中国モバイル決済事情 データ編

中国のモバイル決済を数値データとして見てみましょう。
まずは、決済手段に占める、モバイル決済の比率です。
中国の小売りの決済手段別利用率:
モバイル決済12%
オンライン決済16%
現金30%
カード41%
http://digiday.jp/platforms/5-charts-on-how-mobile-payments-are-growing-in-china/
モバイル決済がインターネット決済と合わせて伸びていますが、
全体では二つを足してもまだ28%です!
買い物の主流は、まだ銀聯カードと呼ばれるデビットカードです。
モバイル決済は少額決済、デビットカードは金額が大きな決済という風に使い分けされます。
モバイル決済のプレイヤーごとのシェアを見て見ると、
なんと、WeChatがすごい勢いでAlipayに追いついてきています!
2年前には、北京上海以外では、すでにAlipayばかりになっていて、
シェアが90%以上もあったので、勝負ありかな、と思ったのですが、
日常的に、人々がWeChatの利用時間が長くなり、
そこで金銭の授受をしたり、小売りのWeChatアカウントを経由してECで買ったりすることが増えて、
WeChatにお金が入っていることのメリットが増えてきたのでしょうか。
記事によれば、WeChat Paymentは、1000万の小規模小売を取り込もうという計画をしています。
Alipayもそこの危機感は感じているからか、
日本でもローソンがAlipayを全店舗に導入したなど、最近は海外に積極的に展開しています。
Alipayによると、国内200万店舗導入、海外では1.1万店舗導入のようです。
世界最大のモバイル決済のシェア争いは、まだまだ目が離せません。

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