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Fate/stay night [Heaven's Feel]劇場版三部全部見ました

読者、俺についてこれるか?オットセイです。
昨日書きたかったけど書けなかったヤーツ、Fate/stay night桜ルートの映像化である劇場3部作を昨日今日の2日で見ましたので感想をば。

作品感想に入る前に僕とFateについて少し。
熱狂的なファンが多く、であるからしてこれだけ派生作品が生まれ知名度を上げて盛り上がっているFateシリーズですが、僕に取ってはそこまで強い思い入れはありませんでした。
ただアニメが好きだったんで、見た方がええやろということでFate/ZeroとUBWのアニメを見ただけでDEEN版も見てなければ原作や他スピンオフ等に触れたこともないです。カニファン見たくらいですかね?
けど普通に好きな作品でした。Zeroが凄く面白いかったのでリアルタイムでUBWを見たらそっちも面白いし、どちらもufotableのハイクオリティ作画で見れますから。
嫌いになる理由がありません。

が、嫌いなる...というか距離を取る理由が後から生まれます。
UBWの2クール目放送終了と合わせて始まったソーシャルゲーム、Fate/Grand Orderです。
これの大流行と共にファンの年齢層がかなり下がりましてね。治安が悪くなった上に声が大きいのが気になってしまってFateとは距離を取るようになりました。

Apocryphaもアニメも見てないしEXTRAのアニメも見てません。FGOがなかったらとりあえず脳死で見てたと思います。
正直、みんな楽しそうにしているソーシャルゲームに自分がハマれなかった八つ当たりで少し目の敵にしていた所もおりますけどね。
でも僕と同じような経緯の人は多いんじゃないですか?UBWまではFate好きだったけどそっから離れた人。

てことで、15年から5年間Fateというコンテンツは遠目から眺めているだけの存在でした。
盛り上がってんな〜規模でけえな〜すげ〜って。
そしてもう人生で関わることはないと思っていたのですが...

友人にHF三章観にいかね?と誘われましてね。
正直HF結構気になってました。熱くて面白いと思ったstay nightUBWの別のルートの話。作画は同じufotable。観たくないわけないんです。
でも僕は上記の理由でFateは傍観すると決め込んでいて、一章も二章も見てませんでした。
だから何もなければだったらこの誘いには乗ってなかったと思います。変に頑固なもので...

しかし、たまたま他の友人と東京に行く予定があって、たまたまその予定が大学オンラインだったししばらく会えてないから遊ばね?ってだけの中身のない予定で、たまたま他の友人が2人ともFateが好きで提案したら承諾してくれて。
偶然に偶然が重なった結果、目的もなく交通費払って東京行くのも虚無だししゃあねえ観に行くかァ〜となったのが事の経緯でございます。

dアニメストアで慌ててレンタルして昨日に一章と二章を履修し(500円と1000円でした)

今日映画館へ。
Twitterで不衛生なオタクくんが多すぎるせいで臭いがきついとか話題になってましたけど、まあそんなはずはなく。
なんならソーシャルディスタンスを保つためにどの列も1席ずつ空けられていましたからよっぽど衛生的です。
肘掛が両方使えてグッド。両隣を気にしなくていいので家みたいにリラックスして結構ヤバイ姿勢で見てました。快適快適。

コロナ禍が始まってから初めての映画館でしたが(SHIROBAKOの時も少し流行り始めてたので少し怖かったですけど)これならそういうリスクはあんまし気にならないですね。
広くて空調もしっかりしてそうな分街中よりよっぽど安全そうです。

それでは感想に入っていきます。
ネタバレ部分に入る前に伝えたいことを先に。

謎の意地で見ていなかったHFの映画ですが、結果的に面白かったです。かなり満足しています。意地張るのやめてよかった。
UBWを面白いと感じた人は是非。
一章二章はあまり映画館で見る必要を感じず(二章は少し映画館でみてもよかったかも)三章は映画館で絶対見たほうがいいと思ったので、僕のように謎に興味あるけど見てない人は同じような追いつき方をしてもかなり楽しめると思います。まだ遅くない。

