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Xデザイン学校2021ベーシックコース#04(21/08/21)

4回目の講座の振り返り(気づきや学び)になります。
今回は「ユーザーインタビュー」の講義を聞いた後、チーム内で実際にインタビュートレーニングを行うグループワークを行いました。


見てから聴く

回顧型のインタビューでは正しい情報が得られにくいので、まず行動を観察してから話を聞く。インタビューではなく、エスノグラフィや行動観察が大事だよという話。(前回の講義を受ける前はエスノグラフィと行動観察の違いも分かっていませんでしたが、、)
実務では「まずはインタビューをしてみましょう」から始まることが多いのですが、これまでの講義の一連の流れからそれは誤りなんだな、と認識しています。(UXデザインに関する本やセミナーでもまずはインタビューから、が多いと思うのですが、これはインタビューの技法は色々な質的調査でも応用が効くため?)

インタビューだけしても新規事業のネタは生まれないよね、といった類の話も言われるとそうだよな、と思うのですが、こうはっきり言ってくれることはほとんど無いのでありがたいです笑

色々な質的調査の技法がある中で、質的調査の目的を意識し、どれが今の状況に適しているのか?判断して正しく実施できるように、一生学び続けるための土台を身に着けたいと思いました。
(イノベーションの機会を発見するためのアプローチは人にしかできず、今後ますます重要になってくる)

相手に内省させる

インタビューをする際に重要なこととしていくつかポイントを教えていただいたのですが、個人的にはこの”内省させる”という考え方が面白いなと思いました。
不動産屋や歯医者さんの例で、「どんなところに住みたいのか?」や、「病理の本質的な原因は何なのか?」といった"顧客が言語化できないこと"を理解するためには、相手に考えさせて答えてもらうことも重要なスキルの1つであると実感しました。

今回のグループワークではインタビューイを経験したのですが、自分の体験を内省化することで、自分が考えていたゴールとは違う所にゴールがあったんだと気づき、自分の中で考えて答えることの大切さが分かりました。
逆にプロ被験者だと内省せずに”こういった事を聞きたいのだろう”と思い表面的なことを話すようになるのかなと。

初めての料理で美味しい物は作れない

初めて作る料理で美味しい料理は作れない。途中で最後まで作ると不味いことが分かっていても、止めずに最後まで作り切る。そしてそれが不味くても食べる。
2回目に作るときはもう少し手際が良くなっていて、1回目よりは美味しい料理が作れるようになる。それを繰り返す。

この講義も料理と同じで、その都度その都度で何を学んだか?が大事で、自分たちのチームはその学びが足りなかった。
不味いだけならまだしも、このままだとチームのみんなで毒入りの料理を出しかねないので、思ったことはちゃんと言えるようにしたい。

最後に

講義を受け始めてから数ヶ月が経ちますが、徐々に自分の中の考え方などが変化してきているのを実感しています。(会社で普段やってることがまだまだ捨てきれていませんが・・・)

* 企業やサービスのビジョン・パーパスは何か?考える
* ある事象に対して、概念化して他のパターンに転移できないか?試す
* 戦略じゃなくて戦術になってるから上手くいってないのでは?と気づく
* この会社このままで良いんだっけ?と悩む(・・・)

来月から折り返し地点に入るわけですが、まだ講義は半分以上残っているので、これから自分がどのように変化していくのかも楽しみです。
ありがとうございました。

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