ウエディングパーク的『デザイン経営』宣言~結婚が多様な幸せを叶えていく時代へ~
こんにちは!note編集部のかりんです。
2021年オンライン・オフラインのハイブリッド型で開催された社員総会。
そこで代表の日紫喜から、新しい経営方針として「デザイン」を会社の次の競争力にすること、「ウエディングパーク的『デザイン経営』宣言」が発表されました。
なぜ今ウエディングパークが「デザイン」に力をいれていくのか?あらためて日紫喜にこの発表の意図を聞いてみました。
※「『デザイン経営』宣言」とは
経済産業省・特許庁が2018年5月23日に発表した報告書のこと。
デザインによる企業の競争力強化に向けた課題の整理とその対応策の検討を行った結果をまとめたもので、デザイン経営の役割は「ブランドとイノベーションを通じて、企業の産業競争力の向上に寄与するもの」と表現されています。また、この報告書のなかで「デザイン」とは、‟企業が⼤切にしている価値、それを実現しようとする意志を 表現する営みである”、「デザイン力」とは、単純に見た目を美しく整えるだけではなく、‟市場ニーズを適切に捉え、必要な製品・体験を考案する能力”であると定義されています。
創業22年。これからもずっと社会から必要とされる企業であり続けるためには?
ウエディングパークは経営理念に「結婚を、もっと幸せにしよう。」、
ビジョンとして「21世紀を代表するブライダル会社を創る」を掲げ、
1999年の創業以来、ウエディングシーンでのインターネットやデジタル技術活用領域で様々な事業を展開してきました。
今年で創業から22年を迎えたわけですが、今日まで会社を継続できた理由を考えてみると、その時々の社会のニーズを捉えたサービスを展開し続けることができたからではないかと感じています。
特に、2004年に日本で初めてウエディングのクチコミサービスをスタートしたインターネットメディア『Wedding Park』は、当時のウエディング業界ではありえないサービスと捉えられながらも、先輩カップルのリアルな経験談をネットで手軽に読むことができることが支持され、今日までずっと、たくさんのカップルにご利用いただいています。寄せられたクチコミを受けて、各企業がサービスを見直すようなことも、ごく一般的になりました。
しかし、時代も社会も、そこに生きる人々の価値観も変わり続けています。
特に2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、変化の速度はさらに上がったようにも感じます。
今、また社会のニーズを掴みなおすタイミングに来ていると感じていますが
創業当時と比較しても、技術革新スピードが目まぐるしいこれからは、ますます変化が激しく、複数の課題が複雑に絡み合い、未来の見通しが非常に困難になっていくでしょう。
これからもずっと、お客様からご支持をいただき、社会から必要とされ続ける企業であり続けるためには。
時代も、社会も、そこに生きる人々の価値観も変わっているのだから、私たちもやり方を変えていかなければなりません。
結婚が多様な幸せを叶えていく時代を創っていきたい
ウエディング業界は、新型コロナ流行の影響を大きく受けた業界のひとつです。
外出することすら制限された時期には、結婚式場の下見ができない、結婚式の開催自体が困難になるなどのネガティブな影響がありましたが、オンライン式場見学、結婚式のLIVE配信などのような新しいサービスが生まれて普及するなど、ポジティブな変化もありました。
「こうするのが当たり前」「こうでなければならない」という固定観念から開放されて、自由な発想で、今までなかった新しいサービスが生まれるのは素晴らしいことです。
本来、人の幸せの価値観は多様なもの。
グローバル化、デジタル化、そしてコロナ禍を経て「多様化」の流れがさらに加速したこれからは、多様な幸せを叶える社会の実現がさらに求められてくると思います。
結婚や結婚式のサービスもこれに応えていくべきでしょう。
ウエディングパークも、一人ひとりの幸せの価値観を尊重し、多様化する価値観に寄り添ったサービス、事業を展開できる会社に変わっていきたいと思っています。
結婚を、もっと幸せにするための「技術」と「デザイン」
ちょうど1年前の2020年10月、私たちウエディングパークは、新しい中期ビジョン「結婚の幸せへ、まっすぐに進めるデジタルを。」を社内外に発表しました。
多様化する価値観、求められるサービスの個別化の流れに、私たちの強みである「デジタル技術」が果たせる役割は非常に大きいと考えたからです。その技術を社会に実装し、イノベーションを実現するために必要なのが「デザイン」の力だと思うのです。
「デザイン」に力を入れていくという発表とともに、社長直下に社内のデザイナー全員を集めた「デザイン本部」という組織を創ることも発表しました。
デザイナーは、自社の想いとお客様の想い(使いやすさ、ニーズ)を行き来しながら、最適な答えを見つけていく仕事をする、そんな視点や発想法を持った人たちです。つまり、“社会のニーズを掴む力”を「職能」として持った人たちだと解釈できます。
デザインは単に見た目を美しく整えるだけのものではなく、‟企業が大切にしている価値、それを実現しようとする意思を表現する営み”。だとすると、デザインを考える発想力や視点はこれからデザイナーだけが持っていればいいのではなくて、全社員が持って現場の仕事に置き換えていく必要があります。
これからは、技術力に加えデザイン力も高めていくことで、これまで磨いてきた高い技術を「より使いやすく」「より美しく」社会に提供・浸透させることでウエディング業界にイノベーションを起こしていきたいと考えています。
全社員が、『結婚するおふたり』、『結婚式をつくるウエディング業界の方々』、それだけではなく、『そのすべてを取り巻く”社会の視点”』から、常に問い続けて、仕事を生み出せるようになること。
UI、UXを含めた製品・サービスの全体設計に全社員がデザインの発想を取り入れて仕事をすることで、経営理念の「結婚を、もっと幸せにしよう。」を実現していきたい。
そんな思いで、今回「ウエディングパーク的『デザイン経営』宣言」を発表しました。
2004年のクチコミサービスの提供で、どこよりも先んじてブライダル業界にイノベーションを起こしたDNAを忘れることなく、社員一丸となって真に多様な幸せを叶えるサービスを提供し、新しい時代を牽引していきましょう。
それこそが21世紀を代表するブライダル会社を創ることにつながっていくと考えています。