「がんばれる」と「がんばれない」の境界線
今朝、私は何回も何回も自分に言い聞かせてなんとかベッドから這い出した。
がんばらなきゃ、がんばらなきゃ、がんばらなきゃ
休むことは信頼への裏切りであり、背徳だった。
それでも何度も諦めかけて、いやいやがんばらなきゃ、もうあの情けなさを味わいたくない、という必死の思いで起き上がった。
気がついたら30分以上かかっていた。
この間は凪いだ気持ちで年明けを迎えられると思ったのに、何故かわからぬけど沈む気持ち。
寒さやホルモンバランスの崩れからくる体調不良のせいなのか何なのか。
がんばらなきゃ、という言葉は私の中では危険信号である。
がんばらなきゃ、と思わなければがんばろうと思えないのは、なかなか芳しい状態とは言えない。
がんばらなきゃ、と自分を鼓舞しなければ深い崖が迫る背水の陣。
正月休みの気分が抜けてないだけじゃないの、
ちゃんとやれるでしょ、
元気になったんじゃないの、
これだから「メンタル」やられちゃった人は、
あてになんないなぁ、
と、
脳内でせせら笑い、冷ややかな目、苛立つ声、諦め顔。
私は今、境界線上にいると思う。
がんばれるかがんばれないかの瀬戸際。
そういう時に自分をどう扱ってあげればいいのかわからない。
何もしたくない、ただひたすらだるい。
早く眠りたいのに加速するマイナス思考。
何もいらない。のに。
何もかもが情報過多なのに、何もしない時間が空虚すぎて耐えられない。
私を沈める重りが何なのか、目を凝らしてもよく見えない。
そんな時に、ただ沈み行き窒息していく以外にできる手立てはあるんだろうか。
唐突に危ういです、私。
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