原宿:浮世絵お化け屋敷
規模的は小さな展示会くらいの作品数です。月岡芳年の「奥州安達がはらひとつ家の図」をリアルで見てきました。B4用紙を縦に2枚並べたくらいの作品で、想像していた掛け軸のような大きさじゃなかったです。妊婦が半裸で逆さずりにされて鬼ババァが包丁を研いでる。実の娘と知らずに殺した話でしたっけ?
歌川国貞の「怪談木幡小平次」は怖いです。皮がはがれた筋肉まるだしの骸骨がうらめしそうに殺した敵をにらみつける。これもB4用紙くらいの作品で小さめです。
展示品は怪談絵を見知っている人には、なじみがある作品が多めです。作者不詳の「海出人之図」は、おっぱいプルンプルンでお子様も見ているのですが良かったのでしょうか? 半裸の女性が海からおとずれてアマビエみたいな予言をした記録の資料。これは初めてみました。ぷるんぷるんです。
歌川芳藤の「髪切の奇談」は、初めて目にした作品で、今はぐぐるとなんでも画像が出てくる。黒い変な姿のお化けが女性の結わえた髪が切っちゃう妖怪、なんか滑稽な描写なんですが女性の必死さが逆に笑えるみたいな? 全体的に30分もあれば見終わる感じでした。暇な人は観てもいいかなぁくらいの、おすすめ感。