ただ、stay night最長のルートを映画三本でということで尺がかなり足りず端折ったり説明不足だったりでそれなりに原作ファン前提の側面があるのは事実ですね。特に三章はそうかなあ。
僕は型月厨を1人連れて観に行ったので後から捕捉してくれる人がいましたが、三部作単体だとお話は結構?マークが浮かぶ内容だったと思います。
なので、視聴後に解説サイトや考察サイトを見たり、原作を知ってる友達に教えてもらうとかしないと楽しみきれないかもしれません。
まあ、Fateって設定が練られているところが大きな魅力だと思うんでそれを楽しむつもりで補完することをお勧めします。

あとUBWの内容は把握必須です。この映画からFate/stay nightに入るのはかなり無理があります。
序盤展開が被る部分は文字通りのダイジェストですし、第五次聖杯戦争についての前知識がある前提で話が進みますので。
原作でFate√とUBW√をクリアしないとHFはできませんからね。そういうことです。
未視聴の人はUBWのアニメを見てからHFに入りましょう。

では以下ネタバレ注意。今回はガッツリ内容に触れてます。
一章二章は軽めで(見たの昨日だから忘れちゃった)主に三章と全体の感想になります。




















一章を見始めてから思ったことがまず一つ。

なっつ。

そりゃ懐かしいでしょうFateに最後に触れていたのが5年前なんですから。
冬木市も穂群原学園の弓道場も士郎のバカでっけえ家も全部懐かしい。
日本アニメ作画の最先端を走るufotableなので絵面は最新のクオリティのそれなのですが、UBWの時点でクオリティが高すぎてそこまで大差ない分懐かしいと感じたのかもしれません。

一章では、Zeroでそれなりに登場したもののUBWでは序盤に少し出て終わりだった桜との回想から始まり、聖杯戦争と間桐家の危険から守るため士郎家で桜を預かった状態での聖杯戦争序盤が描かれます。桜ルートですからね。
日常描写についてはただ桜かわいいな〜いい娘だな〜とだけ。
アニメ勢はほとんど知る事のなかった桜の人物像ですが、イメージのまんまで崩れることがありません。
そんな女の子に裏があるからこそなんでしょうけどね。この話。

しかし聖杯戦争は他ルートの展開とは大きくズレ始めます。
本来のアサシンが現れキャスターが早々に退場。
そのアサシンを討伐しに出たランサーも敗れ退場。
セイバーさえもがアサシンに敗れ退場と。

1章の見どころは間違いなくランサーとアサシンの対決だったでしょう。
ufotableが映画クオリティで織りなす戦闘シーンの激しさと画面の動きはもう言わずもがなですが、背景が特段エグかった。
冬木市の街中で戦闘が繰り広げられるのですが、高層ビル群や高速道路の描写がもうリアルのそれ。臨場感が違います。
一章の感想はこんなもんですかね。


一章では表の可愛い後輩である桜が描かれていましたが、二章に入っていきなり桜が裏で抱えるあれこれを士郎が知ることなります。Zero見てる人なら割と前提知識だったと思いますけど。
桜が抱える激重のあれこれを乗り越え、士郎と桜は結ばれることとなります。
雨の中桜を抱きしめ鍵を渡すシーン、演出も両声優の演技も素晴らしく普通に感動しました。桜から溢れ出る感情もそれを受け入れる士郎の覚悟も強く感じられます。

にしても桜の設定ってめちゃくちゃ攻めてますよね。
冷静に考えてここまでする?っていうくらい可哀そうでしかないものを抱えさせてられますし。
非処女のヒロインがいるだけで大炎上しかねないエロゲ業界に火の玉ストレートです。
それでも、あれだけいたいけで素直な少女が理不尽な運命を強いられているというギャップが感情移入させるのでしょうね。これで同情しなかったら人間じゃねえ…

そして、濡れ場が多かったのも二章でした。
二章はエロいらしい、友達と見に行って気まずかった、なんて前情報はあったのですが想像以上です。桜えっろ。
Fateはよく元はエロゲwなんて言われますが(事実です)、HFが一番ちゃんと元はエロゲしてた映像化だったのでは。
身体を重ねるうちに桜の正体に士郎が気付いていくというものですから外せなかったのでしょう。大事な描写ですね。
これを見たFateキッズ諸君の感想が気になるというのはここだけの話…バカにしてないですよ?

