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自給自足をすると、なぜ生活が楽になるのか

おはようございます。ひらっちです。日曜日の今日は、いかがお過ごしですか? 僕はあいにくの雨なので、がっつり原稿でも書こうかなと思っています。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■あなたの労働は、知らない間に搾取されている

あらためまして、ひらっちです。本日は、「自給自足」をテーマに考えてみたいと思います。

自己紹介でも書いている通り、僕はフリーライターとして活動しながら、農家としてもビジネスをしています。最初は家庭菜園から始め、のちにビジネスとして本格的に取り組むことになるわけですが、現在でも、お金を得るための農業だけでなく、自給自足的な農業も平行してずっと続けています。

自給自足のメリット。それはずばり、「圧倒的に効率がいいこと」です。経験のない方にはピンと来ないのと思うので、ちょっと解説してみます。

たとえば、あなたが100円のジャガイモを購入するとしましょう。

そのジャガイモには、農家さんの利益に加えて、産地から運ぶための輸送費、スーパーなどの小売店の販売費や人件費などが上乗せされ、そして最後に、消費税が加算されます。

一方で、僕たちが支払う100円は、所得税や住民税、さらには年金や健康保険料などが差し引かれたうえで支給されたものです。

ジャガイモには余計な費用がたっぷり上乗せされているし、それを購入するためのお金にもいろんな税金がかかっている。この「ダブルの費用」によって、自分の労働に比べて手に入れるジャガイモはかなり少なくなってしまう、というわけです。

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自給自足の場合、こうした余計なものが一切ありません。僕たちの働いた分が、そのまま労働の対価として手に入るわけです。もちろん、多少の費用や手間はかかりますが、それは正直微々たるもの。僕たちが食べるものを手にしようとしたら、自分の労働力を直接野菜づくりに振り向けたほうが、圧倒的に無駄がなく、効率的なんです。

野菜づくりを知らない人の中には、「いやいや、やっぱりプロの農家には敵わないよね…」と反論したくなる人も多いと思います。でも、実は、単にやり方を知らないだけで、意外と簡単に自分で作ることができるんです。しかも、ほとんど無農薬で!

プロの農家は、簡単に野菜が作れる「旬の時期」を外した方が利益が大きくなります。市場に野菜が少ない時期の方が、高い価格で販売できるからです。そこで、無理やり栽培時期をずらすなど、利益を上げるためのテクニックを駆使することになります。でも、素人の家庭菜園はそんな余計なことは必要ありません。だから、プロ農家よりも美味しい旬の野菜を、たくさん作ることだって十分可能なのです。

投資の世界では、時に短期的な利益を追わなければいけないプロの投資家より、長期投資でじっくり構えていられる個人投資家の方がむしろ有利だと言われることがあります。野菜づくりも、この話に近いかもしれませんね。

「じゃあ、どうやって野菜を作るの?」といったあたりは、このnoteで改めて解説してみたいと思っています。

■もし資本主義が壊れても、自給自足ができれば生きていける

個人的には、すべての人が、投資だけで経済的自由を掴むのは難しいと思っています。投資によるリターンを得ながら、好きな仕事を無理なく続けていく。そんなスタイルが「現実的なセミリタイアの形」ではないでしょうか。

また、人生のかなり早い段階で「投資からのリターンだけで生活する」と決めてしまった場合、その後、資本主義のルールが書き換えられるような大変革が起こった時、「何も打つ手がない」という状況に陥ってしまう可能性が高いです。

だからこそ僕は、投資によって十分な収入を得ながら、別の収入源も確保しつづけることが大事だと考えています。完全にリタイアするのではなく、楽しみながら仕事を続ける。生活の糧を得る方法を残す。こうした考え方がとても大切だと思うのです。

その意味では、野菜づくりで自給自足を目指すのは、とてもいいと思います。食生活が豊かになるのは間違いありませんし、体を動かすので運動不足も解消されます。さらに、自分で食べるだけでなく、余った野菜を販売することでちょっとした収入を得ることもできる。

自給自足の知識は、きっと「一生モノのスキル」になると思いますよ!


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