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ブームの真っただ中にある「FIRE」について改めて考えてみた

おはようございます、ひらっちです。昨日は朝4時半から畑に出かけ、9時頃には作業がひと段落し、「真夏の繁忙期」の前半がやっと終了しました。ちょっと休憩をはさみ、7月末頃から最終盤の作業が待ち構えております。今のうちになんとか疲れた体を回復させておきたいところですが、今日も8時頃から遠方へと取材に出かける予定です。…というわけで、4連休も全く休みなく働いております(笑)

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■今話題の「FIRE」について、堀江貴文さんと山崎元さんが対談しております

あらためまして、ひらっちです。今日は「お金」「早期リタイア」「FIRE」あたりをテーマに書いてみたいと思います。

先日、こんな動画を見ました。

このnoteをご覧になっている方にはあえて語るまでもないかもしれませんが、お馴染み「ホリエモン」こと堀江貴文さんと、経済評論家の山崎元さんという、これまであんまり見たことがないお2人の対談です。

テーマは「FIRE」。このnoteでも再三にわたって取り上げてきた話題だけに、お2人のトークを興味深く聞かせていただきました。

まずは動画を見てもらった方が話が早いかもしれませんね。未視聴の方は可能であればニューズピックスの方を、未加入ならはYouTubeの方でもいいと思うので、よろしければぜひご覧になってみてください。

どちらかいえば初心者向けだと思いますが、「早期リタイア」や「FIRE」に関心のある若い方であれば、きっと面白いと思います。投資のハウツー的な内容はあんまり盛り込まれていないので、その手の情報が欲しい方には物足りないかもしれないですけど。

■生命保険には入るな、万が一の時は生活保護、人生は壮大な暇つぶし…。

「いやいや、ひらっちさん! 動画を見ている余裕なんてないよ!」という方のために、動画のポイントをざっくり挙げると、下記の通りです。

<堀江さんが指摘しているポイント>

・家族がいるとバランスシートがでかくなる。だから大変。家族を持たないといけないという同調圧力があるのが問題。

・万が一の時は、生活保護でいい。

・家庭菜園をやるのは健康にいい。割と野菜も高いし、自給して手に入らないものだけ買えばいい。

・生活コストが高くなるのは、必要ないものを大量に買わされているから。周りを見ながらお金を使っている。

・田舎にマンションを建てるのは、最悪の投資。

・一番怖いのは、人間関係がなくなってボケること。FIREは、ボケまっしぐら。

・えらい人とそうでない人では寿命が7~8年変わる。えらい人とは、町内会長とか、マンションの管理組合長とか。人間関係がややこしいから、張り合いがある。

・人生は壮大な暇つぶし。

・暇つぶしを、より充実させることを考えた方がいい。

<山崎さんが指摘しているポイント>

・FIREのブームについては、「そんなに仕事がつまらない人が多いのか」というのが率直な印象。

・仕事がそれなりに面白ければ、早期リタイアに固執する必要はない。

・家族が1人増えると、家計は「ルート倍」となる。

・生活コストが下げられないのは、周りを気にし、相対的な価値を下げることが怖いから。

・お金を増やしたいなら、他人を信じるな。金融マンに騙されるのが典型例。

・銀行には近寄るな。投資信託の99%はゴミ。

・生命保険は入るな。商品を売りつけるFPを信じるな。

・フリーランスの場合は手取りの3割、会社員の場合は2割ほどを貯めて投資しよう。

・わざわざ売りに来るものは、基本的に買わないのが正解。

・不動産投資がいいのは、レバレッジを利かせられる点だけ。流動性が低く決していい運用対象ではない。

・FIREは手段であって、それを目的にしたら、達成した後にやることがなくなってしまう。

FIREに関するお話のポイントは、こんな感じでしょうかね。動画の後半はベーシックインカムにも触れていたりして、個人的にはそのあたりも結構面白かったです。

動画を見て意外だったのが、お二人が互いにリスペクトしているのが伝わってきた点です。山崎さんの主張に対して「いやいや、それは違うでしょ!」と堀江さんが全面的に反論するという構図を想像していたのですが、そんなことはありませんでした。金融業界が抱える問題点を鋭く指摘し続けてきた山崎さんを、堀江さんも高く評価しているのかな?なんて思いました。

■まとめ

僕は、山崎さんのマネー本をほぼすべて読んでいるので、僕が普段から書いている内容はおそらく山崎さんの主張にかなり似通っていると思います。あえてお二人の主張に付け加えるとしたら、以下の点でしょうか。

・生命保険には入るな。

→生命保険に入るかどうかは、個人の状況によりけりだと思います。「入らない」というのが一番合理的な選択だという点では異論はありませんが、若くして家族を持ち、預貯金がそんなにない人だと相当リスクが高いので、掛け捨ての保険であれば加入するメリットはそれなりにあると個人的には思います。

・FIREは、ボケまっしぐら。

→僕も、FIREを目指す動機の根本には「目の前の仕事が面白くない・辞めたい」という背景があると感じていて、もっと多くの人が「好きなことを仕事にできればいいのに」と思っています。ただ、「やりたいことが仕事にならない(儲からない)」という可能性もありますし、ちゃんとやりたいことさえ決まっていれば、必ずしもボケるとは限らないかな、と。いずれにしても、FIREを実現できるだけの金融資産を手にした後にやりたいことを考えておくことは、とても重要なことだと思います。もしかしたら、FIREを達成せずとも、転職するだけでやりたいことが叶うかもしれませんしね。

個人的に面白かった1番のポイントは、堀江さんが自給自足で野菜を作り、料理をするのって結構楽しいと指摘していた点です。「お金の権化」みたいな取り扱い方をされることが多い堀江さんが、一周回って「自給自足」に価値を見出している点が、かなかな示唆に富んでいると感じます。

皆さんにもぜひ自給自足を楽しんでみてほしいなぁ~。結果的に行き着く人生の楽しみが、自分で野菜を作り、料理をすることなら、お金がある・なしに関係なく、今からでも十分人生を豊かにできるわけですから。

「人生は壮大な暇つぶし」。僕も本当にそう思います。誰もがいつか必ず死ぬわけですから、結局、死ぬまでの時間を楽しんだもん勝ち、ですよね(^^♪


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