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夢中教室を届ける理由。 「自分の人生にワクワクしよう」

こんにちは。
じーつーこと、夢中教室の辻田寛明です。

今日は、WEBではあまり表だししていない、不登校専門のオンライン家庭教師『夢中教室WOW!』がなぜできたのか、なぜ届けるのか、その背景をお伝えできたらと思います。

日本の教育と子どもの自己肯定感

夢中教室ができた背景について説明するには、日本の教育がシステム上生んでしまっている深い溝について取り上げる必要があります。

最初にことわっておくと、日本の教育はかなり高度だと思っています。
識字率は100%に近く、「国際数学・理科教育動向調査(TIMSSティムズ)」によると2019年小・中学生の算数と理科は世界で5位の学力を記録しました。

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しかし、このような日本型教育の多くの成果があがる反面、システム上生まれてしまっている大きな欠陥があるのも事実です。

その欠陥とは、一定数の子どもたちが学校に合わないという現象であり、その校区内に学校にとって代わる教育機関がほぼ無いため、学校に行けなくなると大きく教育から取り残されてしまっていることに他なりません。

 2019年度不登校人数データ

▲30日以上長期欠席の生徒数は年々上昇している(文部科学省調べ)。

こうして、ただ学校に合わないという理由だけで、自分はあるべき道から外れてしまったという錯覚を生んでしまい、子どもの自己肯定感は低下します。
本当はそこに、あるべき道なんて存在しないのに。

これこそが日本の教育が生み出してしまった深い溝だと考えます。

[一言コラム]
少し難しい言葉に言い換えれば、存在するはずのない普通という「架空の物差し」を生み出し、そこから遠い尺度の物差しを持った子どもの自己肯定感を否応無く下げてしまう無意識的かつ半強制的な単一価値観の醸成と言えるかもしれません。


「架空の物差し」と「自分の物差し」

学校に合わない、と感じてしまう子たちの皆んなが皆んないじめの被害者という訳ではありません。

実は小・中学生の不登校の割合で一番多い理由は、「無気力・不安」で40%にのぼるというデータがあります。

日本の画一的な教育が生み出す、こうあるべきという架空の物差しに合わない子どもたちが漠然とした不安を覚え、学校に通えなくなっている子どもが実は多いのではないでしょうか。

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この文脈で不登校について考えるうえで大切なのは、これは誰のせいでもない、ということです。

先生でも、保護者でも、ましてや子ども本人のせいでもない。

教育システムの欠陥の問題です。
不登校とは、子どもに問題があるのではなく、社会システムが抱えている問題です

では、そうして「架空の普通の物差し」により自己肯定感が下がってしまった子どもはどうすればよいのか?

私たちが辿り着いた答えは、
「自分だけの物差し」を見つけ、その物差しに自信を持てること
でした。

しかし、現状学校が合わなって通学しなくなると、何かに取り組んだりできる代わりの選択肢はフリースクールくらいしかありません。
そのフリースクールに通えている子どもたちも不登校の子どものわずか2~3%にしかすぎないと言われています。

だから、外の居場所にまだ行けなくても、「自分だけの物差し」を見つけることができる選択肢を作る必要があるはず。

これこそが、夢中教室を届ける理由です。

[一言コラム]
小学校の運動会で「かけっこ」が速い子どもが人気になるのは、刷り込まれた架空の物差し以外の、「かけっこ」という別の物差しが見つかり、別の物差しの可能性に心が踊るから…なんていうのは考え過ぎかもしれませんね。


「夢中になれる体験」と「向き合ってくれる人」に出会えること

では、そんな「自分の物差し」を見つけ、自信を持つには何があれば良いのか。

それは、「夢中になれる体験」「向き合ってくれる人」だと考えています。

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「夢中になれる体験」に出会い、自分が本当に好きなこと・やりたいことを認識し、自分を知ることで、「自分の物差し」が見つかる
「向き合ってくれる人」がその物差しを素敵だねと心から言ってくれて、一緒にとことん伸ばしてくれることで、自信を持てるようになる

そんな経験をしてほしくて、
学校が合わないってだけで自分を諦めてほしくなくて、
この夢中教室は、不登校の子どもたちに、「やりたい」ことをとことん取り組める授業を届けています。

学校の授業を受けられないぶん学習をしなくてはならないのは百も承知のうえで、それでも夢中体験を届けようとしているのは、こうした理由にあります。
それ以上に生きていく上で根底に必要なことだと考えているからです。

だから、夢中教室は、この言葉が合言葉。

#自分の人生にワクワクしよう


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