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ASIBA FES 2024 ~のこつぐ視点~


ふらふらと面白そうなことして生きてたら現在は のこつぐ に行き着きました。のこつぐの西田です!

私たち のこつぐ は7月6日に清水建設様の 温故知新の森 NOVARE で開催されたASIBA FES 2024に参加しました。
今回はASIBA FES 2024で展示したのこつぐのMVPアプリ『ASIBA FES PHOTO』について説明しますね~

口で説明するよりもまず写真を見てもらったほうが早いと思うのでまずはこちらをどうぞ。

ASIBA FES PHOTO

展示外観

まず、来場者の方にウェブアプリを使って写真を撮ってもらいます。そうするとまず展示外観の右側の写真の、入口すぐのモニターにリアルタイムで表示されます。そして撮った写真は場所と時刻、そして疑似的にブロックチェーン上にデータを載せて、ブロックチェーンに記録されたことを示すハッシュ値とともにハガキに印刷されます。(写真まんなか) 面白いですね~

アプリの説明とハガキ

印刷されたハガキは皆さんに展示のところに貼ってもらいました。(写真右)
また、このアプリで年齢や性別、所属などの情報を得て、それをASIBAにフィードバックもしました。


さて、面白いのは面白いですが、これが のこつぐ と何の関係があるの?と思われた方もいるでしょう。なぜ私たちがこのようなアプリをASIBA FESで展示したのかは、のこつぐ の試み、構想である『しゃった-』というアプリの疑似体験をしてもらうという理由があります。

空き家管理MAPアプリ 『しゃったー』

ここからは私たち のこつぐ がASIBA FES 2024で発表した『しゃったー』という構想について簡単に説明しましょう。

のこつぐ は空き家の増加にソフト面で対応していこうということを根幹に、ブロックチェーンなどを用いて仕組みを作り、地域で空き家を管理していこう!という試みです。

しゃったーの概要

地域住民がこのアプリを利用することで街中の空き家を撮影し、このデータをとりまとめることで、マンパワーの必要な調査業務を住民が代行することにより、自治体の負担を大幅に軽減させることができます。

住民は、アプリを用いて空き家を撮影すると、ポイントを獲得することができて、そのポイントを地域のクーポンと交換することができるという仕組みです。

また、売らないマッチング制度も導入しようと考えています。所有者は空き家を売らずに、買いたい人が空き家に対してオファーをするという制度です。これ一見矛盾してるよう聞こえるけど面白い考えですよね。


今回のASIBA FES PHOTO では、地域住民が空き家を撮影する代わりにNOVARE内の各展示を撮影してもらったんですね~、なっとくなっとく!

ハガキ?…

ブロックチェーンという最新の技術、考え方を利用しているのにもかかわらず、ハガキに印刷している点も面白いですね。デジタルのものをフィジカルな媒体にのっけていて、一見アナクロニズムの様に感じます。

これは完璧に個人の感想というか考えなのですが、人って結局目に見えて愛でれるものしか愛でないと思うんですよね。写真がデータに残っているよりも手で触れる媒体として存在していると愛着がわくと思うんですよ。

空き家というのは絶対にフィジカルなものとして存在しますよね、空き家と呼ばれる建物も現実世界で人が住むためにもともとはつくられたわけで。

空き家はハガキと同じで、そのモノに宿る歴史が目に見えて、実際にふれることができる。だからこそ空き家に愛着が湧くという点もあると思います。

それが、今回、ASIBA FES PHOTOの展示をデジタルで完結させずに、ハガキというフィジカルな媒体まで拡張させた展示によって表現したかったことだと思います。


話は少しそれましたが、空き家管理アプリ『しゃったー』の詳細については川北君の書いた下のノートのリンクを見てください~

のこつぐ のこれから

のこつぐ は現在メンバー全員4回生なんでしばらく院試勉強と格闘するので少し活動を休止して、秋口から社会実装に向けて活動を再開していく予定です。まずはワークショップ、そして実証実験と活動を広げていきます!応援よろしくお願いします!!


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