ただ、二章ではセイバーを失った士郎が結ばれた桜と聖杯戦争を離れて日常を体験したのちに戻るのかとてっきり思っていたんですけど全くそうでもなかったですね。
HF√は正義の味方から一人の女の味方になる話と聞いていたので、大切な人と平和な日々を過ごし大切さを確認した上で桜を守るために聖杯戦争の渦中に舞い戻るのかなと。
士郎の責任感と正義感の強さを舐めてました。そんな簡単に手を引く男じゃあなかった。
それでいて桜との関係性が互いの視点できちんと描写されているのは最高です。

かくして、二章一番の見どころもバーサーカー対セイバーオルタの戦闘で決まりでしょう。
ド派手もド派手超ド派手。大迫力の巨体を駆るバーサーカーとよくわかんないビームいっぱい撃つセイバーオルタ。この戦闘シーンでテンション上がらないはずがない。
1章2章共にそこまで映画館で見なくてよかったなと概ね思ってはいるんですけど、このシーンだけはかなり損した気分になりました。

ド派手大迫力なのはもちろんなのですが、個人的に良いなと思ったのがバーサーカーの身体の動きです。
サーバント1の巨体が撥ねては駆け飛んでは突っ込むわけなんですけれども、その一挙手一投足が全て荒々しさを感じられるんですよ。
殴りかかるときは全体重を乗せているのが伝わってくるし、空中でも姿勢制御なんて何も考えずに巨体を振り回す。
動物のような荒々しさと野生を感じる、ザ・バーサーカーの戦い方…カッコイイ。


桜と影が同化し物語はクライマックスの最終章へ。
クライマックスなだけあり戦闘シーンに次ぐ戦闘シーンです。映画館に行ってよかったし絶対映画館で見た方が良い。
戦闘シーンが長かったせいでしょうか、二時間の映画が1時間くらいに感じました。
ペースを完全に見誤って見終わった時買った飲み物が半分以上残ってましたね。
これが面白くてあっという間に感じたのか、内容が薄くて短く感じたのかは分かりません。

多くの戦闘シーンの中でも中でもテンションがブチ上がっては鳥肌が立つシーンが二つもありました。
一つ目はかなり序盤。見た人はお分かりでしょう、士郎対バーサーカーの対決です。
これがもう最ッッッッッ高。個人的三章で一番盛り上がったシーンいや、HF三部作を通して一番テンションが上がりました。
アーチャーの腕が移植された時点で分かりきっていた展開です。
それでも…それでも…熱い…熱すぎる…

士郎が腕の封印を解いた時流れ始めるEmiyaのイントロで身震いが止まりませんでした。
そしてアーチャー、英霊エミヤの「ついてこれるか?」の声。
カッコよすぎる!!!!!!!!たまんねぇよォ!!!!!!!!!!
僕はstay nightでアーチャーがぶっちぎりで好きなキャラです。
UBWの詠唱はカッコいいし、Emiyaを聞けばテンションが上がる。
どれだけ厨二病と言われようがカッコいいものはカッコいいんです。
そこに15歳も20歳も違いはありませんでした。

バーサーカーの宝具をトレースした士郎がバーサーカーを倒すのは一瞬であっという間でしたが、短い期間に詰められたスタイリッシュさに文句があろうものですか。
欲を言うならEmiyaを映画館の音響でもっと聞いていたかったですけどね。

これは後から友人に聞いた話ですが。
バーサーカーの宝具は9回連続で拘束に斬りつけるという能力を持っています。
それと同じものをトレースした士郎ですが、彼が手にしているのは贋作なのでランクが落ちる。そのせいで8回しか斬りつけられません。
その描写が、高速で斬りつけた時地面の亀裂が7つで、その後の1撃でとどめを刺すという形でされていたらしい?のです。
めちゃくちゃ素敵じゃん何それ。本当だったらなんて気の利いた設定の活かし方でしょう。
これが原作勢の特権ですか…ずるいぞ!

