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【初めての方必見】文学フリマの準備から出店までを完全解説!!

文学フリマとは、文学作品展示即売会です

文学フリマとは、全国各地で実施している文学作品展示即売会です。

普段小説や作品を書いているアマチュアの方から、実際に出版社にて本を発売しているプロの方まで、幅広い人たちが自分の作品を出展し、販売・配布ができる即売会となっています。

文学フリマ|文学フリマ

文学フリマの「場」には一般商業流通には乗らない作品がたくさん集まります。自費出版の書籍、ホチキスで綴じたコピー誌、手製本の書籍、CDや電子書籍、Tシャツ、豆本、その他……。本屋さんでも通販でも出会えない、さまざまな形の〈文学〉が一堂に会し、販売されます。

文学フリマ公式サイト

上記のように、文学フリマは多くの作品に出会える場として開催されています。来場者として参加する人はもちろん、出店側からしてもジャンルにとらわれずに参加できるのは魅力ですね。
「文学」ってあるから自分の作品じゃ不安……と思っている方も、気負わず参加してみてください!

文学フリマが開催している会場・アクセスは?

文学フリマは、札幌、岩手、前橋、東京、大阪、京都、福岡、広島の8都市で現在開催しています。

全国マップも文学フリマの公式Twitterからツイートされていますね。

文学フリマ東京は、1年に2回(5月と11月)開催されています!

文学フリマの出店方法は?

文学フリマは、スマホやパソコンなどからWebで出店申し込みの手続きをすることで、出店者として参加することができます。

詳しい出店方法は、下記の文学フリマ公式サイトから
出店手続きガイド

また、出店の大まかな流れも、文学フリマの公式Twitterにて丁寧に解説されています。

◎出店までの流れ

①出店申し込み(文学フリマWebカタログ+エントリー)
②出店料入金(クレジットカードでも入金できます!)
③作品の制作/Webカタログ登録(文学フリマWebカタログ+エントリー)
④宣伝・準備(どこで売るか・作品の詳細・作品の準備)
⑤文学フリマ当日

文学フリマの出店申し込みでは、以下の準備が必要なので、あらかじめ考えておきましょう。
・サークル名(出店する個人・団体の名前)やペンネーム
・出店者の入場用チケットを受け取る住所や電話番号などの個人情報

また、出店申し込みが完了してから、出店料を支払います。
執筆の2023年2月時点では、文学フリマ東京の最低ブース費は6,500円です。
出店料とブースの詳細に関しては下記の通りなので、自分の状況にあったブースを選択してください。

文学フリマに参加するために必要な準備は?

文学フリマに実際に参加している経験から、当日までに必要な準備を紹介します。結論から言いますと、下記の3点は必ず準備が必要です。

◎必要な準備
①文学フリマで販売する本をつくる
②文学フリマのブースまわりを準備する
③文学フリマのカタログを記入する

①文学フリマで販売する本をつくる

文学フリマに参加するためには、出店の際に販売する本が必要になります。

本は大きく二つ、同人誌印刷通販を利用する方法と、コピー機等で印刷したコピー本を用意する方法があります。
同人誌印刷通販は、一般的に販売しているような本のように製本してくれるサービスで、ページ数や冊数によって金額が異なります。

製本すると、このような形で本が出来上がります。

次にコピー本を用意する方法ですが、コピー機や自宅のプリンターから印刷して販売する方法です。
フリーペーパー用としてコピー本を作る人も多いですね!僕もコピー本をフリーペーパーとして用意しています!


②文学フリマのブースまわりの準備をする

文フリのブースで販売するためには、できれば本を宣伝するためのポップアップや値札、本を立てるための設営グッズ、名刺などが必要です。

最低限、このグッズは準備しておきましょう!

◎必要なブース用品
・本を立てかける設営グッズ(百円ショップのブックスタンドでもOK)
・値札(紙で作ったり、値札立てを利用しましょう)
・テーブルクロス
・厚紙(値札やポップアップをつくるのに使えます)
・写真立て(大きいポップを立てるために使えます)
・ハサミ、テープ、マジックなど

しっかり準備してブースを立てると、こんな風に設営ができます!

③文学フリマのカタログを記入する

文学フリマでは、出店者の情報を検索・閲覧できる文学フリマWebカタログがあります。多くの人に知ってもらうために、ぜひ入力しましょう!

入力項目は以下の通りです。

◎文学フリマWebカタログ 入力内容
・サークル名
・メンバー
・URL
・Twitter
・紹介文
・アイテム情報(本の情報)
・作品名、著者、種別、ページ数、価格、URL、YouTube、紹介文

アイテム情報の変更があったり追加があった場合はいつでも修正可能です。
また、一度出した本の情報を引き継いで利用することもできます。

文学フリマWebカタログ+エントリー
Webカタログの編集・管理方法(出店者向け)

補足:SNSの準備はTwitterがおすすめ!

文学フリマでは、Twitterを使った宣伝や交流が非常に多いです。実際、僕もTwitterを通じて気になった小説を買ったり、Twitterから実際に買いに来てくれるお客さんも多いです。
文学フリマに参加するなら、合わせてTwitterのアカウントも用意しましょう。

文学フリマの当日に必要なものは?

次に、当日に必要なものを紹介します。結論から言いますと、下記の3点は必ず準備が必要です。

◎当日に必要なもの
①販売する本とブース用品
②お釣りのための小銭
③予備のバッグや袋など

①販売する本とブース用品

用意した販売本やブース用品は必ず持っていきましょう。

本は同人誌印刷通販を利用する場合は、量が多かったりする時直接会場に送ることも可能なので、詳しくは印刷先や文学フリマのサイトをチェックしましょう。

よくあるご質問(FAQ)

また、売れ残った本の搬出も会場にて可能なので、そちらも併せてチェックしてみてください。
量が少ない場合は自分で持っていけば費用削減できます。

ブースの準備は出店者入場から会場までに作業することが必要ですので、早めに入場して準備をしましょう。

②お釣りのための小銭

文フリでは、本を販売するときにお渡しするお釣りが必要になります。500円や300円で販売すると、小銭のお釣りが出てくることはしばしばあるので、忘れないように気を付けましょう。

以下の量を用意できるとベストです。

◎用意するお釣り
・500円玉 50枚
・100円玉 100枚
・1,000円札 9枚(滅多にないですが、1万円札をお出しするお客様のために)

郵便局の窓口で相談すると小銭に両替してくれるので、郵便局で両替をしましょう。

③予備のバッグや袋など

これは買う側としての必要グッズですが、行きよりも帰りの方が荷物が多くなる……といった人も多いです。
買った本が持ってきた荷物の中に入らない、なんてことになりかねないように、予備の袋は必ず用意しましょうね。

まとめ:しっかり準備をして、文学フリマをエンジョイしよう!

このように、準備するものや本を書くための時間など、いろいろ大変な部分も多いですが、実際に参加すると同じように本を書く仲間と出会えたり、自分の本を好きになってくれる人に出会えるなど楽しいことはたくさんあります。

ぜひ気になる方は一歩踏み出して参加してみてください!

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