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#65 みんなやってる普通のことに【書評】サーチ・インサイド・ユアセルフ

◾️はじめに

第4週はビジネススキル、ライフスタイルなど。
というわけでもはやビジネスパーソンに必須!?の”瞑想”。
サーチインサイドユアセルフです。


◾️要約

注意力を鍛えて情動を鮮明に捉え、それを自覚する。
そして自分自身を具(つぶさ)に把握する。すると対処できないことはなくなり、自信につながる。
自分の価値観や崇高な目標と整合させ、望ましい未来を思い描き、
自分だけでなく、相手や組織に対しマインドフルネスを使えば、世界を変える事だって可能である。


◾️感想

衝撃を受けた本。タイトルかっこいい。googleのエンジニアがmindfulnessについて書いている、ということ自体なんか凄い。そしてそれが広く受け入れられているということも。


自分に集中し、情動を押さえ込むのではなく、捉えてうまく扱う。
短期的なことに動じず、崇高な目的を見据える。
そして最後は世界平和へ。
スケールの大きな本だが、実現できないことはない、そう信じれるから凄い。

ハンター✖️ハンターの念みたい。
そのほかの漫画とかでもある”オーラ”的な。
そういった内面から出る何か。それを纏って攻撃的ではなく、優しくみんなのために使う。(本書とは関係ないが、いつかそういったものもテクノロジーで可視化されるかも。されてるかな?)

ランニングだって昔は誰もしてなかった。西海岸でNIKEの共同創業者の一人、バウワーマン先生が普及に尽力して、かっこいいとなって、今や街を走るのは普通になった。瞑想もそうなるんじゃないかな。いや、もうそうなってきている。


◾️要約(詳細)

◆1  エンジニアでさえEQで成功できる
EQとは自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って
自分の思考や行動を導く能力であり、自己認識、自己統制、モチベーション、共感、社会的技能からなる。
このEQのベースが注意力であり、注意力を鍛えることが情動を鮮明に捉えることにつながる。
それがさらに自分自身を客観的に捉えることができるようになり、EQの向上へ結びつく。
それは子供やエンジニアでも対象である。

※EQ:Emotional Intelligence Quotient  心の知能指数。”徳”のような。

◆2  命がかかっているかのように呼吸をする
隙がなくリラックスした姿勢になり、意図を感じ、注意を内面に向ける。
それてしまったことを自覚し、また元に戻す。
まるで筋肉トレーニングのようなこの心の動きがマインドフルネス 。
鍛えるとビジネスや健康など望んだ意図に近づくことができる。

※「あー今、自分、ピッタリっす。いけるっす。」「えっ?なに?どういうこと。」

◆3  座らないでやる マインドフルネス・エクササイズ
自分への注意を他人に、そして座っている時以外にも、と一般化していく。
注意は自分が与えられる最高の贈り物。
”相手と”、そして”強く集中するものと広く注意をするものを”交互にやることが大切。
そして実践して続けることが重要。変化はある日突然やってくる。その日を信じて。

※点を線に、線を面に、ゆっくり広げていきましょう。息を吸ってー 

◆4  100パーセント自然でオーガニックな自信
自己査定を深く、常に行えるようになると、つまり情動を自覚し、認識でき、それに基づいて自分自身を具に把握できるようになると対処できないことはなくなり、それが自信につながる。
ボディスキャンとジャーナリングというエクササイズを通し、情動と思考は自分そのものではなく、自分と切り離したものと認識できると情動が私そのものではないという重要な悟りを得る事ができる。

※こういった状況でこんな行動しちゃうなんて、私はなんて〇〇なのだろう。とは思う必要がない、ということですな。子供が言うこと聞かない→怒鳴っちゃう。ということも、切り離してみてみよう。”離見の見”世阿弥だっ。

◆5  情動を馬のように乗りこなす
自制心だけでなく自己統制をできるようにする事で、情動に負けないようになる。
発生のメカニズムを知り、対処法を知っていれば自信がつき、さらに復元メカニズムをアップグレードできれば尚更自信を深めることができる。それは興味深くて能力を試されるような場面でも使っていられる。

