ショウペンハウエル「読書について」を読む
ショウペンハウエルは、今から200年ほど前のドイツの哲学者。
それにしても、なぜドイツには優秀な哲学者が多いのだろう。最近著名なドイツ人哲学者マルクス・ガブリエルは「哲学はドイツの見えざる皇帝だ」と言うし、カント、ヘーゲル、ハイデガー、アーレントなど枚挙にいとまがない。ショウペンハウエルはヘーゲルのことが大嫌いらしく、本書の中で「あれはロクでもない」とかなりディスっているが。
これは、書名が「読書について」であるが、読書と思索に関して考えを深めた著作である。これを読んでい