三姉妹の違い【第一回小説オンライン企画】作成小説

先日開催した第一回小説オンライン企画に参加してくれた方の、作成小説紹介します！

オンライン企画では、『春の訪れ』というテーマをもとに、それぞれ自分の世界を作り上げました。

どんな企画だったの？と思う人は、こちらの記事で詳細を書いております。

それでは、作成したSS小説を紹介いたします。

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『三姉妹の違い』

　俺の住む街には有名な三姉妹がいる。

　その名は梅さん、桃さん、桜である。

「こんにちは」
「お待たせしてすみません」
「今日はよろしくね」

　俺は三人と待ち合わせていた。今日は花見をしようかと三人を誘った。花は咲いてないが。

　梅さんの服装は黒い着物だ。丸いボブのような黒髪でリボンの花は一つ。

　桃さんは白いワンピースを着ている。ちょっとボーイッシュなショートカットの茶髪でサンバイザーをしている。

　桜はジーパンに赤い服を着ていて、ロングヘアで、植えているような多数の花がついているリボンをしている。

「花、咲いてないね」

　桜は寂しそうだ。今はちょうど梅と桜が咲く間の期間だからだ。でも、外は暖かいから遊ぶにはちょうどいい季節だった。

「桃は桜と同じ時期に咲きますからね」

　桃さんはそう言った。ちなみに、この公園の桜はつぼみが膨らんでいる。

「梅はもう遅いわね」

　梅さんはそう言った。梅が咲く季節は一月から三月くらいなので見れたとしてもギリギリである。

「じゃあ、遊ぼうよ！」

　桜は大きなゴムのボールを持って来ていた。そのためだったのか。

　俺たちはキャッチボールをした。ボールが大きくてつかみにくい。

　桜が横を通り過ぎるとバラのような匂いがした。

　ボールを取って顔を上げると梅さんの顔が近くに来ていた。顔の色は白く頬は赤かった。

　後ろを振り返ると、桃さんも同じような顔色をしている。桃さんは俺のボールを奪いに来た。

「つかまえました」

　あっさり桃さんに捕まった俺だが、美人姉妹と遊ぶのも楽しかった。

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春の訪れが、楽しそうに外で遊ぶ様子からも、三姉妹の名前からも彷彿とさせるものですね。

桜のつぼみがつき始めると、『そろそろ春だなー』『寒い日々がようやく終わる！』という安心感が感じられます。

私自身よく公園に行っては、色づき具合を確認するので、想像がしやすい作品です。

美人三姉妹と遊ぶ主人公は、男性にとっての夢ですかね笑笑

他の春の訪れテーマ作品はこちら

『辛い冬とのお別れ』
こちらは私が企画で書いた作品です！

『3月26日』
企画に参加してくださった、かーや・ぱっせさんがnoteに作品を掲載してくださいました。

残念ながら、企画には時間制限があったため、未完と終わってしまった作品です。

企画で作品作りの足がけとし、その作品を後から作り上げていくのも違った楽しみが感じられますね！

そんな企画イベントでした✨
3月も開催しますので、興味ある方はぜひご参加ください！

日程などの詳細は改めてこちらのnoteでお伝えしますね。