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【推しに届け】憧れの水曜日のカンパネラ、詩羽ちゃんへ「大好きです!」と直接言えた話

みなさんはマンガ【推しの子】をご存じでしょうか。
アニメ化もされ、大きな反響を呼んでいるこの作品はアイドルや芸能界を舞台としたストーリーが描かれています。

このように、今や日常でも多く耳にするようになった「推し」という言葉。
他にもファンが推しについて好きな気持ちを表すときは、「尊い」「あがめる」「マジ神」など、色んな言葉が使われるようになりました。
また、自分が応援するアイドルや芸能人などの「推し」に対し様々な活動ををする、いわゆる「推し活」が趣味や生きがいになっている人もいるかもしれません。

「推し」という表現

私は時々、「推し」をはじめとするこうした言葉について考えることがあります。
それは、歌手やアイドルに限らず私にとって「○○が大好き!」という気持ちは、「推し」という短い言葉には収まらない、ということ。
短くて強い意味をもつこれらの言葉は便利な表現方法だけど、その裏にはもっと自分の細かな気持ちがあって、しっかりともっているものがあるといつも思います。

私がいわゆる「推し」だと考えているのは、前にも紹介した宮脇咲良さんや芸人ラランド・サーヤさん、水曜日のカンパネラ(水カン)・詩羽ちゃんなど。
「私がなぜかつい惹かれてしまうと感じる方には共通点があるのでは?」と考え、そのポイントを予想してみました。例えば、

・本人のやってみたいこと色々と行い、表現している
・舞台の裏側で努力している
「自分がこうありたい」という軸をもっている
・ファンへの感謝を伝えてくれる

私の場合、キラキラとした舞台の裏で努力をしていたり、自分を表現したりすることに憧れを感じ、その人たちに惹かれるのかもしれません。

まとめると、私にとって「推し」という言葉は「自分が好きなもの・憧れる人」の存在を表す言葉にすぎないと思っています。本当に大切にしたいのは、それらを愛でたり賛美したりするときに生まれる気持ちの高まりや、楽しい!という気持ちが自分の生活を豊かにしてくれているなあと思っています。

ARIFUJI WEEKENDERSへ

先日、兵庫県で開催された「ARIFUJI WEEKENDERS」に行ってきました。
初開催の野外フェスで水曜日のカンパネラやOKAMOTO’Sなど様々なアーティストが参加する今回のフェス。
水カン以外にも私の大好きな「礼賛」(CLRことサーヤさんがボーカル)や他のバンドが出演するということで、「一日に大好きなアーティストを同時に見れるチャンスはない!」と思い参加しました。

初めての開催もあってか、ステージに集まる参加者も様子を見ながらという雰囲気で、ステージ前近くで早めに待っているほどアーティストを間近で見られるという絶好の機会。

詩羽ちゃんも他のアーティストも、ほぼステージ付近で曲を聞くことができました。

本人に「大好き」と言いたい!

ライブ終了後、物販で詩羽ちゃん本人がサインを書くと告知が!
すでに約100人以上が列になっていたので「並んでも売り切れちゃいそうだな…。」と思いつつ、とりあえず並んでみることに。

待っている間、ずーっと「もしサインもらえたら本人になんて言おう。」と言う内容を考えていました(笑)。
「『尊敬してます!』は重い?」「『いつも応援してます!』はありきたり?」など色々考えましたが、端的に好きという気持ちを伝えようと決めました。

少しづつグッズも売り切れていき、「買えないかも…。」と諦めていたら、なんとスタッフさんが私を最後にグッズの販売を締め切りました。
「最後の一つを買えるんだ!!」と嬉しくなりましたが、同時に心拍数が上昇。

段々と順番が近づいていき、ついに私の番に。
本人を目の前にして名前を伝え、サインを書いてもらう間もドキドキ。緊張が止まらないまま「ありがとうございます!大好きです!」と目いっぱい伝えると、「ありがとう~!」と目を見て言ってもらうことができました。
その時間は数分でしたが、ゆっくりに感じました。

その後グッズをもったまま立ち尽くす私。しばらくの間、「夢みたいだ~。」と信じられない気持ちにひたっていました。

憧れの人に近づけるために

私が詩羽ちゃんを知ったのは、「エジソン」という曲からでした。歌う姿やファッション、メイクなど彼女の自己表現に魅了されたのがきっかけです。
そこから私と同い年であることを知り、「こんなにすごい同世代がいるんだ!!」と気づけば新曲やSNSを追うように。

フェスで初めて聞いたときも、表情や歌声に魅了されました。ステージ上で歌って踊る姿は、「きっと何でもできるよ!」というメッセージを感じました。

その中で、本人が舞台から降りてきてお客さんの中で歌ってくれた瞬間があったんです。
「ステージに立つ彼女と、それを下から見ている自分」という構造が、実際に降りてくれることで、聴衆と同じ目線で楽しんでいる感覚になるんです。
MCでも「みんな言ったからね!?」とか、「楽しんでいってねー!」などくだけた感じで話すからこそ、お客さんとの距離がグッと縮まる感じがしました。

また、サインを書いてもらったとき、目の前に本人がいることが信じられなくて私は震えてましたが(すっごい緊張した)、「大好きです!」と伝えられたとき目を見て「ありがとう!」と言って貰えて。
何百人は書いたであろうサイン会で疲れているだろうに、最後にならんだ私まで笑顔を見せてくれ、本当に素敵だなと感じました。

何万人といるファンの一人でしかない私。
きっと本人には明日になれば顔も名前も忘れられてしまう存在だろうけど、それでも「好きと言えてよかったな~。」と思います。

明日も私は水カンの曲から元気をもらうだろうし、フェスの思い出は何度も私を鼓舞してくれます。

これからもパワフルで等身大な彼女を応援しているし、憧れていきたい。
自分なりの気持ちをもって、彼女のように自分を表現していきたいです。

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