背景　昔のわたし

18歳になった日から一年が立ちました。いかがお過ごしでしょうか。
1年前のスマホの写真を漁ってみたよ。
夜の図書館、カフェで奮発したハーブティー、札幌駅の時計、初めて生み出したサイン。ケーキ、スタバ、タリーズコーヒー

そうだったね。検定がたくさんあって創作もしてて忙しい時期だったね。
英検、TOEIC、日本語教育の試験、ロシア語、情報処理。いっぱい試験受けてたよね。本当に忙しかった。鈴木光さんに憧れて、同じ髪型にしたりもして。

今の私からいうよ。試験は全部成功だった。おかげで、無事に就職先も決まったし、いま私はここにいる。本当に不安だったよね。環境的に大学に行けないことくらいは分かってて、じゃあどうするの？って多方面から責められてるように感じてた。

でも、見てよ、今の私を。
ちゃんと未来はあるよ。ちゃんと働いてるし、居場所もある。おいしいものもたくさん食べてる。順調に生きて、それなりに自信もある。幸せかというとまぁまぁな気がするけどね。

あなたはまだ何も知らない。想像もつかないようなことがこの一年に起きたのだよ。
それは、今までの人生で最大の幸せだったり、最悪の不幸だったり、他にも葛藤とか、意地とか、嫉妬とか、いろんな感情を味わった。それはもう、目まぐるしいジェットコースターのようで、ほんとうに疲れた。でも楽しかった。ネイルをしたり、髪を染めたり、高校生の私には無縁だったことがどんどん身近になってった。

でも、「今までの人生で最大の」出来事はこれから何回でも更新されちゃうのね。
18歳の私が最大だと思っていても、19歳の私には違うことが最大になっているかもしれないし、29さいの私が更に大きなことを経験しているかもしれない。

そうやって、この一年に起きた色々な衝撃的なことは記憶の山に埋もれていってしまう。

だから、だからこそ、アウトプットをしていかなきゃならないの。
例えばね、今日すごくびっくりしたことは、来年の私からしたらなんてことない日常かもしれない。だけどそのびっくりした感情を忘れちゃもったいない。それで記録するの。

いま私は高校生に戻りたいな、高校生忙しくありながらも幸せだったなと思うの。当時高校生の私なら怒るだろうね、こんなの幸せじゃないって。

今だって、すごく不安だし、幸せとはなかなか思えないよ。この先わたしは幸せになれるのかな。ってずっと思ってる。でも実際は「振り返る頃」にならないと、その頃が幸せだったのかどうかって分からないらしいよ。今ももしかして、来年の私から見たら幸せな時期なのかも。

1年前はなにも知らなかったし、2年前はもっと何も知らなかった。じゃあもう、来年の私は今の私のことを「何も知らなかった」って言うんだろうね。この一年よりもっと大きな一年になるのかな。正直怖いや。刺激はほしいんだけどね。

あの日を今でもおぼえてるよ。2020年10月14日、ビッグエコーでツイキャス配信をして、18歳の抱負を語ったときのこと。「あの夏が飽和する」を泣きながら歌ったこと。「あの日」のことは覚えているのに肝心な抱負を思い出せないんだよね。
たぶん、後悔を恐れないで行動するみたいなことだったんじゃないかな。そんな気がする。じゃあ、今年の抱負は何にしようか。

長かった10代、最後の一年。大人になりたいとはまだ思えない。じゃあちょっとくらい無茶なことを言わせてもらおうか。今年の抱負、決めました！

『ぜんぶ叶える』

どうかな。ぜんぶ叶える。今って、やりたいことが溢れている。いくらでも好奇心があるから。ないのは時間と体力だけ。全部は叶えられないって言う人もいるかもしれない。たしかにそうかもしれない。でも私の目指すところは、「ぜんぶ叶える」こと。もちろんみんなと同じで1日は24時間しかないし、体力もそんなある方じゃない。だけどやってみせるさ。熱で。根性で。知恵で。

18歳のわたし。もう二度となれない18歳。ありがとう、最高でした。さようなら。
19歳のわたし。一生に一度の19歳。今の私には想像もつかないようなことを経験して、1年後の私が「最高の一年でした」と語っているよう願って。