文芸へ自立分散組織を導入する取り組み
NFTプロジェクトのコミュニティでは、日々、活発なメッセージのやり取りが発生しやすい状況になります。それは、そこに集うイノベーティブな方々のパーソナリティと、NFTの財産性を通した共同体意識が大きいように思えます。
NFTを購入する障壁は今なお低いものではありません。
・仮想通貨取引所の開設(Coincheck、Bitflyerなど)
・入金及びイーサリアムの用意
・ウォレットの用意
・購入
昨年のこの時期からは倍増したとはいえ、まだ日本でたった1万数千人しかこの障壁をクリアできていないのです。相当な少数精鋭・ニッチなイノベーター集団であり、新しいもの好き、NFTを通してあらたな日本の産業を応援すべくNFTを購入してくれる方が多いのです。多くは、30代以降のTVアニメに親しんだ世代でコミュニティが発展することで、IPが羽ばたいていく様子を見守ることにとても関心がある方が多いと思えます。こちらが、内部のコミュニティにいる方々のパーソナリティの部分です。
そして、NFTは1個数万円のデジタル画像であり、再度販売をすることで投資的な意味合いを持ちます。コミュニティメンバーはIPの発展に応援することで、自らの持つNFTの財産的価値が上がっていきます。いずれ、売却することも可能です。そうしたとき、コミュニティは一致団結し、IPの発展へ加担する雰囲気が作られていくのです。
当初、私はこの構図は、お金のみに結びついたとてもドライな関係だと解釈してしまっていました。ですが、実態、イノベーターとしてクリエイターを応援する温かいお人柄の方で溢れていました。これは、読書垢・作家垢が持っていない一つの特性であり、わふくストーリーはこの文化を文芸に広げることで、それにより生まれていく活字IPの可能性を強く信じるに至りました。文芸をコミュニティメンバーと連携して作って連載・出版へつなげていきます。
それは、オンラインサロンとどう違うのですか?
時折聞かれる質問です。本質的に違います。オンラインサロンは提供者がサービスとしてコミュニティを提供しています。提供者・お客様の関係性であることが多いのです。わふくストーリーは自律分散型組織(DAO)として、参加者にとって主体的な関係性を提供します。
そもそも、文芸界では「オンラインサロン」が一般的ではありません。著者の方はあくまで本や連載を続けることでファンへ継続的にサービスを提供しています。そして、年間を通して執筆だけで生活を営めるのは非常に限られた人数の巨匠しかいません。これはこれで、出版社が既存のビジネスとしてやればいいと考えていますが、そこに入れなかったライターさんは文筆を辞めざるを得ないとても残酷な運命にあります。この現状を打破したいです。
わふくストーリーの目指す姿は別にあります、NFTの自律分散型組織を組み合わせることで、文芸は新たな市場をつくれる可能性が生じているのです。
わふくストーリーはわふくジェネのDiscordのチャンネルで主に活動しています。NFTを持っていなくても入ることができます。ぜひ、遊びに来てください。まだ制作発表前にも関わらず、私や著者の水無月さん、コミュニティメンバーがわーきゃーやっています!
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