補助金頼みのビジネスモデルは、やっぱり危険だよね
こんにちは、ひらっちです。今日は朝からリモート取材でした。ライター界隈ではすっかりリモート取材が定番化した感があります。今は半分くらいがリモートかな? 僕がどうかはさておき、地方在住の「できるライター」にとっては、絶好のチャンス到来といった感じでしょうか? 東京に置いた軸足を少しずらし、地方へシフトチェンジする人も増えそうな気がします。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■「ものづくり補助金」の直近3年の採択事業者は、15%がリピーター?
あらためまして、ひらっちです。今日は「コロナ禍」「補助金」をテーマに書いてみようと思います。
先日、こんな話題がニュースになりました。
記事によれば、新型コロナ禍で打撃を受けた中小企業の事業転換の費用を支援する「事業再構築補助金」と、生産性を向上させる中小の取り組みを支援する「ものづくり補助金」について、問題があるという指摘がなされたとのことです。
経産省のキャリア官僚が、給付金をだまし取るといった不正も発覚しているぐらいですし、「それに比べればリピートすること自体は、別に悪いことじゃないでしょ!」という意見もあると思いますが、「採択事業者のうちの15%が過去にもこの補助金を受け取った実績がある」といった記述を見ると、「そもそも補助金ありきになってない?」なんて指摘が入るのも、まあ当然の帰結かなぁ~なんて個人的には思います。
※ちなみに経産省のキャリア官僚のお話はこちらですね。。
■あなたのその事業計画書、本当にやりたいものですか?
僕はこのnoteを開設以来、ほぼ一貫して「補助金に頼るのは危険だよ」と伝えてきたつもりです。補助金が出ても出なくても取り組むことにうまくフィットするのであればいいですが、それが常態化してきてしまうと、補助金の獲得自体が徐々に目的化する危険があると思っているからです。
地元の経営者さんを見てみると、なんだか補助金を獲得することばかり長けていて、そのパワーを本業に注力すればいいのに…と思うことがしばしばあります。
手っ取り早くメリットを享受できる点は確かにありがたいと思うけど、それほど必要性を感じていないものを、補助金があるからと過剰投資するのは、その後のランニングコストなども勘案するとむしろデメリットが大きいと思います。
自分のお金じゃないと、どうしても投資判断が甘くなりがち。もし活用するのであれば、そこを十分に理解したうえでいつも以上にシビアな判断を下さないといけません。補助金の金額が大きくなれば、その後の反動も大きいですから。
僕は、補助金のコンサルティング会社から、事業計画書のライティングを依頼されることもありますが、くれぐれも「本当に必要ですか?」「なんだか補助金を取ることが目的になってないですか?」と念押しして聞くようにしています。依頼主であるコンサルティング会社からは、かなり煙たがれているでしょうけどね(笑)
でも、それが補助金を使おうとしている人のためだし、結果的に信用を失って痛い目をみるのはそのコンサルティング会社ですから、嫌われてもちゃんとそこは筋を通すようにしています。目先の人参がおいしいそうだからって、食べてお腹を壊し、死んでしまうようなら本末転倒ですから。
■まとめ
記事によれば、「補助金のリピーターを生まない仕組みを」とありますので、今後の補助金は、新規に申請する事業者がより優遇される、加点されるといった修正が加えられそうな感じがしますね。
補助金関連で食べている人たちには、大きな改正(改悪?)が待っているかもしれませんが、そもそも補助金に頼っていなければ全く問題のないお話。新型コロナもだいぶ落ち着き、ポストコロナを見据えた再始動が求められる今こそ、まずは目の前の事業にきちんと目を向け、コツコツと地道に頑張りたいものですね(^^♪
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