見出し画像

人生の大きな出費のひとつ、「保険」で損しない方法とは?

こんにちは。ひらっちです。今日から4連休! なかなか気持ち良く遊びにいける雰囲気ではないですが、それでも楽しい4日間にしたいですね。

<いつもの簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■リスクが嫌いな日本人は、とにかく保険が大好物

あらためまして、ひらっちです。今日は、人生のなかでもとりわけ大きな支出の一つ、「保険」について書いてみたいと思います。

みなさんは、保険に加入していますか?

学生さんはそうでもないかもしれませんが、社会人の方なら、何らかの保険に加入している人がほとんどですよね。

以前も書きましたが、僕はライターの仕事が軌道に乗り、順調に売上を伸ばしていた30歳前後の頃、「ちゃんとお金について学ばないといけない」と思い立ち、本格的に勉強を開始しました。

お金の勉強といっても、いろんなジャンルがあります。その中でも、一時期特にめり込んだのが「保険」の勉強でした。

何となく日々生活していると気付きにくいですが、僕たちは本当にたくさんの保険料を払っています。

もしもの時に備える死亡保険などいわゆる民間保険のほかにも、健康保険だったり、あとは年金も「長生きするリスクに備えた保険」だと言えます。

日本人はとにかく保険が大好き。ネットを検索すると、「日本人がいかに保険が大好きか」を書いた記事が色々と出てくるはずです。

新型コロナの感染対策を見ていても、やっぱり日本人は「リスクが嫌い」なんだと思います。いや、嫌いというより、リスクとの付き合い方を学んでいない、というのが正しいのかもしれませんね。

人生、リスクがゼロなんてことはあり得ない。そう考えれば、大量の保険に入るなんて選択肢は絶対にないはずなんですが…。まあ、この場で国民性を議論しても仕方がないですけど。

というわけで、もしかしたら住宅に匹敵するぐらいの大きな出費になる「保険」。ここをどれだけ節約するかが、人生のマネープランを考える上での大きなポイントになるというわけです。

■保険は、ほとんどの人が損をするから成り立つ商品です

当たり前ですが、保険で得する人ばかりになったら、その保険は成立しません。たくさんの人から少しずつお金を集め、困った人が出たらその人にお金を出してあげる。そういう性格のものです。

民間企業が販売する保険の場合、そこには販売する企業の利益が上乗せされます。つまり「ほとんどの人が損をする」というのが民間保険の本質。そのため、「民間の保険にはできるだけ入らない」というのが合理的な選択です。

でも、万が一のことが起こったら再起不能になる状態は避けないといけませんよね。例えば、専業主婦の奥さんと小さなお子さんを残して、ご主人が亡くなったとか。不慮の自動車事故で相手を死なせてしまったとか。

なので保険は、「起こる確率は低いけど、起きてしまった時にはダメージが大きすぎるリスク」だけ、必要最低限の保険でカバーするというのが正解です。

■中高年が圧倒的に得をする「都道府県民共済」

保険のことなんて分かんない!という人は、ぜひ「都道府県民共済」を基準に考えてみてください。

テレビCMをご覧になったことがある方も多いですよね。うちの自宅には、定期的にチラシが届いています。

非営利の団体が「助け合いの精神」で運営しているもので、そもそも掛け金自体が割安で設定されているのに加え、余剰金が出た場合には「割戻金」という名目で加入者に払い戻しを行っています。

ネックなのは、医療保険がくっついている点です。僕は、ある程度貯金がああれば、「医療保険は要らない」と思っています。だから、この部分を削ってさらにコストダウンしてくれるとありがたいと思いますが、そこはセットになっているので仕方がない。でも、医療保険の部分を無視して、単純に生命保険として活用したとしても、かなりお得な商品であることは間違いありません。

都道府県民共済は、月額4000円(実際には割戻金でもっと安くなる)で、病気死亡の時に800万円が支払われます。

一番のポイントは、年齢・性別に関係なく一律という点です。死亡率が圧倒的に低い若い女性でも、それなりに死亡率が高くなる中高年の男性でも、金額は一緒。つまり、中高年にとってはかなり有利な保険商品である、というわけです。逆に若い人は、民間保険の方が安くなるケースが多い。

死亡保険だけでみると、もっと割安な保険はいろいろとあります。どの商品が良いのかを考える時は、この都道府県民共済と比較して「安いかどうか」を考えるのが良いと思います。いろんな保険を比較してくれる保険ショップに足を運んでも、都道府県民共済をお勧めされることはないでしょうしね。

■まとめ

ちなみに僕が加入しているのは、掛け捨てタイプの逓減定期保険(年々支払い額が減っていくタイプの死亡保険)、自動車保険、火災保険です。医療保険は入っていません。高額療養費制度があれば十分だと考えているからです。

あとは、自動車保険にプラスする形で個人賠償責任保険にも加入しています。自転車事故とかなどもカバーしてくれるので、万が一に備えるという点では割安で優秀な保険だと思います。

保険は、専門的に学び始めるとキリがない世界ですが、生涯で数千万円という高額出費になるケースもありますから、若いうちにそのからくりの基本だけでも知っておくと、あとの人生がだいぶ楽になると思いますよ!

<おすすめ参考図書>

■いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」

著者の後田さんは、一貫して「ほとんどの保険はいらない」という主張をされている方です。僕もこの方の本はたくさん読ませていただいています。もちろん、保険に加入すべきかどうかは、その人をとりまく状況によります。同じ年代の方でも、パートナーがいるのか、子供がいるのか、どれぐらいの生活費が必要なのかなど、前提となる条件によって正解が変わるからです。

それでも、「保険ありき」ではなく、起こるリスク(発生率・必要となる金額)を冷静に分析した上で検討すれば、大半の保険は加入する必要がないという結論になると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?