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節約の前に、まずあなたがすべきことは?

おはようございます、ひらっちです。今日は早めの更新です。この後原稿を1本書いて、午前中は農作業、午後からはリモート取材の予定です。明日はちょっと遠方への取材になりそうなので、なんとか夜にはもう一本原稿を仕上げておきたいなと考えておりますが、さて、どうなることでしょうか?

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■皆さん、日々節約に励んでいますか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「節約」について書いてみたいと思います。

みなさん、日頃から節約に心掛けていますか?

以前、節約について記事を書いたところ、僕よりもはるかにすごい節約をされている方からコメントを頂いたりして、皆さんいろんな方法を考えて独自に節約を突き詰めているんだなとつくづく感心しました。

こんなnoteをわざわざ探して読んでくれるような方たちですから、あえて僕が「節約、節約…」と言うまでもない、って感じかもしれませんね。

そもそも節約は、お金を貯めるうえでの基本中の基本です。「穴が空いたバケツには水はたまらない」とよく表現される通り、どれだけ収入が増えても、無駄な浪費を繰り返していては、お金がたまるわけがありません。逆に年収が低くても節約が徹底されていれば、金額の多寡こそあれ、誰にだって「節約→貯金→投資」の流れは作ることが可能です。

まずは貯める力を磨く。そのための一丁目一番地である「節約」は、誰にとっても大事な「お金の基本」といった感じです。

ただ、僕は個人的に、闇雲に節約を始めるのは、かえってリスクがあるんじゃないかな?と思う時があります。

もちろん多くの人にとって節約は大事ですが、節約すべきところと、そうでないところをきちんと見極めないと、豊かな人生を自ら手放すことになりかねないと考えているからです。

■節約の先に、何を期待していますか?

支出は、「浪費」「消費」「投資」の3つに分けられます。以前、このnoteでも書いたことがあると思いますが、「浪費」は無駄なこと、「消費」は生活に不可欠なもの、そして「投資」はお金を生み出すものにお金を使うこと。節約する際は、「浪費」を見直し、「投資」に振り向けるというのが王道です。

ただ、「浪費」って、誰でも同じでしょうか? 例えば、パチンコ雑誌でライターをしている人にとって、パチンコに興じるお金には、立派な「投資」かもしれません。アパレル業界に勤めている人が服を大量に購入するのも、勉強やリサーチにつながるので「投資」と言えそうです。

つまり、一般的には「浪費」と思われるようなものでも、自分にとっては「投資」という場面だってありうる。その境目はかなりあいまいです。だからこそ、一般論に振り回されるのではなく、自分の中で「浪費or投資」の判断をする必要があるってことです。

自分なりの判断基準を持つためにも、節約に取り組む前には、まず「どんな人生を描きたいか」を念頭に置くことが大事です。例えば、ゲーム雑誌のライターになりたいという夢を描いているのであれば、ゲームには積極的にお金を使うべきかもしれない。

節約の矛先は、将来像を見据えたうえで適切に選ばないと、自分の理想とは別の方向に人生を向かわせる危険性をはらんでいるわけです。

あなたの人生は、あなた自身が持つお金と時間を、どの分野に振り向けるかによって大方決まります。夢とは全く違う方法にお金を使えば、夢を実現できる可能性は、その分低くなってしまうことを理解することが大事です。

■まとめ

最近、「早期リタイアしたい」「FIREを目指して頑張る」という若い人が増えているようですね。先日も、とあるテレビ局から「セミリタイアについてお話が聞きたい」と問い合わせがあったばかり。でも僕は、以前から伝えている通り、「早期リタイアを目指したい人は目指せばいいけど、仕事を完全にしないのはそんなにいいことじゃないし、あんまり過度な節約もお勧めしないよ」というスタンスです。

普通のサラリーマンの場合、ギャンブル的な投資で一攫千金を狙うといった再現性のない方法を除けば、かなりの節約を強いられるのは必至です。そうなれば、20代~30代前半のうちに「浪費」「消費」を極限まで削る必要がある。もちろんその先に、自分の思い描いたライフスタイルがあれば問題ないわけですが、過度な節約は、貴重な体験を得るチャンスを根こそぎ奪うことになりかねません。

若いうちしかできないことって色々とあります。例えば、40歳でリタイアを達成してから「やっぱり野球選手になりたかった」といっても無理でしょう。その時しか取り組めないこと、チャレンジできないことは、若いうちには気づかないかもしれないけど、本当にたくさんあるものです。

また、これは職種にもよりますが、無駄なものが思わぬ仕事に繋がることも意外によくあります。例えば、僕はゲームや漫画が大好きですが、先日、とある出版社から「シン・エヴァンゲリオンに出演する声優さんにインタビューをお願いできないか?」と打診がありました。結局立ち消えになりましたが、浪費と思われることが、仕事を運んでくることだってあるのです。

おかげさまで、必死に働かなくてもそれなりに暮らせる自由は得られたと思っていますが、そのために20代から30代前半は、かなりストイックに節約をしていました。常に最安の料金をしかめっ面で探す毎日は、それはそれで楽しかったけれど、今思えばもう少し、世間では無駄だと言われるものにお金を使っておいてもよかった気がするのもまた事実です。

あなたは節約の先に、どんな人生を描きたいですか? 今やっておきたい「無駄なこと」は、いつかあなたの人生を豊かにしてくれるかもしれません。行き過ぎた浪費はもちろん禁物ですが、人生に潤いを与えるぐらいの浪費は、むしろ積極的に取るべきかもしれません。節約の前に、まずは自分が手にしてみたい人生について考えてみる。ぜひそこから始めてみて欲しいですね。


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