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悪くない格ゲー人生だった 〜おじリーグを終えて〜

お疲れ様です!
ドブプレイド代表取締役の”ぽれさん”です。格ゲーネームは”おっぽれ”でやらせていただいております。先日開催された”おじリーグ3”ですが、私の格ゲー人生において異常なまでに濃い時間を過ごしたということもあり、いまこうして筆を取っている次第でございます。記憶が鮮明なうちに書き残していきたいと思います。

そもそも会社の代表という立場で自分のnoteに”ドブプレイド”と書いてしまうことがなかなかイッちゃってんなって感じですが、これは仕方ない。撃たれる覚悟があるから僕は引き金を引いたんです。弊社が上場会社だった場合、確実に連日ストップ安となり、おそらく僕は退任しているでしょう。非上場で良かったなぁと思ったことは今この瞬間が初めてです。

心の底から出た”安心”について

最後の最後、大須さんに負けた瞬間の話しをします。銃弾が飛び交う戦場をひどい出血の中もがいて走って、あと少しで安全地帯にたどり着ける。そのあと一歩の瞬間にこめかみを撃ち抜かれた感覚でした。比喩だけどリアルです。

負けた後、覚えていること。頭は真っ白、体は熱くて、血管はドクドク鳴っている。負けたという事実。良いところ見せたかったなぁ。悔しいが後悔ではない。出禁。ドブプレイド。社員みんな見てる。明日会社いくの嫌だなー。などなど。

負けた瞬間に感覚と意識が研ぎ澄まされて、走馬灯のように色んな思いが通り過ぎていきました。なんていうか多分あの時僕、一回死にました。esportsでの臨死体験は超レアケースだと思います。

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4分割された画面の中でずっと静止芸のように固まっていたと思うんですけど、何を考えるでもなくずっと心臓の鼓動がおさまるのを待っていました。記憶は少し曖昧なんですが、マイクを握ったときには何も考えていなくて、心の底からシンプルに感情を絞り出した結果出た言葉が”安心”でした。自分でも何を言っているかわからないくらいには”どこか”に行き着いていたんだと思います。

僕はなぜ負けたのか、何に負けたのか

「よえーから負けたんだろうがよ!」
わかります。それありきで別の気づきもあったので備忘録として残します。僕は明確に”自分”に負けました

少し解像度を上げて説明をすると、歌広さんVS大須さんのラストゲームで、歌広さんが勝てば僕が勝ち抜けの状況がありました。(おっぽれ2勝6敗、大須1勝7敗の状態になる)

ここで僕は”他人の敗北”を祈ってしまったんですよね。別の言い方をすると”他人の勝利”に身を委ねてしまったんです。スピリチュアルな領域ではあるんですが、この時点で僕の最下位は決まっていました。結果論ですが、僕は最終的にこの土壇場を切り抜けた大須さんに処されることになります。

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大須さんの勝利に本気で頭を抱える僕(右下)
※この試合は今回のおじリーグでベストバウトだったと思っています。

どんな状況になったとしても自分の身を守れるのは自分だけだなぁと。改めて思い知ることができました。おじリーグってやつは大切なことをたくさん教えてくれる。

出場前の恐怖心、安心の真意

おじリーグの前日にもnoteを書きました。石井プロに最後noteを煽られて、めちゃくちゃPVが伸びました笑。

ここではこういうことを書いていました。

正直いってこの大会に出場する9名は僕より全員強いと思ってます。いや気持ちで負けるなよ!ていう話しではなく、あくまで冷静に。ただ絶対に勝てない相手でもないです。そのうえで勝ちにいく姿勢は当然持ちつつも、これを読んでくれている皆さんに伝えたいのは、僕がめちゃくちゃに勝ってる姿 or ボロクソに負けている姿を観て、 esportsから感動や涙や笑いを感じとってほしいということ。かつての僕がゲームセンターで感じたような原体験をこのタイミングで感じて欲しいわけです。僕が皆さんにesportsの熱量を伝えられるチャンスとしてはこれ以上ないイベントなんです。これを宣伝せずして何がesports会社の代表だと。そういうわけです。

上記のとおり苦しい展開になるだろうなという想像はあった中で、一番僕がやってはいけないことは0勝8敗で何の波風も立てないクソザコナメクジで終わることでした。僕が愛する格ゲーシーンを僕のクソ雑魚プレイによって、冷えっ冷えの状態にしてしまう可能性があるということに本気で怯えていました。当然負けたくないし生き残りたいし、だけど仮に死ぬならちゃんと格ゲーシーンの熱狂を伝えて死にたい。それが出来なかったら死んでも死にきれんなぁと思っていました。一丁前にシーン背負ってる感出すんじゃねぇよって感じですが、まぁまぁまぁまぁ、いいじゃないですか。僕なりの覚悟があったんですよと。

そんな心配とは裏腹に、結果としてはどうにか2勝することができて、さらに2勝6敗が4名いるという四つ巴状態。神様ありがとう。最終的に僕が最下位になったのは僕が弱いし、みんなが強かった。ただそれだけ。でもめっちゃ盛り上がったなぁ。その盛り上げに少しでも貢献できたことが本当に嬉しかったし、それでいて究極的な感情として”安心”できたということです。格ゲーは最高やな。

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これが同接17,000の土下座。キレイな顔してるだろ?

おわりに

これも前回のnoteに書いたことなんですが、僕の知り合いで”特に格ゲーのこと何も知らない方”が今回のおじリーグを観てくれていました。みなさん口を揃えて「腹抱えて笑った」「最初から最後まで観てしまった」と最高のリアクションしてくれたので本当に救われました。格ゲーの楽しさ、eスポーツの熱狂を伝える一端を担えることが出来たと思うと、少し誇らしいです。一方で「コメントがキツすぎて観てられなかった」という声も同じ量もしくはそれ以上に頂いており、”みなまで言うな”の煽り文化・プロレス文化を丸っと伝えるのは難しいなとも思いました。でもなぁこれはなぁ、わかってもらうってもんでもないんだよなぁ。平成が産んだ新世代のプロレス文化なんだよなぁ。いやはや難しい。

さいごに、おじリーグという新たな化け物コンテンツを生み出したこくじんさんに最大のリスペクトを。もちろんこくじんさんだけでなく、出場された皆さんの影響力の賜物ではありますが。皆様ありがとうございました。

いやはや、悪くない格ゲー人生であった。

その他、小ネタまとめ

皆さんここまで読んでいただいてありがとうございます。あとは雑記です。

このツイートは結構ぐっときたwww


「引退するの?」的な連絡をちらほらいただくのですが、辞めません!w


それでもまた人は戦う理由を探しちまうんだよなぁ


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みなさんありがとうございました!
沼の底から、弟4回楽しみにしてる!


ではまた!

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