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#98 おーファーザー【書評】金持ち父さん、貧乏父さん

◾️はじめに

第二週はベストセラー。今回はロバートキヨサキさんとシャロンレクターさんのこの本です。
二人の父親は言うことが真逆でした。


◾️要約

お金持ちになるために必死に勉強することが必要。これは学校では教えてくれない。他人と違うことやり、自分の力で自分の頭で考えること。お金の力を自分のために働かせることが大切。お金を失う恐怖心に勝ち失敗から学び続け、目的達成のためにひた走る。それが変化の激しい時代には必要なこと。

◾️感想

これ読んだ全ての人が金持ちになれるとは思えないけど(当たり前か)これを実践して恐怖を退けた人(お金持ちになった人)は行動した人だろう。
キヨサキさんにおける金持ち父さん、すなわちヒーローを持ってヒーローならどうする、と考え行動することがヒーローに近づくための行動になる。

◾️要約(詳細)

[教えの書]
  金持ち父さん、貧乏父さん ロバートキヨサキが語ったこと
◆第一の教え 金持ちはお金のためには働かない
中流以下の人間はお金のために働く。
金持ちは自分のためにお金を働かせる、つまり、お金が自分のためになんらかの利得を生み出してくれるようにする。
自分が感情に支配されずこれをするとどうなるのか、自分がお金のために働くことになるのか、お金が私たちのために働くことになるのか、ちゃんと考えること。
安全・安心なのは前者である。お金持ちは皆、そうしている。

◆第二の教え お金の流れの読み方を学ぶ
金持ちは資産を買う。
一方、貧乏人の家計は支出ばかり。
中流の人間は資産と思って負債を買っている。
負債とはお金を吸い取っていくもの。
これを減らし、資産に投資することで金持ちへの一歩を踏み出せる。

◆第三の教え 自分のビジネスを持つ
自分のビジネスを持つとは本当の意味で資産を増やし、それを維持することである。
あなたのビジネスは?「銀行」などはあなたのビジネスではない。

◆第四の教え 会社を作って節税する
会社を持っている金持ちは
1:稼ぐ
2:お金を使う
3:税金を払う
会社のために働いている人々は
1:稼ぐ
2:税金を払う
3:お金を使う
この差はかなり大きい。

◆第五の教え 金持ちはお金を作り出す
お金持ちはお金を作り出す。
それは人に見えないチャンスを見つけ金を借り、頭のいい人と組織として対応するから。
そうすることでリスクを避けるのではなくリスクを乗り越えていける。
チャンスはいつも転がっている。
あとは自分がどうするかだけ。

◆第六の教え お金のためではなく学ぶために働く
将来のことを考え、広く浅く学んで自分で考えることが大切。
専門的なことばかりでは選択肢は狭まる。

[実戦の書]
◆実践その一 まず5つの障害を乗り越えよう
実践するために
1:お金を失う恐怖心に勝ち、2:臆病風に負けず、3:忙しいからと自分の資産に注意を払うことに怠けず、4:悪い習慣はやめ、5:傲慢にならないこと。
ここから始まる。

◆実践その二 スタートを切るための十のステップ
スタートを切るために目的を持ち、自制の力をもち、速く学び、他人に教える。
さらに友人を見極め、協力者を見極め、元を取ることを忘れず、ヒーローならどうするか考えて行動する。

◆実践その三 具体的な行動を始めるためのヒント
今やってることをやめ、振り返り、上手くいってることとそうでないことを見極め、何を続けるか決める。
新しいアイデアを探し、買付申し込みをし、株をバーゲンセール時に買う。
将来の価値を見極める。
歴史から学び、適切な場所を探す。
具体的な行動をするためにヒントはたくさんある。

◾️アクション

ヒーローをつくり、その人ならどうするかを考えよう。

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ


#ロバートキヨサキ
#シャロンレクター
#白根 三保子
#二人の父親
#言うことは真逆
#誰についていくか
#いつの時代も教育が遅れている
#学校じゃ教えてくれない
#変化の時代
#ファイナンス
#自分のために働くか自分のために働いてもらうか
#ワダシノブ

◾️(以下はつらつらと書いているだけなので飛ばしてもらって構いません)

「この本て20年も前に書かれている本なんだ。海外の本だから海外で書かれたのはもっと前」
「うん。そんな昔の本なのになんで今更読んでるの?」
「ベストセラーって普遍的なことが書かれていると思ったから。多くの人に読まれるってことはいつの時でも考えさせられることが書かれているんだろうなって」
「ふーん。でどうだった」
「物語は主人公の父親が二人いてその人たちが真逆のことを言うんだってことから始まるんだけど」
「二人いるの?なんで?」
「いや、一人は友達の父でその人に育てられたと言う意味なんだけどね」
「そうなんだ」
「一人(実の父)は真面目に学校行きなさい、学校でいい成績とりなさい、という。もう一方は学校なんかより実際にお金を稼ぎながら考えることをしろという」
「普通は前者だよね」
「そう。だけどロバートキヨサキさんがお金持ちになれたのは後者の(友人の)お父さんの言うことを聞いたからだというお話」
「ふーん。学校で教えてることって確かに社会で使わないってよく言われるよね」
「そう。一方でお金の増やし方や人と組織として行動する際のポイントなどは教えてくれないとも言われている」
「なんでだろうね」
「僕は多分、今の社会で常識となっていることを学校では教えており、常識、つまり多くの人が納得していることになるには時間がかかると言うことなのではないかと思っている」
「へぇ。常識になるには時間を要する、と言うことだね」
「うん、大人が十人中九人理解、納得、選択するほうを教えてるんだよね」
「学習指導要領だね」
「うん、そこに乗ってくるには社会的な議論が必要であり、いわゆる現代における傍流的な考え方などは入ってこない」
「または入ってくるとしても時間がかかる」
「そう。この本は昔出た本なのだけどそこには教育のせいでこういう大切な考え方(お金の増やし方)が学校では学べないと書いているね」
「学校教育に疑問を感じているんだね」
「そう」
「一方で思ったのは学校で学ぶことって教科書に書いてあることだけじゃないよね」
「うん、学校で学んだことをベースに社会において実践して自分自身で考えてよくしていくこと、これも大切なんだよね」
「そう言うことって学校にいる中ではわからないよね。実際に経験してみないと」
「そうなの。で、もう一人の父親の方がそういった社会で必要な力を学ばせてくれたってことを書いています。」
「安い給料でバイトさせられて、こんちくしょーって思って考えたり。」
「お、でどうなった?」
「売店で廃棄されるものをまとめて買って再販売したりして自分でビジネスを生み出すんだ」
「ほーすごい」
「そういうような気づきを与えてくれたことで尊敬していくんだね、もう一人の父として」
「ふーん。実の父は?」
「それとは真逆でちゃんと勉強しろばっか」
「それは。。。残念だね」
「うん、ただ父親も良かれと思ってそう言っているわけで。価値観の違いってことだろうね」
「自分で考えて実践してきてないと、考えようがないというかね」
「うん。」
「その意味で教育が悪いと書いているんだ」
「自分で考えるようになることこそ教えるべきだね」


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