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新規就農すれば、夫婦で1725万円もらえる?

おはようございます。ひらっちです。さて、いよいよ金曜日。2020年の後半戦も始まっていますし、今日も頑張っていきましょう!

<いつもの簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■今から農業を始めれば、もれなく大金をゲットできる!

どうも、ひらっちです。今日は「農業」のお話を書きたいと思います。

僕は、今を遡ること10年前の2010年、ライター業をセーブしながらもう一つの事業として「農業」をはじめました。

その2年前から自治体主催の研修に参加していて、そこの担当者さんに声をかけてもらい、地元で若い担い手を探している農家のグループを紹介されたのがきっかけでした。今ではライター業以外のもう一つの収入の柱に育ってくれています。

僕は、農家出身ではありません。いわゆる「非農家出身」というヤツです。実は、テレビなどのメディアで紹介される「新規就農者」はひと括りにされることが多いですが、同じように農業を始めた人でも「農家出身」と「非農家出身」の2つのパターンがあります

「農家出身者」は「親元就農」とも言われていて、要するに「家業を継ぐ」というスタイルです。一方、「非農家出身者」は、実家が農家じゃないパターンで、全くの白紙の状態からスタートした人たちになります。

「非農家出身」からの就農は、僕の経験からもかなりハードルが高いと思います。このあたりはまた別の機会にご紹介したいと思いますが、僕みたいなパターンでうまくいくことが少ないこともあって、「これから農業を始めたい」という人のご相談を受けることが結構多いです。

今までも、僕が取り組んでいるのと同じ作目で、3名の方の就農をサポートしていますし、現在も新たに始めたいというご夫婦の支援をしていて、研修カリキュラムの作成などに関わっています。

というわけで、就農を取り巻く事柄には割と詳しい方なんですが、今、農業をスタートする人には、色々な特典が設けられています。その一つが「農業次世代人材投資資金」という給付金です。

ちょっと前までは「青年就農給付金」と呼ばれていたもので、将来、新規就農したいと頑張っている方に、年間150万円が給付される制度です。

「準備型」という研修期間と、「経営開始型」というのが独立後の期間を合わせて、トータルで7年間の給付を受けられるようになっています。

例えば、僕がサポートしているご夫婦の場合、研修期間は2人×150万円で年間300万円、就農後は夫婦で1.5人分なので年間225万円が受け取れる計算になります。あくまで最大ではありますが、合計で1725万円がゲットできる、というわけです。

■創業時の手厚い給付金は、むしろ劇薬かもしれない…

実は、僕が新規就農したタイミングでは、この給付金制度はありませんでした。その後、制度ができたタイミングで一部補助を受けたのですが、今振り返ってみると、給付金制度がなかったのはむしろ良かったと思っています。

これは、農業に限った話ではありませんが、給付金があると、そのお金をあてにして事業プランを立ててしまいがちだからです。あくまで大切なのは、補助金に頼らず、本業できちんと売上を上げることです。

経営者の勉強会などに参加すると、やたらと補助金に詳しい人がいます。まるで「補助金ハンター」と化しているような状態です。

もちろん、そこにはノウハウがあって、事業資金を確保するという意味では大切なスキルであるとは思うのですが、補助金を貰うスキルを高めるために労力を使うのは、なんだか本末転倒ではないか、と思います。

■まとめ

給付金を貰うこと自体は、別に悪いことも何でもありません。でも、給付金は、延命装置であり、ドーピングであり、麻薬のようなものです。

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とりわけ農業は、お金に関するサポートが充実している分、実態が見えにくくなりがちです。だからこそ、きちんと収益を上げられる体力を磨いたうえで、給付金や補助金を有効活用する。こうした考え方を持つことがとても大事だと思います。

<おすすめ参考図書>

僕は、「半農」とも、「半ライター」とも思っていなくて、むしろどちらも半分にせず「全力で!」という基本コンセプトなのですが、農業を取り入れた一つの生き方として参考になることは多いんじゃないかと思って挙げてみました。

小さな農業を実践されている西田さんの著書です。無農薬野菜を栽培し、それを漬け物などに加工して販売することで、小規模ながらもちゃんと稼ぐスタイルが面白くて参考になります。




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