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インハウスデザイナーとして働く魅力

こんにちは。ウエディングパーク デザイナーの鈴木です。
本日はインハウスデザイナーとして働く魅力を、新卒2年目の私自身がウエディングパークで働く中で感じている事例をもとに紹介したいと思います。

1.事業会社と制作会社のデザイナーの違いは?

会社に所属するデザイナーは一般的に、事業会社に所属しているインハウスデザイナーと制作会社に所属するデザイナーに分けられます。
インハウスデザイナーは、自社のサービスや広告、ロゴ、ポスターなど、多岐にわたるものを一貫したブランディングの元にデザインします。ウエディングパークもこれに該当します。
一方、制作会社のデザイナーは、主に外部の企業から依頼された内容に合わせて様々なトーンでデザインをします。

2.インハウスデザイナーの魅力と悩み


私が実際に働いて感じた「インハウスデザイナーの魅力と悩み」を紹介したいと思います。

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【インハウスデザイナーの魅力】
①カタチを整えるだけでなく課題解決に向き合える
②自社のブランドやサービスを育てることができる
③多職種のメンバーと仕事ができ、様々な視点を知ることができる

【インハウスデザイナーの悩み】
①デザインのトーンが偏る
②デザイナー同士のつながりを作りにくい

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2-1.魅力① カタチを整えるだけでなく課題解決に向き合える

会社によるところはありますが、インハウスデザイナーはデザインするだけでなく、開発の上流に当たる企画・仕様から案件に携わる機会があります。ウエディングパークでは、企画などの上流からデザイナーが入り、ディレクターと課題・目的をすり合わせるため、決められた仕様の中でカタチのデザインだけをするというよりも、事業課題を解決するための手段としてデザインを行うことができます。
また、上流から入ることでSEOや数値の見方、システムの設計などデザイン以外の幅広い知識や能力も身につけることができます。

2-2.魅力② 自社のブランドやサービスを育てることができる

一般的に制作会社の場合、依頼されたものの制作が完了し納品したら終わりになります。
一方でインハウスデザイナーの場合、制作して終わりではありません。例えばウエディングパークでは、リリース後にユーザーの反応を数値で見て、PDCAを回しています。結果から、次の企画やデザインのアイディアを得て、自分の手でサービスのデザインを育てることができます。
また、中長期的な事業戦略・ブランディングを踏まえ、デザインしていくことが求められ、ブランディングとデザインの関係性など業務を通じて学べます。

2-3.魅力③ 多職種のメンバーと仕事ができ、様々な視点を知ることができる

営業やディレクター、エンジニア、マーケターなど様々な専門領域で活躍しているメンバーと仕事をする機会があり、デザインの視点だけじゃない多くの意見を聞くことができます。そのため、チームでも様々な角度から物事を考えることができ、互いの意見を踏まえ、改善提案を行えます。

2-4.悩み① デザインのトーンが偏る

制作会社の場合、様々なクライアントから依頼を受けるので、求められるデザインのトーンも毎回異なります。
一方でインハウスデザイナーは主に自分が担当しているサービスのデザインを行うため、デザインルールが決まっており、制作会社のように様々なトーンのデザインを制作する機会は正直少ないと思います。

2-5.悩み② 社内でデザイナー同士のつながりが作りにくい

デザイナーが事業ごとに分かれている場合は、デザイナー同士でコミュニケーションを取る機会よりも事業ごとでディレクターやエンジニアとコミュニケーションを取る機会の方が多くなります。デザイナー同士での情報交換に偏りが出てしまうので工夫が必要です。


3.インハウスデザイナーの悩みに対するウエディングパークでの取り組み


先ほどあげたインハウスデザイナーの悩みを踏まえ、ウエディングパークで行っている取り組みを紹介します。

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【インハウスデザイナーの悩み】
①デザインのトーンが偏る
②デザイナー同士のつながりを作りにくい

【悩みを解決するための取り組み】
①様々なトーンのデザインにチャレンジできる全社貢献案件
②デザイン本部設立による活発的なデザイナー同士のコミュニケーション

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3-1.取り組み① 様々なトーンのデザインにチャレンジできる全社貢献案件

ウエディングパークでは社内の活性化を目的とした施策がたくさんあり、そのポスターやロゴなどを作成する案件を全社貢献案件と呼んでいます
全社貢献案件の依頼内容は、自社サービスのデザイントーンに限らないため、様々な表現に挑戦できます。
インハウスデザイナーは一般的にデザインの表現が偏ると言われますが、ウエディングパークのデザイナーは全社貢献案件を3ヶ月中に必ず一人一回以上は行うことを決めているので、表現の偏りを感じることは少ないと感じています。

3-2.取り組み② デザイン本部設立による活発的なデザイナー同士のコミュニケーション

ウエディングパークでは2021年10月8日にデザインを会社の次の競争力にするため、デザイン経営宣言が発表されました。


そこで、経営の中にもデザインの考えを取り入れていくためデザイン本部が設立されました。
部署ができたことで定例会議や勉強会などデザイナー同士で集まる時間も増え、それぞれが担当している各事業の状況やデザインなどを知る機会も増えてきました。
また、経営との距離が近くなったこともあり、経営理解にもつながるとても良い環境になっています。


今回はインハウスデザイナーとして、ウエディングパークで働く中で感じた魅力や悩みと取り組みをご紹介しました。
今後もウエディングパークのデザイナーとして経験を積む中で働く魅力は増えていくと思いますし、自らそういった環境を作っていきたいと思います。少しでもインハウスデザイナーやウエディングパークではたらくことに魅力を感じられたら、ぜひお会いしましょう。