シフォンケーキを5,000円で売る/コピーライター、「お菓子屋さん」になる。#6
~前回までのあらすじ~
フリーランスのライターをする傍ら、趣味が高じてお菓子専門のシェアキッチンで働きはじめた主人公・炭田(すみだ)。
楽しそうに活動しているシェアキッチンのメンバーたちを見て、いつしか自分もお店をやってみたいと思うようになる。
そんな折、ひょんなことからシェアキッチンで自分のお店を開くチャンスが巡ってくる。意気揚々と「シフォンケーキ屋さん」にチャレンジしたものの、はじめての営業は支出が売上の二倍という結果に終わる。
毎日、めそめそする炭田。
そんな彼女の前に、シェアキッチンのオーナーが現れた。
~あらすじ、ここまで~
そうなのです。お金がないのです。
どのくらいお金がないかは、前回のnoteを読んでいただくとして、一回目の営業を終えたあと、これからどうやってお金をやりくりするか。そればっかり考えていました。
寝ても覚めても、金、金、金。口を開けば、金、金、金。
そんな私を見かねたのか、シェアキッチンのオーナーがこんなことを言いました。
なんと……!!??
まじで……!!??
(しかもこのnoteを書いてる間に、おひとり買ってくださいました。神様かな?)
というわけで、シフォンケーキが5,000円で売れました。
信じられない……ありがとうございます……!
***
ここから大事な話をするんですけど、私はクラウドファンディングのリターンにシフォンケーキを設定するというオーナーの提案にまず驚き&感謝しつつ、それ以上に「お金がないなら、お金を作ればいいじゃない」という発想に超おったまげました。
私が「お金がない!」と嘆きつつ考えていたことは「なにかで節約しなきゃ!」だったんです。
でも、節約以外のやり方として、どうやって私のシフォンケーキに付加価値を加えて、どうやって売っていくか考えるというやり方もあるんだ!?
お金を節約するんじゃなくて、いかにしてお金を作るか考える。なるほど、そっちか!!!って。
目先の「お金がない」しか見えていなかった私にとって「お金がなければ作る」は、天啓でした。
世間では常識かもしれないけど、私はずっとサラリーマンだったからか、お金って”与えられる”ものだと思ってたんですよね。可愛いは作れるし、お金も作れる。(cawaii標語)
***
もちろん、リターンに設定してもらったとはいえ、材料費もかかるし、梱包費や送料(クール便!)もかかります。私が作る時間も必要だし、そもそもクラウドファンディングの目的は、シェアキッチンのアップデート資金集めです。
でも、こういう“考え方”と出会えたことで「お金がないよー」と嘆くだけの私から、「お金がないなら、どうしたらいいのかな?何かやれることはないのかな?」と、頭を切り替えられるようになりました。
で、切り替えたことで、自分なりにこんな発想をしてみました。
①に知性を一切感じないのは、ご愛敬。
またnoteで、詳しく書けたらと思います。
***
ライター炭田のシフォンケーキ、ぜひ!
(全国どこでも送料込み、1ホール5,000円)
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