二つ目のテンション爆上がりポイント。これも安易に予想できるでしょう。
セイバーオルタ対ライダーです。三章の一番の盛り場として持ってきているのは間違いなくここ。
もう言語で言うことないですここに関しては。ufotableの全力を感じられるとにかく力の入った戦闘シーンとしか。
バーサーカーとオルタの対決が力と力のぶつかり合いだったのに対し、ライダーはスピードで戦い、オルタが翻弄されつつあるのが見て取れました。
HFを知らない人は僕含めここでライダーの株が爆上がりでしょうね。

他にも言峰対アサシンなんかも良かったですけど、この二つはちょっとレベチだったかなあ。

そっからは凛と桜がわちゃわちゃするんですけど、このタイマンまさかの凛有利になるという。
いやいやおいちょっと待てやと。
あれだけ「もう手遅れや!手が付けられねえ!最強すぎる!誰にも止められやしねえ!」って描写されてラスボスに相応しい形相だった桜が一魔術師に負けるんかと。
一応作中では、桜の魔力は無尽蔵だけど一度に放出できる量は変わんないから同じだよ~んってことらしいですけど、あまり納得できなかったというのが本音です。
あと宝石剣ゼルリッチとかいうの脳死で最強すぎませんかねこの武器…
桜が叫んでいた通りあんなんずるですよ。ズルリッチに改名しましょう。
一応、どうしても納得できなかったのでゼルリッチについて後で調べたらそこそこは納得できました。

凛が桜への姉妹愛に負けた後士郎が来て、桜をルールブレイカーで救って終わりやと思ったらなんか言峰がいて、言峰を殴り合いでしばいたらイリヤが身を賭して大聖杯を止めてくれて、エピローグが流れて終わり。
正直終わった直後は…よくわかんなかったとです。
凛と桜の対決から引っ掛かり始めてしまって終わり方にあまり腑に落ちなかったというのが本音でした。

特にエピローグが説明一切なしでまるで分らなかったんですけど、ここは型月厨が補完してくれましてですね。
最後士郎は大魔法Heaven's Feelを受ける→Heaven's Feelは魂を物質化する魔法、士郎は身体を失い物質となった魂だけが残る→どの型月作品にも共通して登場する蒼崎姉妹が一人蒼崎橙子が最高位の人形遣いであり、彼女が作り出した人形を凛と桜が手に入れる→その人形に士郎の魂を埋め込み士郎復活(身体が元と違うのでアーチャーの腕も元通り)→ハッピーエンド
とのこと。原作だとTRUEエンドがこの終わり方だとか。
こんなん解説無きゃ理解できるわけないよ…

最後に違和感を感じたのもそうですが、三章のピークであるセイバーオルタVSライダーからの展開の右肩下がり感が否めなかったのが結構残念でした。
どうしても最後の最後に一番の盛り上がりが欲しくなってしまうんですよねえ。
それプラス、士郎の見せ場がバーサーカー戦以降そこまでだったのも物足りませんでした。
セイバーオルタ戦もローアイアス出しただけですし(それでもそれがカッコよかったけど)桜を救ったのも突っ込んでルールブレイカー刺しただけだし、言峰とのクライマックスも殴り合いだけ。う~~~んなんだかなあ。
やっぱり主人公の見せ場というのが欲しくなってしまって、士郎のUBWを使ったガッツリ戦闘が終盤に一個欲しかったなと思ってしまいます。
言峰戦で殴り合う前とか、セイバーオルタ戦もゴリゴリに戦うとか(原作のある√ではオルタとバチバチに戦うらしい)。
ただこれを友人に話したら、言峰と士郎はあの時お互い満身創痍だったし、アーチャーの腕を移植したとはいえサーヴァントと人間が渡り合うのも設定的におかしいと言われてしまいました。確かにその通りだ。
普段設定厨気取ってる癖に、自分の都合のいいときだけ捻じ曲げようとするのは間違ってますね。

