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田舎によくある複式学級のメリット・デメリットとは?

みなさんは、「複式学級」をご存知ですか?

田舎の学校出身の人なら知っているかもしれませんが、複式学級とは複数の学年が同じ教室で勉強するクラスのことをいいます!

私も田舎出身なので複式学級でしたが、具体例でいうと小学5年生と小学6年生が一緒教室で勉強するといった風になります!

田舎の学校では、全校生徒が少ないことや教師の数が限られていることから複式学級の形式をとっているんです。

そんな複式学級にもメリット・デメリットがあると思っています。

そこで今回は、実体験をもとに私が思う複式学級のメリットとデメリットをご紹介していきます!

複式学級のメリットとは!

仕事③

上級生の勉強を知ることができる

複式学級のメリットとして、上級生の勉強を知ることができるというメリットがあります!

複式学級では複数の学年が一緒に勉強します。

勉強内容は各学年で違いますが、同じ教室で勉強するので目に入ることはあるんです。

そのため、上級生がどんな勉強をしているか知ることができますし、先生が解説している内容も聞こえます!

もちろん、勉強するのは学年が上がってからですが、上級生の勉強を知ることで勉強に興味を持つきっかけになるんですよね。

実際、私も小学5年生のときに小学6年生の歴史の授業を聞いて、日本の歴史に興味を持って自分で歴史の本などを読むようになりました。

マンツーマンで指導できる

複式学級のメリットとして、生徒にマンツーマンで指導できるというところが挙げられます。

学校で勉強しているとどうしても分からない部分が出てきますよね。

ただ、人数が多い学校では1クラスの人数も多くなるので、1人1人に指導する時間はどうしても少なくなってしまいます!

もし勉強が分からない人が出てきても1人に時間を多く割くわけにはいきません。

しかし、複式学級のように人数が少ないクラスであれば、分からない生徒に対してほぼマンツーマンで指導することも可能です。

生徒数が少ないので、全員に指導してもそこまで時間がかからないからです!

ちなみに、小学校では1年間に勉強しなければいけない範囲というのが決まっていますが、複式学級では授業も早く進んでいくので早い時期に終了することも。

その場合、分からない部分を復習したり過去問を解いてしっかり学力を身につけることができます。

私も、早めに終わったときには過去問を解いたりして苦手な科目が出ないようにしていました。

今思えば、落ちこぼれていた私のような学生でも、集中的に指導してもらえたことはありがたかったです。

複式学級のデメリットとは!

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切磋琢磨する機会が少ない

複式学級のデメリットとして、切磋琢磨する機会が少ないということがあります!

複式学級では人数が少なく、クラスのメンバーも変わることがほとんどありません。

そのため、チームワークを深めたり仲良くなることはできますが、切磋琢磨したりライバル関係として競い合うなどの経験は積むことができない可能性があります。

私の経験上、人が固定化されると実力を認め合う関係になるので、切磋琢磨が起こりにくくなると思います!

切磋琢磨が起こるにはある程度人数がいて、自分と実力が均衡している人が必要です!

その点、人数が少なく人間関係が固定される複式学級では切磋琢磨する機会が少なくなりやすいですね。

少人数により授業に制約ができてしまう

複式学級のデメリットとして、少人数なので授業に制約ができてしまうということがあります。

複式学級では人数が少ないので、できない授業があります!

例えば、体育の授業などでサッカーやソフトボールなどを行うことがあると思います。

しかし、複式学級では人数が足りないという原因でできないことも...

また、普段の授業でも複数人でグループになって意見をまとめたりするグループディスカッション形式の授業も行うことが難しいです!

このように、複式学級では人数が少ないことから授業内容に制約がかかることがあります。

まとめ

ここまでで、複式学級のメリット・デメリットをご紹介しましたが、あくまで私の意見なので参考程度にしてみてください。

世間では、複式学級はあまり良くないというイメージもあるようですが、個人的にはそこまで悪いイメージはないですね。

むしろ、少人数だからこそできる人間関係も築けましたし、手厚く指導してもらえたのもありがたいです。

田舎には少人数学校や複式学級という形式があることを知っていただけると嬉しいですね。

それでは、また!

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