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詩を書いてみようか

詩を書いてみようか
と、思い立ってみるも、
テーマは何にしよう
空とか? 陳腐にすぎるか
何でもいいか? 人生について語るのが詩だから?
なんて、もやもやとどうでもいいことばかり考えてしまう
詩人とは、人生の一瞬を
きらりと光る結晶に削り出す職人ではないだろうか
まだまだ職人の域には程遠く、弟子入りもできていない身分
削り出そうと思っても、その道具も覚束ない
それでも何かしらを生み出したい
と、思って書き出した再開のはじまりの一篇
それだけで、もう半分は達成できたようなものではないか
とは、韓国の諺であるが
自己に満ち足りて、私は今日を始めてみる
この今日は一年の終わりの始まりの一日
終わりと始まりの境目の始まり
終わりが下手くそな私の終わりは、さてどうなるかな?
さぁさ、紳士淑女の皆様方、どうぞご笑覧あれ!

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