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校了

冷房の効いた半地下カフェでタイピングしている。本日の正午提出期限の文章がほぼ完成した。ポメラに保存した文章をQRコードでiPhoneに取り込み、Googleドライブの文書に貼り付ける。あとは共有アドレスをメッセンジャーで送るだけだ。15270字。お疲れ様でした。

今回の合宿で提出する文章は、まだ続く長い文章の断片なので、合宿が終わっても校正は続けることになる。全体を完成させるかどうかは、ぼくが決めることだが、果たして最後まで仕上げることができるのかと不安になる。期限を切ってやると決めないと、日々の「書く」に力を分散してしまって放置してしまいそうだ。だから、合宿のような期間がぼくには必要なのかもしれない。

最終日の明日は、朝から晩まで参加者の文章を読み込んで感想を交換する。読まれる恥ずかしさや、書けない情けなさ、書く歓びも含めていろんなことを越えて、提出したものだけが味わえる時間だ。文章を徹底的に読み込むことで、書かれた言葉に宿る、ある感じを、勝手に受け取る。あくまでも読み手の勝手な思いだが、そのように読んだという感想を言葉にしてただ述べる。それは書き手にとって宝物のような言葉になる。ぼくの所感だけど。

「誰かが書いたものを読んで感想を述べる」ただそれだけなのに、そこに豊かな時間が生まれる。豊かな時間を過ごすことができるのは、ほんとうにうれしい。それはぼくの生きる力になる。

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