※コミュニケーションにおいて、相手の一言一句に動じない。

◆6  利益をあげ、海を漕ぎ渡り、世界を変える
自分の動機付けに関して自分自身が一番の専門家である。
何が快楽で得たいものか、情熱を注ぎ没頭できるものは何か、そして成し遂げたい崇高な目標は何か、(ジャーナリングやマインドフルネスなどを使い)探せるはずだ。
そして、自分の仕事を自分の価値観や崇高な目標と整合させ、自分にとって望ましい未来を思い描き、そこに行き着くために待ち受ける障害を克服する能力(楽観主義でいこう)を持って進もう。
世界は変える事ができる。

※ここがまさにsearch yourself inside.ってことですね。

◆7  共感と、脳のタンゴ
共感することで相手に信頼される。
そして共感する能力は育むことができる。
マインドフルネスを使って鍛えることで自分だけでなく相手を、そして組織を客観的に捉えることができる

※一人でできることは少ない。人を巻き込むには共感が欠かせない。mindfulnessはこれにも活用できる。論理だけではない。

◆8  有能であってしかも人に愛される
思いやりのあるリーダーは人から愛され、かつ優秀である。
自分の領域を超えた目的に焦点を当てること。そのために周りを奮い立たせること。
自分は良い影響を与える事ができると信じること。
影響力は皆が持っているのでそれを拡大させる事が大切。

※ビルキャンベルみたいな人だね、愛されるリーダー。

◆9 世界平和への3つの簡単なステップ
3つのステップとは
1 自分から始める
2 瞑想を科学の一分野にする
3 瞑想を実生活と融合させる
こと。
3をするため、瞑想を運動のようにしようとした。そのためにGoogleでSIYを完成させ、オープンソースとしてプレゼントすることに。
結果は未来が語ってくれるだろう。

※オープンソースは皆で使って、皆で高めるもの。マインドフルネスのSNSとかあるのかな?

◾️アクション

情動を書き起こす、ジャーナリングを続ける。

マインドフルネスを会議中に実践する。話しながら俯瞰で捉える。

◾️本にまつわるショートストーリー


「集中してごらん。まずは自分に。自分の周りに気が通っている感じで。」

「おぉ、まるでハンター✖︎2」

「そうね、それができるようになったら広げてみるの」

「おぉ、つまり”円”ですね」

「そうね、それで自分じゃない人に対しても包み込むというか、巻き込んじゃうの。」

「そこで反発したりはしないのでしょうか。」

「飲み込んで意図通りに操ろうとしてはだめ、拒絶される。そうではなくあくまで自分に対してやることを人にやる、見つめることを。」

「なんか自分を中心にした円が広がっていくような」

「そう、地面を這いながら水が同心円状に広がり、その上で起こったことが感知できるような」

「そうすると相手の動き、意図を捉えることができるのでしょうか」

「そう、まずはそこにいるのか、どっちを向いているのか、何をしているのか、だんだん見えてくる」

「リモートワークだと顔見えないですもんね」

「急にビジネスの話になったね。そう、ただ声の感じでわかることもあるよね」

「ミュートは辛いっす」

「難しさはあるよね、演芸されている方も仰っているけど”反応が見えない”からどう進めていいかわからない。」

「はい」

「そうね、昔から知っている、1回でも会ったことがある、飲んだこと何回かあるとオンラインでもいいかもしれないけど、そういうのがないと辛いね。」

「なるほど」

「例えばこの会話でもどこにどう持っていきたいか、考えながら話している?」

「・・・いいえ。」

「そうしないからあっちこっちに話が飛んでしまう。そしてこれは何(何のためのどんなこと:会議?相談?)だったかがわからなくなってしまう。」

「あーなるほど。色々浮かんだこと言いたくなっちゃって。。。」

「まずはそこからだね。人に広げる前に自分に集中を戻して、逸れそうなら、今回なら”リモートワーク”が出たときにちゃんとそれを意識して、これがどこに繋がりそうか、発するべきか、考えなきゃ」

「そうですね、、、お後がよろしいようで。」

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#マインドフルネス

#チャンディー・メン・タン

#google

#mindfulness

#世界は変えることができる


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