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Writing Channelの共同マガジン

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現在登録者数「51名」の『Writing Channelの共同マガジン』となります♪ 記事をマガジンに登録することで、多くの方に見てもらえるキッカケになります。 参加ご希望の方は…
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1.共同マガジンについて普段投稿する記事を、皆で共有するマガジンに追記していくものになります。 Noteには「招待することでマガジンを共同運営できる機能」が搭載されています。今回はそれを利用して多くの人に共有できればと思います♪ 2.参加するメリット私のフォロワー5000人のアカウントのトップに「常時マガジンが表示される」ので、多くの人にみられるキッカケになります〜🙆‍♂️ お値段は無料です〜。 3.参加方法は?マガジンに招待する必要がありますので、この記事に「一言コ

この世の果て(短編小説 5)

《《 今までのあらすじ →幽体離脱に成功した真希は、海峡で観光船の沈没事故で亡くなった女性の亡霊と出会う。翌日も会う約束をしたが、女性の亡霊は現われなかった。 ふと、亡き愛犬の鳴き声が聞こえてきた。鳴き声に誘われるように上空を移動すると、かつて亡き両親が住んでいた借家に辿り着いた 》》 「母さん……」 嬉しそうに微笑む母を見て、真希は考える。 (この状況を、どう解釈したらいいのかしら?  一時、私は霊界に迷い込んだの?) 「真希、今日帰って来ると言ってたのに、なかなか

会いたくて (詩)

あなたさえいてくれたら あなたさえ、生きていてくれたなら 1日に何度もそう思う だから、 あなたがかつて住んでいた街を通り過ぎると 不意にあなたが現われるような錯覚に陥る でも、そんなことある訳ないよね 肉体を脱ぎ捨てたあなたに 会う方法があったら知りたい たった一度でもいいから

この世の果て(短編小説 4)

《 今までのあらすじ→ 幽体離脱に成功した真希は、北へと向かった。海峡を通り過ぎようとした時、2年前に観光船の沈没事故で亡くなった女性の 亡霊と出会った。女性の話しを聞き、真希はしばらく傍にいた。明日また来ることを約束し、真希は一旦帰宅する 》 (上手く肉体に戻れるだろうか?) 自宅アパートの上空に戻ってきた真希は、少し不安になる。 (大丈夫、落ち着いて) ゆっくりと屋根をすり抜け、自分の部屋に向かう。 ベッドに横たわる自分の抜け殻が、何だか死人のように見えた。 (も

証 (詩)

愛の証は 指輪より、あなたからのモーニングコール 愛されてる自信が湧いてくるわ 自分が世界一幸せに思える 電話を終えた後も あなたの声が、ず〜っと耳に残ってる 更に情が募る 会いたくなる 恋しくなるわ

時には…… (詩)

自分の機嫌は自分で取る 自分で自分の面倒を見ないとね それでも、まだ心が干からびて カサカサしてるなら 誰かに頼りたくなる それは、あなた 時には、乾いた心 潤してほしいわ あなたからの愛を 充電できたらいいのに……

流浪の身 (詩)

私は人生の主人公 私の人生を生きるだけ 誰かの人生を生きることはできない 誰かに私の人生を変わってほしくても いったい誰が変わってくれるというのだろう この世界のどこかに 私の人生を背負って生きてくれる人 いますか? いないわよ 私の代わりは どこにもいない 私は唯一無二の存在

この世の果て(短編小説3 )

【 あらすじ→ 幽体離脱に成功した真希は、北へ北へと向かった。海峡を通り過ぎようとすると、泣き崩れる女性がいるのに気づいた。真希は気になり話しかけてみる。ここで数年前に船の事故で亡くなった女性の亡霊だった】 女性の話しは、こうだった、 2年前、この辺りを航行していた観光船が原因不明の事故で沈没した。女性は一人で乗船していた。何らかのトラブルで海水が流れ込み、制御不能になった観光船は、徐々に沈んでいった。 逃げる余裕もなく女性は海中に投げ出され沈んでいき、息絶えた。そして冷

生きる (詩)

夢、破れても 喪失、離別の果てに 涙が枯れ果てても その悲しみを乗り越えるのが無理でも 生きる希望を失っても ただ漫然と 過ぎ行く時に身を任せるしかないのか 何もない、からっぽの私 それでも生きる 生きるしか、道がない

諦念 (詩)

悲しみが消える場所があるとしたら それはキミの腕の中 だけどキミを失った今 そんな場所は、もうどこにもない 世界中どこに行ったって 悲しみが溢れている 切ないね もう笑うことも忘れてしまった 生まれてきた理由も 生まれた時点で忘れてしまった そろそろ1人で生きていく覚悟を 決める時がやってきたようだね

夢 (詩)

あなたの夢を見た 生きてたのね なぜ、音信不通にしてたのかしら 私のこと、忘れた? ごめんねと謝るあなた 抱き締められたら 理由なんかどうでもよくなった あなたさえ、いてくれたら あとは何もいらない もう、離れないで どこにも行かないで… やがて、ゆっくり覚醒し 現実に引き戻される 今のは夢で、あなたが既に死んでるのを再確認する 目覚めた私の胸を絶望が満たす かえって夢なんか見たくなかった いったい何なの? これは何かの罰ゲームなの?

この世の果て(短編小説 2)

【あらすじ→ 幽体離脱の動画をフォロワーさんに教えてもらった真希は興味を持った。少し怖いが、自分も試してみることにした。1回目は失敗したが、再度挑戦し、成功した】 空中で四肢を伸ばし、泳ぐような格好で前進してみる。 夜風が心地良い。 (そうだ、北海道に行ってみたいわ) 最後に北海道に旅行してから、もう10年以上経つ。 函館の夜景が見たくなった。 鳥になった気分で夜空を突き進む。眼下には通り過ぎる車のライトの連なりや、繁華街のきらめく夜景。 そういえば昔、悲しみのない自

ただの日記

学生のときに、チャリンコでよく通った道も、今ではすっかり綺麗に生まれ変わっているときがあります。 きっと人生もおなじなので、ひととの関わりが、人生につよい影響をあたえ、変化をもたらすのは間違いないことだと感じています。なぜだか人は、どこからかちょっとずつと変わってゆくのです。 平坦な道をただ歩きつづけることに退屈し、なにか新しいことが起きないだろうかと想像する。自分だけは特別だと思いたくなるときだって、あるかもしれない。そうでも思わないと人生やってられねぇなって思う。現実

ささやかな望み (詩)

ひたすら追いかけたり もっと追いかけられたいとか そんなのは、もういい 振り向くとキミがいる それが当たり前になるといいのに でも、障害が2人を阻む もう頑張れない ささやかな幸せさえ 私を避けていく 1人でも生きれる強さが欲しい 今、キミは誰の腕の中にいるの?