見出し画像

WOW AR Project - Vol.07

作品「The Peacock Moth」について

「The Peacock Moth」を制作したのは、CGデザイナー 蓬萊美咲とプログラマー中野雄太、サウンドデザイナー 畑中正人の3名です。

本コンテンツは、デザイナーの蓬莱がへルマン・ヘッセの短編小説「少年の日の思い出」からインスピレーションを受け、さまざまな蛾の美しい「カタチ」を模索して生まれた作品です。以下は最初期に蓬莱が描いたスケッチ。

画像1

本作品を実装する上で目標としたのは主に以下です。

  ・ライティングと質感
  ・美しいフォルムとアニメーション
  ・デジタルメイクアップと呼べるものになるか

本作品の実装スタイルは、最初の作品「EVERYDAY」と同様に、3DCGで蓬莱がデザインしたモデリングとアニメーションを中野がUNITY上でリアルタイムCGで再現してゆくというものでした。以下は初期に蓬莱が製作したCGのイメージ画像。

画像2

以下は中野の初期スタディーの様子。

蓬莱が中野の実装したデモを確認し、アニメーション、テクスチャー、オブジェクトなどを修正、それを再度中野が取り込んで修正というやりとりを何度もループして最終のビジュアルに辿り着きました。特にライティングと質感についてはこだわり、修正を重ねました。

以下はiPhoneで撮影した最終ビジュアル。

画像3

画像4

画像5

最終的に完成した記録映像もiPhoneで撮影しており、リアルタイムCGを使った実写モデル撮影の可能性も感じる作品となりました。

画像6

画像7

<Writing : Producer / Shinichi Saeki>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?