職活動や研究でなんだか、せかせかしていた気がします。早いペースで動くほど、あっという間に4月になっていました。その間、ゆっくり休んだり深呼吸できたりしてたかなと、ふと思いました。
大洲の旅は、自分の時間のスピードを少しゆるめて、あらためて自分の調子を整えてくれる、そんな時間でした。

「週末くらいは自分の時間もって、行きたかった場所に行こう。そして、やりたかったことをしよう。」

意図的に休む時間をつくって、また、少しずつがんばろうと思います。

最後に、大洲旅おすすめポイントを紹介します!

①自然に癒される
②町並みを歩き文化にふれる
③ 映画「すずめの戸締り」のプチ聖地巡礼

最後までありがとうございました!また旅行シリーズを投稿できたらと思います✈️

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