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【取材後記】こんな風に自由に生きたい

「もし今日が人生最後の日だったら、今日やることは本当にしたいことなのか?」
この問いに「NO」が何日も続くのなら、なにかを変えなくてはならない。

Apple創始者・スティーヴ・ジョブ氏の伝説のスピーチ

スティーブ・ジョブズは言った。

誰もが考えているだろう。本当にしたいことだけをして生きていきたいと。しかし、我々の生きている現実世界はそれほど甘くない。

スティーブ・ジョブズが大学を中退してApple社を創設したことは有名な話だ。そして、自分が作った会社を解雇されてしまったことも。

2005年に母校で行った卒業スピーチは、「点をつなげる」話から始まった。大学を中退したジョブズは、カリグラフィーを学んだという。そして、カリグラフィーを学んだことが、Macintoshの美しいフォントを作る際に役立ったとのこと。

点と点がつながり、一本の線になっている。それは、何もスティーブ・ジョブズに限った話ではない。


120年もの間、地域に守られてきた私設図書館『江北図書館』

とある取材で、120年続くという私設の『江北図書館』を訪れた。図書館の脇にある桜の花が、明るい緑の葉に変わりつつある季節。新緑のように周りを明るくする、n.likoの藤田さんに出会った。

図書館内では、本革のおしゃれなしおりが販売されていた。
よだれを垂らしながらも、我慢、我慢……


欲しがりません、勝つまでは!!


そう思いながらも、江北図書館の取材を続けていた。ちなみに、現時点で江北図書館の記事は未掲載(未完成)だ。

江北図書館とのコラボ商品『革の栞』(画像出典:n.lico

喉から手が出るほど欲しいと思った本革の栞を作っていたのが藤田さんだと知ったのは、江北図書館内に新しく建設されたLib+の『つるやCAFE』で美味しいコーヒーを入れてもらったときだった。

つるやCAFE

藤田さんは、カフェの店員として潜り込んでいた。(笑)
じつは個人事業主として、いくつかの事業を手掛けるスーパーウーマンだった。

「今度、工房にお邪魔してもいいですか?」

二つ返事でOKを貰った。住居兼n.likoの工房だ。
古民家を安く借りているという工房は、白を基調に内装がリフォームされていて、古臭さをまったく感じない空間になっている。

「自分から友達をつくるのが苦手なんです」

そんな風に語る藤田さんだが、よく喋り、よく笑う。陰キャの私から見ればとても羨ましいキャラだ。今すぐにでも友達になってほしい。

テーブル席に座り、メモを出し、ボイスレコーダーのスイッチを入れてから取材を開始するのがいつものやり方だ。しかし、藤田さんはそんな余裕を与えてはくれなかった。

座る間もなく、喋り続ける。どこまでが雑談なのか、どこからが取材なのかがわからず……結局、タイミングを逸し、最後までボイスレコーダーを出すことができなかった。そして、最後まで椅子に座ることもなかった。

そんな、記憶をたどって執筆した記事がこちら。

藤田さんのように自由に生きられたら本当に楽しいだろうな……と思いながらの取材だった。もちろん、現在に至るまで、かなり苦労されていることは理解している。

記事には記載できなかったが、藤田さんの職歴はかなり面白い。しかも、職種が異なっていても、最終的には一本の道筋ができているのだ。スティーブ・ジョブズの生き様を見ているのかと。

しかも、藤田さんは苦労していることを決して表には出さない。

表情がとても明るく、常に楽しそうなのだ。その笑顔は、転がるらっきょうを見て笑い続ける松本伊代さんを彷彿させる。

取材から数日後、藤田さんは関西テレビ『よ〜ぃドン!』に出演。ウクレレの弾き語りを披露していた。隣には円広志さん。

やはり楽しそうだった。

円広志さんもノリノリだ。
スタジオの松本伊代さんも笑っていたに違いない。

そんな藤田さんは、7月15日にはウクレレ関係のイベント『HAPPY FIELD FESTIVAL』に、n.likoとして参加(出店)するとのこと。

HAPPY FIELD FESTIVAL(画像提供:藤田さん)

興味がある人はぜひ覗いてみてほしい。私は予定があって参加できないので、夢の中でウクレレを弾いておくことにする。もちろん、弾き語りで。

ちなみに、私も一時期ウクレレに挑戦したことがあったが、音楽センス皆無の私にとっては……

東大入試レベルの難題だろっ!

と。

藤田さんのn.liko公式サイトはこちら。
 → 🌐n.liko公式サイト



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
取材のご依頼や記事執筆のご依頼をお待ちしております。


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