#27 あいつら海賊のようだ、は褒め言葉。【書評】海賊とよばれた男
◾️はじめに
第5週は小説。初めて書評として小説書きます。ネタバレ注意。
◾️概要
国岡鐵造という出光佐三を元にした戦前ー戦後と彼がひたむきに国民のことを考え大規模小売店の構想を実現すべく邁進する物語。
国岡商店を立ち上げ、社員とともに困難を乗り越えていく、その先頭に立つ男による壮大なストーリー。
https://www.amazon.co.jp/海賊とよばれた男-上-百田-尚樹/dp/4062175649
◾️感想
経営者はやはり覚悟が違う。大規模小売業を実践しようとした崇高な考え方。慧眼。社員を家族のように大切に思い育てたこと。自身のたゆまぬ努力、行動。カッコいいと思う。明治から戦後にかけて真に気骨のある漢の代表例。白洲次郎に似たヒーロー感あり。
◾️オススメ
何かを成し遂げたい方に。
◾️要約(詳細)
◆第一章 朱夏 昭和二十年〜昭和二十二年
戦後においても精神は平等、支配されているのではないと自分を貫く店主(國岡)。
油を奪い合い、油で負けた。だがこれからの発展に油は欠かせない。そのためにはなんでもやった。
戦後の廃墟と化した日本に真に未来を見据え、自分を貫き、GHQや石統に負けず戦う漢達の物語。
◆第二章 青春 明治18年から昭和20年
明治に生まれ、商売を学び成長する鐡造。自分を信頼してくれる日田のため、昼夜を問わず働く。
油に未来を見出し、外国とも真向勝負。常に現場で正しいことを実践。
しかし時代の波に飲まれ、せっかくの船や油槽所も国に利用されながら、敗戦を迎える。
◾️アクション
鐡造における油のような、自分が没頭できる何か、探していこう。
◾️読みやすさ
★★
◾️ハッシュタグ
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