己との戦いの果てに何を見るのか
「詩織ちゃんってなんかいつも戦ってる感じがする」
友達や知人にそう言われることも多い。
そしてそれはもちろん、「そこがいいところだと思うよ」というニュアンスで言われる。
他人に嫉妬することはあるものの、それでも私は仕事をする中で「同業者と戦っている」という感覚はあまりない。
基本的に自分の仕事は自分との戦いだ。
「納得できるようないい仕事をしよう」
「クライアント・読者に喜んでもらえるものを作ろう」
と思うことも自分との戦いだし、それこそ、
「朝ごはんを食べたらデスクに向かおう」
というのも自分の戦いであることは多い(なんだかんだいって自分からデスクに向かうのは億劫だったりもする)。
日々自分との戦い。
昨日の自分を超えられるかどうかが重要。
少し話は変わるが、この仕事を始める前、会社員時代、作家として活動する自分の姿を頻繁に思い浮かべていた。
「居心地の良い空間で、ハーブティーを飲みながら原稿をする自分」
そんな姿を思い浮かべていた。
そして昨日、ふと、「そのハーブティーを飲んでいる自分は、自分と戦っているのだろうか?」と疑問に思った。
自分と戦っている自分が決して嫌いなわけではないし、むしろ好きなのかもしれない。
でも、時々ものすごく疲れているのも確かだ。
「いずれこの戦いを終わらせたい」
私は本当は心のどこかでそう思っているのではないか……とも思う。
今の私は己との戦いを終えた自分が果たしてどんなものなのかが全く想像できない。
私はこのまま死ぬまで、自分と戦い続けるのだろうか。
それともどこかでこの戦いを終わらせるのだろうか。
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