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びっくりするくらい人材流出してる

長いこと組織に属して仕事をしてきて、複業をきっかけに個人事業主の世界を本格的に覗いてみて驚いたことがある。

びっくりするくらいスキルも能力も高い人たちがたくさんいる

特に驚いたのは、出産や育児で生活と仕事がアンバランスになったり、思うところがあって個人事業主として踏み出そうとしている人がたくさんいそうということ。

女性が出産や育児を理由に離職していることは企業の人事も知るところ。

実際に調べてみると
フリーランスになった理由の女性は〔1〕「就職先が見つからなかったため」(22.1%)、〔2〕「病気のため、会社で働くことが難しくなったため」(18.9%)、〔3〕「勤めていた会社等が倒産や買収で無くなったため」(16.8%)となっているが、女性の方が高い回答は、順に、「結婚・出産のため会社等を退職せざるを得なかったため」、「病気のため、会社で働くことが難しくなったため」、「就職先が見つからなかったため」となっている。

フリーランスの仕事の受注方法についても調査されていて、
最も利用している方法は、「知人、同業者からの紹介」(55.1%)であり、続いて、「自らの営業」(50.7%)、「クラウドソーシング」(7.8%)となった。フリーランスは、主として顔の見える営業や関係者の人脈の活用により、仕事を直接受注している。

自分自身、エンジニアやPMだった経験から、優秀なエンジニアやデザイナーでフリーランスとしてやっている人をたくさんみてきた。
こういう人たちは仕事を一緒にしたらまた頼みたくなるし、時間を問わずに対応してくれていた記憶がある。

一方で、今私の周りで目に付くのは出産や育児をきっかけに非エンジニア、専門職以外で起業することを目指す女性たち。
こういう人たちは、組織内では事務職として高スキル、能力もあるが、それだと起業と結び付かず、また自分自身の生活や育児との両立から、希望やイメージを持ちづらく、自分のペースでできる、いわゆる趣味や習い事と言った類の資格を取得しているケースが多い。

ただ、こういう趣味や習い事分野での収入は専門職に比べて低く、かつ収入を上げるための個人事業主として必須の経営について、必要性は感じていても取り組めていないケースが多い。

このような人たちが企業から卒業して個人事業の世界にいること、この事実が企業の人事や採用をしている人たちにはどう映っているのか、知りたい。

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