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知ってたら絶対お得?年金の便利な活用法とは

おはようございます、ひらっちです。そろそろ農業のメインであるタマネギの収穫時期が近づいてきてそわそわしております。ライター業もそれなりに忙しいですし、どうやって立ち回ろうか…。兼業農家の悩ましいところです。でも、なんとか頑張って乗り切りたいと思います(^^♪

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■若い人は、そもそも「年金」なんてあんまりイメージできないと思いますが…

あらためまして、ひらっちです。今日は「年金」をテーマに書いてみたいと思います。

最近は、新社会人となった若い人向けに記事を書くことが多いですが、この世代の方にとって、いまいちピンとこないのが「年金」の話題だと思います。だって、老後なんて40年以上の話ですからね。まあ、当然です。

マスコミがあの手この手で「年金不信」を煽るもんだから、「僕たちが老後を迎えた時、年金制度はなくなっているんじゃないの?」と不安に駆られている人も多いかもしれませんね。

もちろん、今まで通りの制度が保てるか?といえば難しいと思いますが、それでも、制度自体が破綻しないようにカスタマイズを続けているので、制度自体が消えることはないというのが僕の見立てです。もちろん、未来は100%確実ではないですけどね。

実は2022年4月から、年金制度が大きく改定されます。特に大きなポイントだと思っているのが「繰り下げ受給開始年齢の引き上げ」です。

これは、年金の受給開始年齢の繰り下げの上限を、70歳から75歳まで引き上げるというもの。これまでも年金の受け取り年齢を65歳→70歳にすると年金が42%増加するというボーナスがあったわけですが、75歳まで引き上げると、さらにボーナスが増えて84%まで増額されることになります。

■年金の受給開始年齢の繰り下げ、意外にも柔軟にお得なパターンを選べるようになっていて…

「いやいや、増額するのはいいけど、早めに死んだら損するじゃん!」

「繰り下げはいいけど、途中でお金が欲しくなったらどうするんだ!」

そんな声が聞こえてきそうですが、実はこの制度、それまで受け取らないでいた年金を、5年間さかのぼって一括で受け取るという方法を選択することも可能です。

つまり、例えば、72歳のタイミングで預貯金がなくなって年金を受給するとなった場合、「まだまだ健康で長生きしそうだ」と思えば、72歳から58.5%増額された年金を受給する選択をすればいいし、逆に「長生きする自信がない…」「まとまったお金が今すぐ欲しい」となれば、5年前の67歳時点で受給開始したとみなし、2年間の繰り下げで16.8%増額した年金の5年間分を一括で受け取り、そのうえで16.8%増額した年金を受給し続ける、という選択を選ぶことも可能なわけです。

ご存じでしたか? これを知っているかどうかで、受給開始の繰り下げを利用するかどうかの判断も、大きく変わってくる気がします。

■まとめ

これは、お金の知識全般に言えることですが、国が用意している制度のお得な活用法は、国民すべてに周知されるわけではありません。結局のところ、「知らない人だけが損をする」というわけです。

マネーリテラシーというと、とかく「投資先はやっぱりS&P500でしょ!」とか「今後も仮想通貨が爆上がりするぞ!」とかいった儲け話ばかりに注目が集まりがちですが、こういった「あんまり知られていないけど、実は利用すればほぼ確実にお得になる制度を見逃さないこと」の方がより重要です。

せっかく国が用意してくれている年金制度です。イデコやつみたてNISAで増やすことも大事ですが、この手の「お得な活用法」を見逃さないようにアンテナを張っておくことも大切ですよ!


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