見出し画像

サンドラの週末

明るい雰囲気の映画なのかなと想像してたけど、ちょっと違った。

心の病気になってしまった人をとても上手くリアルに描いていたと思う。
大切なものを自ら壊そうとしてしまったり、望んでないのに突き放そうとしたり。
涙が出るうちはまだ大丈夫。泣けなくなってからが危ない。

サンドラを見ていると本当に苦しくなってしまった。子供に構ってる余裕がない姿とかもう…。
だから余計に、寄り添ってくれる周りの大人の温かさがすごく沁みた。

でも、寄り添ってくれない人達が憎いかというとそうは感じなくて。
みんなそれぞれの事情があって、環境があって、大切な人がいて…みんな1人じゃないから何かを犠牲にして選択しなければならない。
誰も悪者ではないお話。

サンドラのあの表情が見れたから、苦しいだけの映画にならず済んだかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?