これも友人に後から聞いたのですが、HFのノーマルエンドではかなり違う終わり方みたいでして。
ノーマルでは最後にイリヤは現れず、「最も破壊力のある武器」としてセイバーのエクスカリバーをトレース。
士郎自ら大聖杯を破壊し、士郎は消えてなくなります。
桜は生き残りますが、帰らぬ士郎を待ち続けてよぼよぼのおばあちゃんになり√が終わる…と。

これ、めっちゃ良くないですか?
正義の味方になりたかった士郎が、大切な一人の女性を選んで切嗣とは違う道に進むで行くのがHF√。
にもかかわらず、最終的にやることは皮肉にもZeroの切嗣と同じ。
しかも破壊に使うのが自らが倒したセイバーの剣で、第四次の時とも同じなんて。個人的にはこっちの終わり方の方がずっと好きです。
無条件なハッピーエンドというのもどこか苦手ですし。
大切な女を守るために戦い、自身の賭して消える。
守りたかった桜は全ての呪縛から解放されたが、そこに士郎はいない。趣があると思います。
それでも、制作陣の方は桜に幸せになってほしかったんでしょうね。

以上、HF三部作感想でした。
最終盤こそ不満を挙げましたが、概ね大満足です。桜と士郎の描写がもっとあったら最高でしたけど尺的にどうにもなりませんし。
原作既読の型月厨の友人は大満足だったそうで、ボロ泣きしていました。
正直話の中身がなかったとしても、ufotableの美麗な作画と激しい映像をスクリーンで見られるだけで十二分すぎますし。それで話も面白いんですから満足しないわけがありゃしません。
あと音楽も良かったですね。
Aimerの主題歌は語ることなしの素晴らしい楽曲、Emiyaを棚に上げても戦闘BGMにカッコいい曲が凄く多くてそちらも気になりました。
具体的にはイリヤを連れて言峰と士郎が逃げるシーンと、セイバーオルタVSライダーの時のBGM。サントラ買いたいレベルで気になります。

あとこれ春に見たかったぁ~~~~~~~~~~~。
作品と季節の関係にうるさいのが僕なんです。見たのが春だったら最後のエピローグで湧き上がる感情もまた別の物だったと思います。
spring songという素晴らしい副題を付けた上できちんと4月に調整していたのに…おのれコロナ許せんマジで。

もう一つ余計なことを言うと、√単体で見るならば僕はUBWの方がやっぱり好きかなあ。
UBWの方が士郎が主人公している気がするし、盛り上がるシーンも多いですし、やっぱりエミヤが好きだから。
アーチャーが士郎本人だと分かった時の衝撃がどうしても勝ってしまいます。
好きなキャラ的にしゃあなしです。純粋に好みの問題だと思います。


最後に僕が伝えたいのは、この映画3本を見てHeaven's Feelというお話に感動したというより、Fate/stay nightというビジュアルノベルの完成度に感動したことです。

Fate√は把握してないので分かりませんが、UBWとHFだけでも相互に伏線を抱えて絡み合う繊細なシナリオ。緻密な設定を生かした展開の数々。
それがZeroにもガッチリ繋がっているもんですからとんでもありません。
その上、√によって活躍するキャラやサーヴァントは違えど、作品全体で各キャラの見せ場や活躍度がバランスよく作られている。キャラクターへの愛を感じます。

これが2004年発売ですよ?
そりゃあ売れますし人気になりますし軽い社会現象にもなるわけです。
Fateは文学と言われるのは原作をやったことないので分かりませんが、奈須きのこが天才なのは間違いないと声を大にして言えます。
僕はことあるごとにエロゲガーエロゲガーと言いますが、キャラゲーはあまりやらないし抜きゲーはほとんどやりません。結局はシナリオゲーのエロゲが好きなんです。
そのシナリオゲーが多く世に出される大きな転換点となったのがFate/stay night。そんな偉大な作品を楽しめたことに嬉しく思います。

HFを見て物語熱が爆上がりしました。
この熱が冷めないうちにたくさん摂取しようと思います。

オットセイに課金してもガチャは回せません。