見出し画像

#26 目は口ほどに物を言う!?【書評】Graphic Recorder 議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書

◾️はじめに

仕事で耳にしたグラフィックレコーダー。ほぼ日でも話題になっていたそうな。
ということで教科書を読んでみた。

◾️要約

会議の内容を事実と感情に分解し図示化するグラフィックレコーダーは答えのない時代で何か生み出していくために必要不可欠な存在である。グラフィックレコーダーによって参加者は内容を一覧的に把握し、かつ構造化されて情報を共有する。つまりリアルタイムに議論の内容を収束させ真の問題を明確化し、解決に向かって力を集約させることにつながる。


https://www.amazon.co.jp/Graphic-Recorder-―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書-清水-淳子/dp/4802510284


◾️感想

グラレコしたくなりました。本質(事実と意見に分けることやチームを解決に向け集中させていくこと)はグラフィックでなくても必要なことであり、それを効率的にやる手段としてグラフィックがあるということかなと。頭のいい人は頭の中でこうしたことをやっていて、なんでみんなついてこないの?とか思っているんだろうな。それが図示されれること、かつみんなにわかりやすいグラフィックの形だからグラレコはいいんだろうなと思いました。これを身につけた人によるコンサルティングも気づきにつながるだろうし、自分がこれを習得しようとすることで客観視の力がつくのかなと思いました。段位があるなら有段者になりたいですね。

◾️オススメ

言いたいことがわからないとかよく話がとぶと言われる人に。

◾️要約(詳細)

◆INTRODUCTION グラフィックレコーディングとは
 ・会議のように複雑で長い情報を複数人に伝えるためにはグラフィックの2つの特性、一覧性と構造化が役に立つ。
 ・グラフィックにすることで言葉では齟齬が生じるような場面でも共通言語として働いてくれる。
 ・グラフィックレコーダーは新しい何かを生み出すためには衝突を越えて良い刺激を与え合う関係に辿り着く必要がある現在において必要。

 ※議事録を制するものが会議を制す、という言葉がありますが(誰の言葉?)、結構議事録での決定事項って確認しないと議論の内容から変えられる(変える)ことがあるので、グラフィックで経緯含めて残せるってことに価値ありだと。


◆STAGE 1 短い文章をグラフィックに変えてみよう
 ・会議で話される内容には事実と感情(に基づく意見)がある。
 ・それを分けてグラフィックにする。
 ・事実は5W1Hが基本。感情はどう言っているかを表すことが大切。

 ※自分は5W1H意識しているつもりでも日本語としてあえて口に出さずに話をする方が普通で、そこにこそズレが生じる隙があるので、グラフィックはそこを浮かび上がらせるいい手段。


◆STAGE 2 話の全体をグラフィックで一枚の紙に整理してみよう
 ・グラフィックは思わず目を引くタイトルビジュアルと話題をひとかたまりにしたトピックセット、さらにそれぞれの関係を示したストーリーラインからなる。
 ・これらによって話を一枚の紙に整理していくことがグラフィックレコーディング。

 ※ストーリーラインが書けないということは話の本筋からずれているということだ!”それはそうだけどこの点について話していいかな。”はやめようかな。。。


◆STAGE 3 グラフィックレコーディングで課題解決をしよう
 1. Aggregation散らばった話を一箇所に集める
 2. Reframing 現状の問題から課題を再定義
 3. Collaboration 解決に向かって全員で進む
これらをグラフィックレコーディングを通じて実施することで課題解決することができる。

 ※3.は特にいいですね。これができてteamになる、ということですね。


◾️アクション

・会議内容をグラフィック化 時間かかってもやろう


◾️読みやすさ

★(それだけ読みやすいということです。念のため)

◾️ハッシュタグ

#Graphic Recorder

#清水 淳子

#グラフィックレコーダー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?